アメリカのような銃社会で、早急に議論されるべきことは何か?
「
武装した犯人をいかにして無力化するか」という問題もそうだが、
いまだ答えの出ない「
犯罪者が所有する武器をいかにして減らすか」も避けては通れない問題だろう。
(なぜか銃規制派の方が、後者の問題に対して真剣に取り組んでいないような気がするが……)
そしてこれら二つの点を考えると、ある一つの大きな問題が浮かび上がってくる。
それは「武装した犯人から、いかにして善良な一般市民を保護するか」。
通報から警察官が現場に到着するまでのレスポンスタイムは、決してゼロにはならない。
そして犯人が銃器を所持している場合、たとえそのレスポンスタイムが僅かなものであろうと、
犠牲者の数はあっという間に増えてしまう。
そのような状況で、いかにして犠牲者を減らすか。
アメリカ・オクラホマ州のProTechという会社が開発した防災/防弾ブランケット『Bodyguard Blanket』は、
その一つの答えとなるかもしれない。
動画を見る限り、大して厚みもなく、重量もそこまで重くはないこのブランケット。
しかし二個目の動画を見れば分かるとおり、
一般的な拳銃弾や散弾を楽に停められるだけの
防御力を持っている。さすがに12ゲージOOバックを食らうと凹みも大きいが、
その散弾を何の防御手段もなく人体に食らうよりは遥かにマシだ。
竜巻対策(飛散するガラス片等に対して)にも使えるそうだが、そちらならほぼ万全だろう。
「拳銃弾、散弾に対する防御力」と聞くと低そうに思えるかもしれないが、
犯罪に使われやすいのは「扱いやすくて隠し持ちしやすい」拳銃
なのだから、無駄にライフル弾対応などとして重く扱いにくくするよりはいいはずだ。
(あのコロンバイン高校銃乱射事件でも、多用されたのは拳銃弾だった)
ただし
あくまで重要部位を護るという考えからか、盛大に側面がカットされている。
ボディアーマーと同様「
全てを護ろうとすると着用しづらくなる」のだろうが、
この点はいささか不安にも思える。
ただまぁ、
これを使う状況となれば「多数の生徒が、壁際に頭を向けて、一斉に蹲る」訳だから、
そういう状況なら側面をわざわざ防御する必要性は薄いかもしれない。
「こんなのひっくり返されるんじゃないか」という意見もあるが、
往々にして暴走した襲撃犯は適当に銃を乱射しまくるのが常であるし、
その例に当てはまらない、わざわざトドメを指すような襲撃犯であったとしても、
うずくまった相手をひっくり返すなり、また側面を狙うようなことをしていれば、
警察官が到着するまでの時間をかなり稼げるだろう。
個人的には、現場に最初に到着して事態に対処しなければならない警察官にとっても、
こういった防弾ブランケットの配備はありがたいものと思われる。
小学校のような場所で襲撃犯と対峙するとなると、ほぼ必然的に銃撃戦となる。
護るべき対象がこうして流れ弾や跳弾から身を護ってくれるのであれば、心理的負担は小さくなる。
ただし気になるのは、
「襲撃犯に対して格好の盾を与えることにならないか」という点。
盾単体で見たとしても「レベル3Aクラス」で、広げて縦にすれば防御面積はかなり大きい。
さらに、適当な学生を見繕って、これを装備させた上で盾にしてしまえば……?
もはや凄腕のスナイパーでも呼ばないといけなくなるだろう。
コストも低くなく、問題点も多いが、それでも一つの手段としては使えるはずだ。
余談
「まるでマグロの寿司だな」と最初に言った人間を尊敬する。
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