星の彼方

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エピローグ

2人は今、親友として同じクラスで受験に向かって勉強をしている高3。
あの日から、2人の距離はぐっと近くなったのだ。

以来、俺と架蓮は度々一緒に遊んでいる。
あの頃はまだ保育園だった優哉と結衣も、今は小学1年生。
時たま、その2人も混ぜて4人で遊んでいる。
でも、俺はそれで満足していた。

だって・・・・・・
あの日から、僕は本当の君(架蓮)を知った気がするから。
本音で語り合える・・・・・・
――――――*君に逢えた*――――――
                  気がするから。


いつか、好きだと言える日が来るだろうから・・・・・



               ♯♪♯ END ♯♪♯

最終話

「ふふふ。 皆ああ言ってるよ?淩峯君。」
『別にいいよ。 な、優哉?』
「うん。 それに龍嗣兄ちゃんは、人気なんだね♯♪♯」
『そ〜かな〜? そんな風に思ったことないけど・・・・・』
「結構人気よ? ね、そのゼリーって淩峰君の手作り?」
『そうだよ。 ・・・・・今思ったんだけどさ、淩峰君ってかったるいから龍嗣でいいよ***』
「そう? じゃあ、私も架蓮でいいよ。
あっ。 龍嗣君の手作りゼリーも〜らい。」
そう言って優哉の手元にあったパックから、スプーンでゼリーをすくってる架蓮は可愛かった。
「このゼリー・・・・・・ スッゴイおいしい。 お弁当の中に入っていたお料理もおいしいし。」
子供みたいに言う架蓮を見てて、龍嗣は嬉しくなる。
『何なら今度、架蓮のセレクトで好きな味のゼリー作ってこようか?』
「ホント!? ありがとう。」
無邪気そのもので喜ぶ架蓮を見ていると、優哉に似てる気がした。
『ん。 で、お味は何がいいですか?お姫様。』
調子に乗って髪を掬い上げながら聞いた。
「お姫様って・・・・・・・ 龍嗣君オーバーだよ。」
少し照れたように、髪を後ろにやりながらいった。
『アハハハハ で?架蓮は何味がいいの?』
笑って誤魔化しながらもっかい聞いた。
「え〜〜〜。 じゃあ、私もオレンジで。」
『OK. 明日は、2人とも弁当にオレンジゼリーだな。
架蓮の弁当も作ってきてやるよ。』
「架蓮お姉ちゃん、そうしなよ。 だって、龍嗣兄ちゃんのお弁当はスッゴクおいしいんだから♪♪♪」
『そうそう♪♪ 2つ作るも、3つ作るも一緒だし***』
完璧に、いつもの俺が壊れてる。
教室にいるほとんど全員が、目を点にしていた。
「今日の龍嗣君。 いつもと雰囲気違うね。」
架蓮が、驚きながら聞く。
「ううん。 龍嗣兄ちゃんは、いつもこんな感じだよ♪♯♪」
優哉が不思議がって答える。
少し首を傾げたその姿は、可愛かった。
『・・・・・優哉といる時は、いつもこんなんだけど。
学校と、優哉に接するのとじゃ態度変わるだろ?』
“何てこと無い”と言うように、龍嗣があっけなく言った。
「あっ、やっぱり? 私も、学校にいるより結衣と居るほうがずっ・・・とテンション高いもん。」
架蓮も同じらしく、幼稚園の子供を相手にするのと高校生相手にするのでは、変わるらしい。
そんな風に会話をしていた。

