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宮部ワールド読破中・・・なかなか人気らしく、やっと、区立図書館で借りました。
「鳩笛草・朽ちてゆくまで・燔祭」の超能力を持つ女性三人が主人公の短編三本立て
超能力を持つ・・こうゆう自発的な言い方より、「持ってしまった、授かってしまった」と言う
言い方のほうが、この女性たちの超能力保持者の苦悩は理解出来る気がします。
「燔祭」(バンサイ)
あの「クロスファイア」の青木淳子初登場作品です!
これを読みたかったんですよねー。パイロキネシス(念力放火能力)を持つ女性の苦悩・・
クロスファイアを読んだ後でも、十分、楽しめる内容です。
でも、どうしても映画の矢田亜希子と伊藤英明が映像として浮かんじゃってる私ですが。
「朽ちてゆくまで」
予知能力をもつ、平凡なOLが主人公。・・その能力を授かった娘を持つ両親の苦悩・・
その両親の苦悩を感じ、また苦悩する主人公。
ちょっと、切ないですが、最後には暖かくなった作品です。
「鳩笛草」
物に触れるとその持ち主の内心がわかってしまう・・・その力を使って警部補にまで上り詰めた
女性刑事の苦悩。
チョッとくすぐったい恋愛模様も織り交ぜちゃってるなんて、宮部先生の上手いところです。
あとがきでも書いてありましたが、宮部先生の超能力者主人公の作品は、とても、私たち読者の日常に
近しいところで起こってるってことです。
もしかしたら、私の近くにも、苦悩する超能力者が居るのかも・・と、思わせちゃうところが、
世のSF小説との違いですね。
設定は奇想天外なんだけど、でも、もしかして・・と思っちゃいます。
ぜひ、一読あれ。
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