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今から20年くらい前、ニセコ、瀬棚、北桧山や長万部方面の小学校へ学生を連れて訪問したことがあります。私はその時に訪問先の校長先生から聞いて驚いた記憶があります。
学校はもともと6日制で運営されていました。それが、平成4年度の途中で4週5休を導入せざるを得なくなりました。当然、学校現場は混乱したそうです。保護者からの不満の声や授業時間の確保など先生方は対応に追われました。
その背景にあるのが、政府(労働省)は欧米から日本人の長時間労働を非難されたことから、まずは公務員の労働時間短縮をしていき、学校現場においても同様に行うべきとの判断から、平成4年度に文部省主導ではなく労働省が音頭をとって年度の途中から4週5休が導入されました。その後、平成7年度には4週6休になり、平成14年度には4週8休つまり完全週休2日制となりました。
つまり学校現場や保護者からお願いして現在の学校5日制ができたものではなく、当時の政府が労働時間の国際摩擦を回避するためにとった措置と云えます。ゆとり教育や生徒の学力問題などは後から取ってつけたようなものです。
さて、学習指導要領が小学校は平成23年度から、中学校は平成24年度から改訂されました。授業時間を確保する上からも4週8休は難しいと思います。そうなると、土曜日の校外活動(地域スポーツ)が大きく制約させることになるでしょう。
本来、この問題は子供たち一人ひとりの個性を伸ばすことを念頭に考えなければいけないのですが、どうも大人の利害で決められています。政治や行政がもっと真摯な対応で学校現場に向き合わなければ、学校も変わらないし子供たちも変わらないでしょう。
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