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第一回会議から10日後、各大臣から資料が提出された。
大統領府内でも日本が採りうるオープションと情勢分析を行っている。
大統領府会議
各大臣から出された資料と府内の資料で次の会議が開かれる前に大統領府内の意識と会議の問題点を見付ける為に開かれた。
大統領と5名の首席補佐官、加えて防衛と外交の専門補佐官3名が参加して開かれた。
今の大統領は5‐6名の会議を好み、多くても10名と考えてる。
今回の専門補佐官は会議のメインテーブルに着かず、内閣首席補佐官の後ろの椅子に座って参加だ。
大統領、
「みんなは一通り目は通していると思う。」
「早速本題に入りたい。」
「後は大首席補佐官が進めてくれ。」
大首補佐官、
「まずは軍事情勢から、防衛大臣のレポートから入ります。」
「内容は我々とほぼ同じです。」
「概要は、アメリカの国家戦略の転換と東アジア軍事バランスのレポートです。」
以下レポートの内容。
題名:アメリカの戦略転換。
アメリカは第二次世界大戦後一貫して戦力をヨーロッパと東アジアに置いてきた。
それが、東西冷戦がアメリカの勝利に終わり、アメリカは軍縮と戦力の配置転換をおこないました。
第二次大戦後。
ヨーロッパ:2、東アジア:1、アメリカ:0.5〜1。
(1は広域作戦行動がとれる戦力ユニット。)
当時ヨーロッパは東西両戦力の睨み合い。
実質的な戦争は、
60年代朝鮮半島と
70年代ベトナムで、
おこなわれました。
80年代に入って莫大な軍事費に耐え兼ねて両陣営は軍縮しています。
アメリカは戦力の削減と直接東側と対峠している国に戦力の肩代わりをさせました。
その結果、
ヨーロッパ:1.5。
東アジア:0.5
アメリカ:0.5〜1。
その後、ソ連の崩壊と中東の湾岸戦争後、またアメリカは戦力の配置を大きく変えました。
ヨーロッパ:1
中東:0.7以上
東アジア:0.3以下
アメリカ:0.5〜1
湾岸戦争後アメリカは、今まで軍事プレゼンスの空白地帯だった、中東に地上軍を置きました。
中東の戦力は全て他の地域で展開中の戦力を配置転換した戦力です。
今回の米軍撤退後残る基地は、陸軍兵站基地の横田と同じく海軍の兵站基地の横須賀。
その二つの基地防衛の空軍基地が二つ残るだけです。
これで実質戦力分布は
ヨーロッパ:1
中東、インド洋:1
東アジア:0
アメリカ:0.5〜1
この東アジアから米軍が撤退したことで、できた軍事的空白は、中国が埋めるでしょう。
以上、防衛省のレポート。
−−−−−−−−−−−続く−−−−−−−−−
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