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ラジオは、アルバムを頻繁に流していた。どの批評も好意的だった。 僕を含めたごく一部の人間が待ち望んでいたカムバックのお膳立てが整ったようだった。 その時、唯一つの暗雲は「Love And Mercy」が出た同じ日にビーチ・ボーイズが 「Kokomo」をリリースしていたことだった。 ボーイズのレコード会社は、プロモーションに金をふんだんに使っていたし、 MTVはビデオ・クリップを繰り返し流していた。 ・・・数週間もたたない間に「Kokomo」が1位になった・・「Good Vibration」以来 初めてのビーチ・ボーイズのNo.1シングルだった。 ビーチ・ボーイズは有頂天だった。僕は悔しかった。 ・・・「Kokomo」がばく進する一方、「Love And Mercy」は全国のラジオ局の プレイ・リストから消えた。 「ブライアン・ウィルソン自叙伝」より 88年、坊主頭のガキンちょだった私は「Kokomo」と映画「カクテル」に夢中でした。 もちろん、そのPVに「天才」の姿がなかったことや 「天才」初のソロ・アルバムがリリースされていたことも知らずに。 それからこのアルバムにたどり着くまでには約10年の歳月を要してしまいました。 1. Love and Mercy 2. Walkin' the Line 3. Melt Away 4. Baby Let Your Hair Grow Long 5. Little Children 6. On for the Boys 7. There's So Many 8. Night Time 9. Let It Shine 10. Meet Me in My Dreams Tonight 11. Rio Grande 88年6月15日、不安に駆られながらも、 初めてラジオからこの曲が流れるのを聴いたブライアンは、 曲が終わった後、DJがこう語るのを耳にしたそうです。 「この曲は出たばかりの新曲です。けれど、昔からの気心の知れた友達のような 気がしても当たり前。この曲を書き、歌い、全楽器を演奏している人こそ、 長い間、ビーチ・ボーイズのために同じような役割を果たしていたその人です。 青春をサウンドトラックに綴り、多くの共感を呼んだその人です。」 「・・・そう、ブライアン・ウィルソンです。」
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これはリアル・タイムで買いました。もちろんアナログで。
アナログのジャケにはCDには無い(と言うか出来ない)装飾が施されてました。説明が難しいのですが、コーティングがしてある所としてない所があり、してない所に音符のコーティングが施されてました。
内容は本当に最高でした。特に「Melt Away」は涙無しには聴けない名曲です。
2008/3/18(火) 午前 0:40 [ nightfly55 ]
このDJは本当に素敵なことを言いましたね。何かジーンときます。「Kokomo」は映画もヒットしたから…。でも、私もこの曲が大好きです。
2008/3/18(火) 午後 7:09 [ - ]
davidさんはアナログでしたか〜さすがですね。
「Melt Away」はどことなく「神のみぞ知る」を髣髴とさせる名曲ですね。
このアルバムも世論の扱いが軽い気がしますが、気のせいでしょうか?
2008/3/18(火) 午後 10:52
myuさん、私はこの映画のヒロイン、
エリザベス・シューちゃんのファンでした(笑)
この言葉、それまでのブライアンの苦悩と葛藤を思えば思うほどしみじみしてしまいます。
2008/3/18(火) 午後 10:55
当時、「精神科医の影響で作られた曲だ」との非難があったせいで、またたく間に、悪評となったようです。しかし、「Love And Mercy」、「Melt Away」のこの世のものとは思えないほど美しい曲を私は断然支持します。TBさせていただきます。
2008/3/18(火) 午後 11:14
天才となんとかは紙一重とは言うけれど、ブライアンもその例外にもれないほどの天才だと思います。
私の場合は「PET SOUNDS」に尽きてしまうのだけれども、このアルバムが出たときは歓迎したなぁ。
ようやく帰って来たねという感じでしたよ。
2008/3/18(火) 午後 11:17
ジェンさん、TBありがとうございます!
私の持っている上に書いた本にも精神科医ランディとの確執が細やかに記されています。
昔から取り巻きに恵まれない中、天才性を如何なく発揮したブライアン。人類の奇跡と言っていいでしょう。
2008/3/19(水) 午前 0:03
こーぢさん、「Today」「Summer Days」「Pet Sounds」あたりは私の人生のサウンド・トラックです。
この人が関わる音楽にはホント神がかり的なものを感じずにはいられません。
2008/3/19(水) 午前 0:06
「ココモ」はヒットしましたね。よく憶えてます。嫌いではありませんでしたがさして好きでもなかったですかね(^^;
ブライアン・ウィルソンも神格化されたミュージシャンですし尊敬してます。彼の創る音楽の大ファンとは言えないまでもその素晴らしさはロックファンとして十分認識してるつもりですが、自叙伝にまでは手が伸びない。。。ぐらいの距離でしょうか?
このアルバムも発売当時に聴いてましたがここ最近耳にした記憶がありません。。。
『スマイル』は聴けただけで感激でしたしボーイズ時代のセルフカヴァーアルバム『駄目な僕』が好きですね。今度これも聴いてみます。
2008/3/19(水) 午後 1:33 [ ekimaejihen ]
駅前さん、「Kokomo」は作曲陣が豪華メンバーですよね。
スコット・マッケンジーまでが加わってるのがスゴイです。
「駄目な僕」でも確か「Melt Away」と「Love And Mercy」は演ってますよね。これは未聴なんです。
2008/3/20(木) 午前 0:48
カクテルって結構酷評された映画ですよね?僕はある意味大好きでしたが・・・。
「Kokomo」はなんとなくネオアコっぽい感じがするのです。
2008/3/22(土) 午前 5:07 [ red**006*222 ]
おはようございます!ウィルソン兄弟おりました!
ブライアンさん、結構前に抜けたと思うのですが、復活時にこんな話があったなんて知りませんでした、いろいろあるんですねぇ。
自分はやっぱココモでした、当時はあそこもここも、ココモ一色でしたねぇ(笑)
2008/3/22(土) 午前 8:36
redsさん、「Kokomo」=「ネオアコ」ですか〜
確かにブルーベルズやウィークエンドはこんな感じでしたかね。
この時期のハリウッド映画はバカにされるんですけどね、
私は好きなんですよ。
2008/3/22(土) 午後 10:58
ぱぱっちさん、こんばんは!
ベスト・ヒットで克也さんが興奮気味に「ビーチ・ボーイズが一位を獲得!」って話してたのを思い出します。
その前にボーイズを私に教えてくれたのはデイヴ・リー・ロスかも知れません(笑)
2008/3/22(土) 午後 11:02
天才はいつも天才ですね。
昔のハイトーンヴォイスではないけどこれはこれで味があります。
このアルバム、ほんと聴かなかったんですが引っ張り出してみたくなりました!
2008/3/23(日) 午後 8:32
marrさん、確かに昔の美声ではなくなってしまいましたが、
歌の上手さは相変わらずだと思います。
元気でさえいてくれれば必ず名作を届けてくれる世界遺産級のアーティストです。
2008/3/23(日) 午後 8:52