本編19

あっという間に午前の授業は終わり、昼食兼休憩時間。
龍嗣は優哉を架蓮に預けて、購買のパンを買って教室に戻った。

予想はしていたが、やっぱり見るとちょっと引く。
優哉の周りには、女子や男子・・・・・つまりはクラスの奴が大勢いた。
『お〜い。ちょっと通せ。 優哉、あっちで弁当食うぞ。』
人を掻き分けながら優哉の所にたどり着いた龍嗣は、“弁当”という言葉で優哉をつった。
「龍嗣兄ちゃんのお弁当♪♪♪」
首にかじりついた優哉をぶら下げたまま、自分の席に戻った龍嗣はふと思いついて声をかける。
『瀬名波さんも一緒に食べる?』
本日2回目、駄目元の誘い。(?)
「えぇ。 優哉君がいつも言ってる淩峰君手作りのお弁当も気になるし。」
笑いながら移動してきた。
『へぇ。 優哉は、瀬名波さんにはいろんな事話してるんだ。』
「うん。 だって、架蓮お姉ちゃん優しいんだもん。」
かくして、絶大な人気を誇る瀬名波架蓮・自覚はあまりないが女子に人気の淩峯龍嗣・
愛くるしい顔立ちでクラスの奴らを虜にした藤崎優哉と言う、眩しく輝かしいばかりの3人グルーぷでの昼食が始まった。

うらやましがる者、多数。
声をかけようとするが、眩しすぎて挫折する者、多数。
教室に居辛くなって出て行く者、多数。

「龍嗣兄ちゃんのお弁当。 僕が食べていいの?」
無邪気に聞いてくる優哉はもの凄く可愛かった。
『いいよ。 と言っても、全部は食べきれないだろうけど。』
笑いながら返す。
「あっ。 私も食べてみていい? 優哉君がいつも自慢する手作り料理を食べてみたいから。」
目を輝かせて聞いてくる架蓮。
『ど〜ぞ、ど〜ぞ。ご自由に。』
そんな架蓮に笑いながらOKを出し、優哉の鞄の中から弁当箱を探り出す龍嗣。
『やっぱな。 優哉、別の箱に入れといたゼリーが無事だけど食べる?』
聞いた瞬間に顔を輝かせて、満面の笑みになる優哉。
「食・べ・る♪ 何味?」
1文字ずつ区切る優哉は実に楽しそうだった。
『ん〜〜〜何だったっけ? そうだ。優哉の好きなオレンジ♪♪♪』
優哉に合わせ、変なテンションになって話す龍嗣。
傍から見たら、意外な一面だろう。
いつもは、少しクール目のキャラで通ってる。

「えっ? あれが龍嗣君? 信じらんない。」
「龍嗣君って、もっとクールなキャラじゃないっけ?」
「でも・・・・ そんな龍嗣君も素敵。」

などと言ってる女子の声が聞こえた。

本編18

ガラガラガラッ

「お・・・・ん? おう、淩峯か。怪我はもう平気なのか?」
授業中にいきなり入って着た奴に、ガン飛ばそうとした国語の片桐先生だったが、
龍嗣だと分かると、逆に怪我の心配をした。
『まぁ。まだ少し痛みますが。 優哉、こっち来い。』
龍嗣は、優哉を連れて教卓の前に立った。
「おい龍嗣。 そのチビ誰?」
椎原が容赦なく聞いてきた。
『こいつは優哉。 俺が今預かってて、弟みたいな感じの奴。
今日1日は、学院内・・・・・というか俺の周りにいるが、皆よろしくな。』
優哉の説明を軽くすると、あらかじめ学院内をうろつくことを言った。
「ねぇ、淩峯君。 その子が朝言ってた優哉君?」
聞いてきたのは、朝に優哉の事を聞いてきた木崎だった。
『そうだけど?』
「思ったより可愛い子ね。」
木崎は、首をすくめて言ってきた。

「あれ? 優哉君じゃない。」
突然、瀬名波さんが声をあげた。
「あっ。 架蓮お姉さん。」
優哉が気づいたらしく、今まで黙っていたのに声をあげた。
『?? 優哉、瀬名波さんの事知ってんの?』
頭に?マークを浮かべながら聞いた。
「あ、うん。 同じクラスに瀬名波結衣ちゃんって子がいるんだけど、そのお姉さんなんだ。
いつも、迎えに来る親が遅い僕を心配して遊んでくれるんだ♪♪♪」
優哉は明るい声で答えた。
『ふ〜ん。  いつも、優哉がお世話になってます。』
「いえっ。 こちらこそ。
・・・・・でも、淩峰君って優哉君のお兄さんじゃないでしょ?」
思わず言ってしまった龍嗣に慌てて返すものの、不思議がって聞いてきた。
『思わず。 優哉はよく預かる事があるから、ホントに弟みたいになった。』
そんな他愛のない会話をしていたら、片桐先生から叱咤の声が飛んだ。

