ノマドの足跡

旅、落語、本などなど。思いつくまま書いたものです。

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10月、著者の講演を聴く機会がありました。
時期も時期で、次の解散総選挙がいつになるのか、という話題が焦点になっている時期でした。
「せめて年内に解散してくれればいいんですけど。」
そう著者が言っていたのは、この本が11月中頃に出るから、とのこと。
もちろん、冗談でしたが。
しかし残念ながら、今の時点で、年内に解散総選挙はなさそうですねぇ。。。

さて。
「民主党」をテーマにした本は、実は意外に多くありません。
とりわけ一般向けの本は、最近まで皆無に近い状況でした。
そんななか、1年ほど前に出たのが、塩田潮『民主党の研究』(平凡社新書、2007)。
この本では、鳩山、菅、岡田・前原、小沢と、主に党首を中心に構成されています。
これにたいして本書は、民主党10年の歴史を俯瞰したあと、代表選挙のあり方、選挙戦、人間関係(党内グループ)、政策といったテーマごとの構成になっています。
また、筆者は結成当初から4年間にわたって、民主党の事務局長を務めた人物でもあります。
内側からの視点と、外側からの取材とが本書には織り交ぜられていて、興味深いです。
次の総選挙では「民主党政権」も現実的になってきました。
複雑な生い立ちを抱えたこの政党のことは、もっと研究されてもいいのかもしれませんね。

ところで。
年内総選挙だったらこの本ももうちょっと売れていたのでしょうか。
解散先送りの「影響」は、こんなところにも出ているみたいです。





伊藤惇夫『民主党―野望と野合のメカニズム―』新潮新書、2008。
http://www.amazon.co.jp/民主党―野望と野合のメカニズム-新潮新書-伊藤-惇夫/dp/4106102900/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1229137875&sr=8-1


塩田潮『民主党の研究』平凡社新書、2007。
http://www.amazon.co.jp/民主党の研究-平凡社新書-塩田潮/dp/458285401X/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=books&qid=1229137875&sr=8-2

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困ります!

ひじょうに困るんです!!
こういうの。

最近、多すぎるんです!
(経済的に余裕のある)おっちゃん系の雑誌の特集。
「落語」と「寝台列車」の特集が。
多すぎるんです!!!
こっちの身にもなって下さい。
その度に、買うんですよ!
しかもこっちは、経済的に余裕なんてないんです!!

ともあれ。
売れるんでしょうねぇ〜
本当に多いです。
最近。
「落語」と「寝台列車」。
もうさすがに買いませんでしたが、
最新号の『一個人』も、「寝台列車特集」でした。

さて。
最新号の『サライ』。
「続々々 落語入門」、だって。。。
正直言いますと、内容はイマイチです(^^;)
正楽の紙切りはすごいですが、
それに併せて、演目の紹介はいらないです。

で、
なぜ買ったかというと。
それは、「オマケ」に付いていた、

「八代目文楽 復刻版手ぬぐい」

「志ん生、正蔵、文楽のCD」。

何だか、「グリコ・キャラメル」ないしは「ビックリマン・チョコレート」
を、思い出しました。。。

それにしても、手ぬぐいの色落ちが心配。。。 。。。





『サライ』公式サイト
http://blog.serai.jp/contents/saisingo/index.html

こうして紹介するのもなんだけど。。。

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何だか説教クサイ。。。
タイトルからしてそうです。

それにしても、「若者」ってことばは、どうしてこうも説教クサイのでしょうか?
したがってこの言葉を使った時点で、この本は「若者」には敬遠されます。


またこんなマチガイも、「若者」はイヤがりますよ。きっと。

昨今の若年層の投票率が低いというデータを挙げて、「なぜ若者は選挙に行かないのだろう。実は、戦後の日本では、若者こそ政治のエネルギーをつくりだしてきた」(132頁)、と書いたうえで、1960年には安保闘争で数十万人の若者のデモが岸内閣を退陣に追い込んだ、とあります。
蒲島郁夫氏の研究によれば、安保闘争から大学紛争にかけて若者の政治熱に沸いた60年代でも、若年層の投票率は他の年代に比べて極端に低かったことがわかっています(*註)。

熊本県の蒲島郁夫知事が自身の給与を引き下げたことに対して、「蒲島知事の行動は、見え透いた人気取りであり、まじめに働く者にとっては迷惑な話である」(95頁)なんて書いてますが、投票率の検証にかんしては、蒲島氏のほうに軍配が上がるようです。


また、「構造という漢字をみると、なにやら高尚なもののように思いこむ」ために、多くの人が「構造改革」を支持したとあるくだり(121頁)。
これ自体も問題ですが、これに続けて、浅田彰の『構造と力』が売れたのもそのせいだなんて、、、まったく困ったものです。


あと、最初の章で「生命を粗末にするな」と題し、「『あんなやつは死んで当然』という政治家は絶対に許さない」といっておきながら、「トニー・ブレアといえば、イラク戦争を引き起こした点でその罪は万死に値する」(162頁)というのは、ちょっと、いただけません。
いったい、どうしてしまったのでしょう?


しかもさらに困ったことに、何の手違いか、この本をネットで2冊も買ってしまいました。
どなたかほしい方がいましたら、ただでもいいから差し上げますよ。

てか、誰か、もらってぇ〜!




