ちょっと前に見かけた動画があちこち広まりだしていたので、便乗して更新してみる。
ドイツLahner Tacticalのl『X-Carrier』は、二枚の防弾パネルから成り立つ。
重量5kgの二枚の防弾パネルは、
クラスⅢAの防弾性能を持っている。
(クラスⅢA……大抵の拳銃弾を防ぐことができる)
また、動画を見る限りはある程度の防刃性能も備えているようだ。
防弾チョッキやボディアーマー等は、クラスⅢAという比較的高クラスな防弾性能であっても、
防刃のクラスはそんなに高くないことが多い。
最近の防弾チョッキならば、厚みを増やしたり繊維を改良したりして防刃性能を高めているものも多いが。
通常時は二枚が少し重なり合った状態になっており、
僅かな動作で防弾パネルがずれ、
広い面積がカバーできるようになる。動画を見た限りでは、
『目から下、胸部に腹部、腰や太腿』を纏めてカバーできるようだ。
これは、
人体の急所のほぼ全てを満遍なくカバーできるということ。
頭部や胸部は言うまでもなく、腰や太腿もかなりの急所であるから、これをカバーできるのは大きい。
二枚のパネルを分離させて二人で一枚ずつ構えることもできるようだが、
当然この状態だとカバーできる面積は半減してしまう。
それでも上半身の殆どをカバーできるのはすごいが。
そしてこの防弾シールドで特筆すべき点は、
『ボディアーマーにもなる』ところ。
よくある防弾チョッキと同じように、
体の前後にパネルを置いて、後はマジックテープで留めるだけ。
側面ががら空きなのが気になるが、まぁそこはトレードオフということで。
個人的感想
クラスⅢAという防弾性能とある程度の防刃性能を兼ね備えているということは、なかなか高性能。
防御面積も広いので、これがある状態とない状態とでは、心理的にもかなり差が出るだろう。
「持ち運びしやすくて展開も速い」ということを考えると、想定としては『護衛』や『パトロール』、
それも「普段は重装備できない、もしくはしたくない」ような任務辺りか。
最新のボディアーマーなら似たような性能のものもあるし。
ただ、5kgの重量はそこまで重くはないが軽くもない。
片手でこれを持ちながら動き回るのは……どうだろう、訓練していれば大丈夫なのだろうか。
かといって二人で一枚ずつ構えると、せっかくの防御面積が半減してしまう。
想定から考えても長期戦ではなく短期戦向きか。
それと「持ち運びしやすい」といっても、そこからシールドに展開させる速さを見ると、
なんというか「
もう少し工夫して早く出来ないか」と思ってしまう。
単純に「隠して携行しやすい防弾シールド」として比較すると、よくある既存の
「
展開したら防弾シールドになる鞄」的なものの方が良く見える。
そしてボディアーマー形態だが……着込んでいる手間を考えると、
「普通のボディアーマーでいいんじゃ……」とつい考えてしまう。
ましてや、割り切りすぎなほど無防備な側面を見てしまうと……
まぁ「普段ボディアーマーを着用できない人間向け」と言ってしまえばそれまでだが。
こういう装備は大好きだけど、たぶん流行らないだろうなぁ。
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