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東京都
吉祥寺にある
井の頭公園は
私の六年間の東京生活の中で
最後にたどり着いた
一番
大好きな場所だ
長野の自然に囲まれて育った私にとって
そこは都会のオアシスだった
毎日
太陽を浴びることなく
新宿のビルの中で仕事をしていた私は
次第に体中の神経がぴりぴりしだした
新宿駅ですれ違う人の多さには
いつまでたっても
なれる事なんて出来なかった
ちょうど
去年の今頃
私はついに お店で倒れてしまった
洋服屋で働いていた私は
新年早々
セールになった服を求めて
やってきた 大群のお客様の中で
ついに
精神崩壊してしまたのだった
もう嫌だ!!
逃げ込む場所なんかなくて
私は
慌てて フィッティングルームに隠れた
そのまま
大きな目眩に吸い込まれ
私は靴をはいたまま
小さなフィッティングルームに倒れた
息が苦しい
過呼吸だ
頭の中が もやもやして
ただただ苦しくて
突然 つられてしまった魚のように
私はもがいていた
一刻もはやく
ここから逃げ出したかった
安くなった服が欲しい!!!
女の
欲求の渦を間のあたりにしたとき
私はその欲求という大きな魔物に
まんまと やられてしまったのだった
意識が遠のいていく
その前に
見上げた天井
小さな小さな空間だった
何やってるんだろう
あたし
過呼吸になったのは
二年ぶりのことだった
もう限界だ
ここは
私のいる場所じゃない
就職して一年目のことだった
そして
私は
そのまま
もう二度と売り場に立つことはなかった
そして
本当に人ごみが大嫌いになってしまった私は
しばらく
電車に乗ることも
新宿みたいな都会に行くことも
出来なくなってしまった
閉鎖された空間を とても嫌うようになった
もともと
私の心は体にとっても正直だ
いやだと思うと
すぐ 具合が悪くなる
病は気からとは わたしのためにある言葉なんじゃ?と思うくらい
ストレスは 色んな形となって現れるが
私の場合
それは
過呼吸症候群として現れる
それは
その時がはじめてではなくて
東京に住みだしたときから 始まったもので
私は短期での仕事しか出来なかった時期があった
本当にしょっちゅう 過呼吸になっては倒れ
そのたびに 仕事を変えざらぬおえなくなり
精神状態はぼろぼろだった
東京に引っ越したのが2000年で
それからの三年間は
過呼吸とどううまく付き合っていくかが
一番キーワードとなっていた時期があった
精神安定剤がないと
仕事ができない
休みたい
でも
休んでしまったら
お金がなくなる
お金がなくなったら
どうしよう
今振り返ってみると
なんでも
がんばりすぎていた
まじめに考えすぎていたし
心に 余裕さがなくて
神経がいつもぴりぴりしてて
いっつも眉間にしわがよっていたっけ
そのころの私を
私は今
おおきく抱きしめてあげることが出来る
過呼吸には
もう
わたしは
じゃあね ばいばい
ができている
それは
日本から抜け出し
体中で太陽と自然とをいっぱい吸収したあの
インドネシアの30日間の旅のおかげだ
あの旅で
わたしは
おおきく生まれ変わることが出来たのだった
どうしてあの旅が私を変えたのか
たぶん
私は
たくさん 感動 したからだと思う
感じて 動く
自分の心にうそをつかずに
行きたいところへ行って
やりたいことして
沢山食べて
沢山泳いで
た〜くさん笑った
そして
日本にいたときの窮屈な生活を思い出しては
あたし馬鹿だったな〜とか
なんであんあことで悩んでたのかな〜
とかいって 笑ってた
精神安定剤は もう必要ない
もし
今
過呼吸症候群で悩んでる人がいたら
思い切って
そのストレスの元となってる何かを
ぽ〜いって
遠くのほうに 放り投げてしまうことを
お勧めしたいな
私は仕事をやめることに
いつも罪悪感を感じていた
逃げ出してる自分が目に浮かんで
周りからもそう思われてる気がして
いっつも無理してた
でも
そんな罪悪感はいらない
無理なものは無理!!
いいじゃないですか
それで!
生活はいつだって
チェンジしていくものだ
自分の道は
自分次第だし
誰がなんといわれようと
自分のものだ
そして自分を苦しめてしまうのも
自分だ
自分にやさしくしてあげられるのも
自分だ
わたしに必要なものは
サンサンと輝く太陽に
偽りのない自然の笑顔だ
そして
好きなことをやる時間
嫌いなことからは 逃げ出したっていいじゃないか
と 思うし
やりたいことに集中する時間のほうが
よっぽど大事で
仕事は ほどほどにしている
稼いだぶんだけ 使うというシステムはやめにして
無駄な贅沢をやめ
あるものを大事にし
お金よりも自分の時間をもつ生活に
今はなっている
月に何万も洋服代につぎ込んでいたあのころが
本当にもったいなかったな〜と反省しているが
その時買った洋服を
今でも大事に愛用しているので
よしとしよう
もし
たまたま
過呼吸で悩んでて
今
このブログにたどりついてくれた人がいたら
私は あなたに伝えたい
泥んこまみれな 野菜が
一番
おいしいのさ
そして
縛られてる何かから
身を引いて
バックパックに荷物をつめて
さあ
行きたいところに
いってしまおう!!
風に
のっかちゃおう!!
そんな簡単にいっても
お金の問題やら なんたらこうたら
と
きっと色んな問題が付きまとってしまうのは
仕方ないところ
でも
本当に旅はおすすめだ
特に
日本を一度でて
自分が今いる現状からすっぽり抜け出してしまうこと
言葉も文化も違うところで
新しい発見に驚き
そこでしか見ることの出来ない景色に感動し
そこへ行ったからこそ出会えた人との時間を楽しむ
そして日本ではない国の人が
どんな気持ちで仕事をしているのか
どんな問題で頭を悩ましてるのか
見てみるのも大切だ
私はバリのUBUDで
洋服屋の女の子が
暇な時間に
お店の床の真ん中で寝ていたのを
見たとき
最初目が点になった
具合がわるいのか?!と一瞬思ったが
ただの昼寝だった
日本では絶対 考えられなかったことだった
自分も同じ仕事をしていたけど
そんなことしたら
一日で首だろう
ゆっくり
のびのび
仕事をする
でもしばらくしてそんな光景にもなれてしまった自分がいた
そんなカルチャーショックは
わたしに
また
心の余裕ぽけっとを 広くしてくれた
どこにいたって
自分は自分だ
旅にでたって
自分は自分だ
でも 環境がちがうからこそ
日本にいるときのもがき苦しんでいる自分を
客観視できる
絶好のチャンスだ
大丈夫
あんなに弱かったこの私が
今じゃ
野生化 なんてたくましい女!!
(ま 逆に 問題ありかもですが)
過呼吸症候群
急いで直す 必要はない
きっとあなたにも
脱皮できるときがくる
それを乗り越えたとき
きっと
あなたは
いまよりもっと
本当の自分に なっている
過去の窮屈な私へ
ノーメイクの私より
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