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ダニエル・オスト「花と煌めきの小宇宙展」に、先日、友だちが連れていってくれた。
とにかくすばらしかった。
このすばらしさを的確な言葉で表現できないのが悔しい。
私に言えるのは、「ただただ、お腹がすいた」ということくらい。
なぜかって、オストの花たちがとても美味しそうだったから……。
うれしかったのは、オストの作品を見て「これを食べたい」とか、
「これにテレビ入れて部屋に置きたい」などと言う私に友だちが、
「正しい楽しみかたやな」と言ってくれたこと。
あの荘厳な世界(だって小宇宙!)に似合わない言葉たちを、やさしくうけいれてくれた。
私はいつも、言葉を知らないことにたいしてちょっとした不安というか、
なにかもやもやっとした感じ(ほらね)を持っていたのだけれど、友だちの言葉をきいて、
「ああ、無理してむずかしいこと言わなくてもいいんだなー」と思うことができた。
オストの花たちは驚くほど生命力に満ちていてパワーをもらったのだけれど、
それと同じくらい力をくれた、友だちの言葉。うれしかった。
余談。展示を見る前に無印良品をひやかしていた私たち。
白いワンピースがほしいよね、という話題になり衣服のコーナーへ。
棚の服をひろげると、突然、友だちがさけんだ。
「あかん!純白のワンピは、心がまっ白やないと着たらだめやねん」
「え!」
私はそんなことははじめて知った。
「オーガニックカフェでバイトしてるような子〜やないと、だめやねん」
はー。確かに。妙に納得して、私たちは心がまっ白じゃないからだめだねえ、
と笑いながら無印を後にした。
オストの展示を見たあと、心があらわれたような気がした私たちは
「今ならいける(買える)かも」
とふたたび無印に行ってみたのだけれど、どちらも買うことはなかった。
じつはオーガニックコットンの白のシャツワンピを一枚持っていることは、
この日、とうとう最後まで言えなかった。
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