*註
「昨今、青年層の政治意識の低さと低投票率が問題になっているが、図6―1はそれが必ずしも最近だけの減少ではないことを示唆している。たとえば、1969年に行われた第32回総選挙では、20―24歳の有権者の投票率は57・56%であった。79年の第35回総選挙ではその人たちの年齢は30―34歳になり、投票率は68・02%に上昇している。」
蒲島郁夫『政治参加』東京大学出版会、1988:116−117頁。
←ちょっと文献は古いですが。。。







山口二郎『若者のための政治マニュアル』講談社現代新書、2008。

http://www.amazon.co.jp/若者のための政治マニュアル-講談社現代新書-山口-二郎/dp/4062879697/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1228900315&sr=8-1

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柳亭左龍 『使ってみたいイキでイナセな江戸ことば』 小学館、2008。


土曜日の落語会で購入した左龍師匠の本です。
タイトルのとおり、江戸ことばを単語やフレーズで紹介・説明しています。
内容は、「長屋のくらし」や「吉原の遊び」など、シチュエーションにあわせた5つの章で区切られています。
「あんにゃもんにゃ」「あたぼう」「了見」「岡惚れ」などなど。。。
「江戸ことば」というか「落語ことば」というか、下町の庶民のことば、およそ200語が紹介されています。
1頁に一項目で読みやすく、辞書的にも使えます。
ただ、それぞれの言葉の説明はだいたい3行ほど。
あとはその言葉にかかわる左龍師匠自身のエピソードなどが書かれていて、これがまたおもしろいです。
落語会では中入り前に高座を終えた師匠がロビーで手売り。
税抜き価格で、サインを入れてくれました。
ちなみに、帯にも書かれている「あんにゃもんにゃ」とは?
買っているときに左龍師匠に聞いたのですが。。。とくに意味はないらしいです(^^;)



http://www.amazon.co.jp/使ってみたいイキでイナセな江戸ことば-柳亭-左龍/dp/4093878064/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1228153128&sr=8-1

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柳家花緑『落語家はなぜ噺を忘れないのか』角川SSC新書、2008。


たいへんおもしろかったし、興味深い本でした。

花緑は、人間国宝にもなった五代目柳家小さんの最後の弟子で実の孫。
9歳から小さんに稽古を付けてもらっていたというサラブレッド。
22歳の時に史上最年少で真打ちに昇進したという記録を持ちます。
若い世代でもっとも実力・人気ともにある落語家の一人でしょう。
最近では永谷園のCMにも出てます。おじいちゃんとの「共演」で。

まず、そのタイトルに惹かれます。
「落語家はなぜ噺を忘れないのか」
落語家がどうやってあれだけたくさんの噺を間違えずに記憶することができるのか。
まだ落語初心者の私にとってはとてもとても興味のあることです。
花緑はこれまでに、145のネタを覚えたといいます。その、方法とは!
花緑の場合、噺を覚えるときに最初にまるまるその噺をノートに書き取るそうです。
本書にはそのノートの写真まで載っています。大公開です。
さらにその145のネタは、どれもいつでも高座にかけられるわけではないとのこと。
そこで花緑は、自分の持ちネタを3つのグループに分けて考えているそうです。
 ・「いつでも高座にかけられるネタ」
 ・「2〜5回さらえば高座にかけられるネタ」
 ・「高座にかけたことはあるが作り直す必要があるネタ」
そして自分が1年間で、どのネタを何回かけたか分析までしています。

また、これまで、師匠や何人もの先輩に稽古を付けてもらった逸話も紹介されています。
失敗談も含めて。
花緑もこんな失敗していた!そこのところも読み甲斐があります。

そのなかでも読みどころとしては、師匠であり祖父でもある五代目小さんにまつわる数々の逸話でしょう。
そこでは、人間国宝であり、師匠でもある「落語家」としての小さんだけでなく、
祖父であり家族である「人間」としての小さんが垣間見えます。
同時に、師匠でもあり祖父でもあることからくる、小さんとの微妙な関係がありのままに描かれています。
「好きなテレビを見せてくれない」「一人暮らしを許してくれない」
そんな、他愛もない不平がありのままに書かれています。
そしてそんな不満を、兄弟子でもあり尊敬する先輩である小三治にぶつけたときの逸話が、これまたいい。
小三治曰く、「おまえんとっては、単なるじじいだろ」。
それでもって、「どうしてもイヤだったら、俺んところへ来い」。
花緑の小三治にたいする尊敬の念と、小三治の不器用ながらも花緑を認めているところがよくわかります。
さらに小三治は、「小さんになっちまえばいい」とも。
かつて談志が志ん朝に対して、「志ん生になれよ」といったといいます。
なんかそれにオーバーラップしてます。
互いに認め合う師弟あるいはライバルの間での、不器用ながらも率直な敬意が表れています。

最後に、落語は「伝承芸」だと花緑は書いています。
しかしこれは、形式や様式つまり「かたち」を伝承していくだけではないといいます。
むしろそんなことはどうだってよくって、伝承すべきは江戸時代からたしかに存在した「お客さんを熱狂させる空間」だといいます。
つまり、落語の本質を「熱狂空間の再現」に見出しているわけです。
そのためには、着物を脱いでスーツを着て、座布団ではなくて椅子に座って、新作をやってもいいのではないか、とも。
まだまだ将来のある花緑が、伝承芸としての落語をきわめて、それをどのように変えていくのか。たのしみです。







柳家花緑『落語家はなぜ噺を忘れないのか』角川SSC新書、2008。

http://www.amazon.co.jp/落語家はなぜ噺を忘れないのか-角川SSC新書-52-柳家-花緑/dp/4827550530/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1227782996&sr=8-1

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