造り酒屋の果て無きモノローグ

10月から3月と1年の半分を拘束される悲しき家業に生きる者のモノローグ

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親方

毎年酒造りの季節になると、地方から出稼ぎに来る親方ご一行様。

彼らはいくら位稼いでいるかご存知ですか?
蔵によって異なるとは思いますが、親方クラスになるとだいたい一日あたり
2万円は稼いで行きます。各地の杜氏組合に所属している場合はそこで「相場」
のようなものが決められており、それに加えて経験や実績により上乗せされます。
有名蔵の元杜氏や金賞請負人のような受賞歴の多い方ではかなりの金額になると思います。
それに宿直手当やら、金賞受賞ボーナスでも出た日にはもう・・・

しかし彼らの収入はそれだけではありません。酒造りが終わると毎年失業扱いになり
失業保険を貰います。そしてまた酒造りの季節に雇われるのです。

さらにそれだけではありません。「出稼ぎ」というだけあって酒造りはあくまで副業。
本業で大抵、米や野菜などを栽培する農業を営んでおります。(失業保険を貰いつつ)
所得分配まではわかりませんが、本業、副業、失業保険と収入源はたくさんあります。

出稼ぎというと、寒い雪国で生活の糧も無く仕方なしに遠くへ働きにでるというイメージが
ありますが、自分の知っている親方たちは結構裕福ですよ。家もデカイし。
でも金にはホント細かいです。金に執着心がない出稼ぎの親方はほとんどいないでしょう。
酒造りのプロなんだから、それくらいは当然ですが、失業保険を彼らが毎年たんまりと
取るせいで、清酒製造業の失業保険の掛率は高いのです。
まああと20年もすればそんな親方達もいなくなるのでしょう。
それより清酒業界自体がどうなってるか不安ですが・・・

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