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表紙:スプリングフィールドXDM
『スプリングフィールドXDM XDの上位機種』
スプリングフィールドXDといえば今やかなりの人気を誇る自動拳銃だが、
元はクロアチア・IMIメタル社のHS2000自動拳銃である――って今更書くまでもないか。 HS2000を初めて見た(月刊Gunで)時は「なんだグロックのパクリか」という感想を抱いたが、 記事によれば同社は経験が浅いため、大ヒット作であるグロックを参考にしたそうだ。 一からやるよりは何かを参考にした方がいい。もちろんグロックとの違いも多いが。(金属パーツの多用など)
大きな違いといえば、ストライカー方式とSA(シングルアクション)を組み合わせたシステム。 安全性は長いトリガートラベル(引き金を引く長さ)とトリガーリセット(撃発後、発砲可能になるまでに必要な 引き金を戻す距離)、AFPB(オートマチックファイアリングピンブロック)やグリップセーフティで補われている。
筆者曰く、S&W−M&P等を考えればこのSA方式採用は先見の明があった、とのこと。 (ただ、M&PもXDも「シングルアクションですよ」とは主張していなかったような……)
こうして出来上がったHS2000はクロアチア国内で採用され、99年にはアメリカでも販売開始。
当初は無名だったが、記事によれば「品質と(発売当初は)四百十九ドルという安さ」で注目され、 そこに当時拳銃分野は“弱かった”スプリングフィールドアーモリーが声をかけ、XDが出来上がる。 (なんで銃器分野では「これまで銃器を開発したことのない〜」的な会社が成功するんだろうね? グロックとか)
そんなXDの上位機種が、今回のXDMとなる。(XDの生産自体は続けるので『後継機種』ではないそうだ)
XDがカバーしていなかった銃身長(四・五インチ他、棲み分けの意味もあるそうだが)や装弾数の向上、 また今では必須といっていいかもしれない交換可能なバックストラップの装備等。
細かいところでは、初期分解に空撃ちが必要なくなったり、アンビのマガジンキャッチの形状変更だったり。 そしてある意味で一番大きい変更点が、トリガートラベルとトリガーリセットの短縮。
安全性という意味ではともかく、長いトリガートラベルとトリガーリセットは特に速射で劣る。 これだけ至れり尽くせりで値段は(9mmパラ四・五インチモデルで)六百九十七ドル。 XDサービスモデルで五百四十九ドルだから百五十ドルほど上昇しているが、 それでもグロックシリーズとさほど変わらない。(グロック17Gen4で六百四十九ドル、Gen3で五百九十九ドル) そこそこ以上の性能で値段もお手頃となれば、そりゃグロック並みかそれ以上に人気が出る訳だ。 (全米百箇所以上の警察で、XD/XDMが支給もしくは個人購入での携行許可が出ているそうだ)
これからも様々なバリエーションが出てくるだろう。楽しみだ。 (性能はウィンチェスター115grFMJで最小四十mm平均五十mm、PMC124grJHPで
五十八mmと六十九mmになっているが……テスト条件くらい書いておけよ、せめて距離くらいは。
ジャムは、三百発ほど撃ってもなかったそうだが)
『ショット・ショー2012 セキュリティ&ディフェンスレポート』
今回はセキュリティとディフェンス部門を中心にレポートしたそうだが、ARクローンの多さにうんざりしたとか。
気になったものいくつか。 クーナン357マグナムオートマチック
外見はM1911に近いが、357Mag七発の自動拳銃クーナン357。生産が打ち切られていたようで、 今回再登場したとのこと……まぁこれならデザートイーグルの方がいいかな。装弾数的にも。
ガンルーム社製モデルバッド・ニュースURGセミオートマチックライフル
外見はM16系だが、全長千二百十九mm、銃身長六百六十mmとかなりの長大さ。 338ラプア仕様(オプションで300WinMag)。装弾数は五発(ボックス弾倉)または十発(ドラム弾倉)。 何がバッド・ニュースかというと、「バッド・ニュース・フォー・バッド・ガイ」(悪党への悪い知らせ)の短縮形。 (「普通なら射程外の悪党も安心できない」という意味が込められているそうで) ……このネーミングは好きだわ。 アダプティブ・タクティカル社製アダプティブ・タクティカル・システム
現代においても人気の高いチューブ弾倉式ポンプアクションショットガン。 しかしコンパクトにするにはチューブ弾倉も短くしなければならず、結果的に装弾数は減る。 そこを何とかしようとしたのか、このシステムはポンプアクション式のショットガンの下部に、 ボックスマガジンやドラム弾倉を取り付けられるようにした……SPAS15でよくない?
『SIGSAUER-P220SuperMatch』
SIGのPシリーズといえばSA/DAデコッキング機能付きというのが一般的だが、
今回のP220スーパーマッチはSAO(シングルアクションオンリー)。 このSAOシステムはMEUSOC(海兵隊遠征部隊特殊作戦対応部隊)用として開発されていたそうだ。 スペックの関係で候補から除外された後も開発し続けた結果がスーパーマッチだそうで。 ちなみにP220マッチシリーズは、45ACP、五インチ銃身、フルアジャスタブルのリアサイトを持つが、
元々はデューティ・ガンとして開発していたとか。そのため軽量のアルミ合金製フレームが採用されている。
(結構前から開発していたんだろうけど、デューティガンとしては“やりすぎ”じゃないのか……?)
装弾数は八発。サムセーフティは上げてオンになるタイプで、セーフティポジションでもスライド操作が可能。
精度(十五ヤードベンチレスト、五発の内二発を除く)
ブレーザー230grFMJ 最小三十一mm 平均三十七mm ウルフ230grFMJ 三十六mm 四十二mm S&B230grFMJ 三十五mm 三十九mm ウィンチェスター230grJHP 十三mm 十四mm マグテック200grLSWC 十九mm 二十二mm もちろんマルファンクションはなし。(二百発撃ったそうだ)
この性能でお値段千三百七十五ドル……M945よりいいなぁ。
今回はこんなところ。
後はAKS47やFALなど……楽しめる内容だった。が、まだ定期購読への踏ん切りはつかない。 あと細かい話だが、実射テストの条件くらいは書いておけよと。結果を載せるならなおさら。
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XDMはグリップの一部が交換出来ますからしっくりくるのを選べれますよね。
最後の文からするとアサルトライフルは有名なところできましたね。
2012/4/1(日) 午後 8:42 [ 西条 常輝 ]
バックストラップの交換機能は今や必須なんでしょうね。
2012/4/1(日) 午後 10:25
実はまだ未読です(笑)
XDは元々シボ加工だか何だかで「45ACPダブルカラムの割には比較的握りやすい」と評判だった筈でしたが、それでも更にバックストラップを交換可能にしたんですね。
2012/4/2(月) 午前 0:26 [ - ]
「個々人の手の大きさ等に合わせて交換可能」というのは今や『売り』ではなく『基本』なんでしょう。
2012/4/2(月) 午前 0:39