「そろっと授業再開したいんだが・・・・ いいか?」
『すいません。』
自分の席に座った龍嗣は、勉強道具を出すと、自分の膝の上に優哉を乗っけた。
その姿は非常に愛らしく、見とれてしまった女子多数。
その姿が眩しすぎて、目をそらし続けた男子多数。
肩の心配をする者、若干名。

本編17

コンコンッ

「どうぞ。」
『失礼します。』
校長は、龍嗣の姿を確認すると安堵した表情を浮かべた。
「淩峯君か。 来る途中で騒ぎはなかったかい?」
『いえ。 今のところ、校内ではまだ何も。』
「そうか・・・・ それで? その子が問題の子かね?」
龍嗣の答えに相槌をうった校長は、優哉に顔を向けた。
『そうです。 藤崎優哉といいます。』
答え、優哉の名前を言った龍嗣に顔を向けると、校長は椅子から立ち上がった。
校長がこっちに向かってくるのが分かった優哉は、龍嗣の足の後ろに隠れた。
「優哉君。 ここは本来、君みたいな保育園生が出入りする場所じゃないんだ。
それは分かるかね?」
優哉の目線にあわせた校長は優しく聞いた。
「う・・・ はい。」
優哉は、“うん。”と答えそうになったのを寸前で“はい。”となおした。
「よし。 いい子だ。」
そういった校長は、優哉の頭を撫でた。
「淩峯君。この子は聞きわけが良さそうだ。
今日1日、特別に優哉君をこの学院にいる事を許そう。 ただし。騒ぎを起こした場合はすぐに帰ってもらう。」
龍嗣に顔を戻した校長は、厳しい顔をして言った。
『ありがとうございます。
勝手に騒ぐのはどうしようもありませんが、それ以外の騒ぎは起こさないよう細心の注意を払います。』
頭を下げお礼を言うと、ポケットから学生証を取り出し校長に見せながら誓った。
『それでは、失礼いたします。』


校長室を出た龍嗣が向かった先は、保健室。
「龍嗣兄ちゃん? どっか怪我してるの?」
『ん? ちょっとな。

泉水先生いる?』
「あら、淩峯君。 戻ってきてたの?」
『湿布貼ってもらいたいんですけど。』
そう言い出すと、“そう言えば。”という顔をした。
「まだ、治っていないのよね。 分かったわ、肩を出して。」
泉水先生に湿布を貼ってもらった龍嗣は、優哉が泣きそうな顔をしてるのに気がついた。
『ん? 優哉どうした?』
「龍嗣兄ちゃん・・・・・ 肩怪我してたのに、優哉の所に来てくれたの?」
今にも涙が零れ落ちそうなくらいに涙をためて聞いてきた。
「どこ行ってたかと思ったら、保育園に行ってたのね・・・・・」
優哉の姿を確認すると、泉水先生はあきれた声をあげた。
「そうなのよ。 この人ったら、自分が怪我をしてて肩痛いのに、貴方のためにすっ飛んで行っちゃったのよ。」
泉水先生が、呆れそうな位優しい明るい声で言った。
『ほら優哉。 もう行くぞ。』
そうやって、これ以上優哉が泣かない様に話をずらした。
『これから教室に行くけど、保育園よりずっと大人しくしてんだぞ**?』
ちゃんと忠告もして。
「うん。これ以上、龍嗣兄ちゃんに迷惑かけないようにする。」
保健室を出て教室に向かっていた龍嗣だったが、心の中はもの凄い嵐が巻き起こっていた。

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