小野坂昌也館*館長Blog

小野坂ファンページ「小野坂昌也館」の館長によるブログです。

名曲探訪

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驚異の著作権フリーアルバムとして2001年に発売された”帝”の中から、館長オススメの2曲を紹介する第二回目。

最終回 「コブラが壺から」 03’16”

この歌のテーマはインド。インドの民族楽器シタールのように奏でられるギターサウンドに、小野坂のアホな歌詞を聴くことができます。あまりに思いつきで馬鹿馬鹿しい歌詞ななため、歌ってる本人が途中でウケているほどです。
さあ、なにがどう面白いのか、観てみましょう。

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01:インドにやってきたね コブラが壺から出ているね

02:お?この匂いはカレーかな?
03:いっぱいあるね カレー カレーライス ハヤシライス カレーうどん カレールー
04:ハウスバーモンドカレー ハウスシチュー 焼きビーフン ビーナスエース 焼きナス
05:言い過ぎた

06:香辛料の国だね
07:スパイシー スパイスガール? ズ?
08:人口密度高いね 人がいっぱい集まってる
09:案外ここは映画が盛んだね 映画輸出国
10:缶チューハイ ムトゥ

11:像に乗って全員が移動する 全員像持ち 像と人口の数が同じ

12:主食はナン メン ラン パン
13:カン
14:キン キンコンカン ナン

15:ガンジス川の雄大な流れ
16:ラマンダンって 何? 断食?
17:ガンダーラってここだったのね?
18:ここを目指してたんだ 孫悟空は え?本当?
19:ビンディって、ビンディって、ビンディって 額につけるやつビンディ

20:セイロン 紅茶の輸出国だったね 学校で習った

21:最初に言ってた コブラが壺出てきたって話はどうなったの
22:不思議な国だインドは

23:レインボーマンの里
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01:まずは情景描写から入ります。インドといえばコブラ芸という発想です。
02-04:そしてインドといえばカレーです。ここでまずカレーにまつわる単語が列挙されます。詳しくみてみましょう。

 カレー → カレーライス (詳しく言いました)
 カレーライス → ハヤシライス → カレーうどん (カレー料理の種類に派生します)
 カレーうどん → カレールー (料理から食材に変わってしまいました。カレー料理が思いつかなかったのです)
 カレールー → ハウスバーモンドカレー (カレールーから具体的に商品名を出してきました)
 ハウスバーモンドカレー → ハウスシチュー (ハウスの響きが気に入ったのか、ハウスつながりです。カレーではなくなりました)
 ハウスシチュー → 焼きビーフン (洋食から中華へ。単なるノリ繋がりです。学校給食を読み上げているようでもあります)
 焼きビーフン → ビーナスエース (ビー繋がりです)
 ビーナスエース → 焼きナス (ビーナス(なすび)から焼きナスを連想しました)

05:勢いに任せ過ぎたので本音が出ました。
06-07:カレーとは別件でしたが、似たようなことなので、広がりませんでした。
08-10:インドの社会情勢を読み上げます。インド映画では当時、独特なダンスが有名でした。その映像が脳裏に浮かぶのですが、ムトゥという映画タイトルより、パロディにしたCMが先に思いつきました。
11:事象をオーバーに言う、小野坂らしい発想です。「全員」という言葉のインパクトが強くてよいです。
12-14:先ほどのカレーに次ぐ、思いつきです。適当に言ってるのに以外と音が合ってるので、小野坂自身もウケています。
15-20:ここまでが結構面白い歌になったので、残りは事前メモを適当に歌っています。
21:冷静に元に戻るあたり、いかに暴走していたか自覚しています。
22-23:あまりに無理やりな終わり方をしてしまったので、なにか違うことを付け加えねばと小野坂の配慮が伺えます。

歌自体にまとまりはありませんが、小野坂の心理が前面に出ている面白い歌だと思います。
いかにうまくネタを転がし、また、転がしきれてないのか、小野坂の山と谷、発想の煮え切らなさを感じいただけることでしょう。
必聴です。機会があれば是非聴いてみて下さい。

以上、館長が勧める小野坂昌也の名曲でした。

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名曲探訪 ”帝”/小野坂昌也 with TEI

驚異の著作権フリーアルバムとして2001年に発売された”帝”の中から、館長オススメの2曲を紹介します。全部で22曲ありますが、2曲紹介します。今日はその一回目。

第一回 「馬とオオカミ」 02’09”

この歌のテーマは、モンゴルの大平原。壮大な草原を感じさせるギターサウンドに、小野坂のアホな歌詞、歌い方が冴えます。

01:この広大な草原に 俺たちは移り住む
02:遊牧民族だから遊牧する 遊牧するから草がなくなる

03:寒いけどね けっこう 部屋の中はあったかい なぜか知ってる?
04:羊のフンを下に敷き詰めてるから あったかい

05:人口密度低い 星がキレイ モンゴル相撲強い 背中つけたら勝ち
06:意外と寒い 黒髪 日本人にけっこう近いね

07:俺たちの先祖は アジアを征服しようとした
08:チンギスハーン チンギスハーンといえば何を思い出す?
09:コーエーのゲーム
10:蒼き狼と白き 狼 どっちも狼かい 狼多すぎるっちゅうねん
11:パオに逃げ込め

12:俺たち遊牧民族

聴き所は、ホーミーです。
ホーミーはモンゴルに伝わる、歌詞の語尾に装飾発声するような独特の歌唱法のことで、それを知ってる小野坂は歌唱中に贅沢に、多様しています。

特に3行目は「寒いけどね、けっこう」が「寒いけでゅにぇー けっきゅろー」と、”ホーミーをしながら”歌い、常識を覆しています。聴き逃してはいけません。

2〜6行目の知識は、社会科のお兄さんならでは、小野坂の真骨頂といえます。
ただ、2行目は、遊牧するから草がなくなるのではなく、草がなくなるから遊牧するのではないかと、ツッコミを入れてください。

そして、チンギスハーンとえいばコーエーのゲームです。
9行目は、小野坂ファンの期待に応えるかのような絶妙な歌詞です。
もちろんコーエーのチンギスハーンのシミュレーションゲームは、「蒼き狼と白き牝鹿」です。しかし「牝鹿」を天然忘れした小野坂が、また「狼」を重ねたのは素晴らしい思いつきです。
「狼多すぎるっちゅうねん」の転がし方が秀逸で、うまくオチています。

2分と短いですが、小野坂の感性が満遍なくコンパクトに納められた歌、それが「馬とオオカミ」。
館長のお気に入りです。機会あれば是非ご堪能下さい。

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