かんが日記(ヤフーブログ)

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絵本の紹介

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絵本の紹介

人生やまありたにあり子どもの本棚
私の好みで選んだ絵本の紹介があります。
ぜひ見に行って下さいね♪
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私の取っている新聞の情報紙に、こんな記事が載っていました。


蔵のまちの中心地にある国登録有形文化財・小栗家住宅。年輪を重ねた褐色の柱や格子戸。伝統ある和の空間で、南吉(絵本作家の新美南吉)の童話や詩が語られている。○○市観光協会が小栗家住宅に移転したのは平成18年4月。以来、毎月一回(第3土曜11時〜)、ここで開かれている「南吉童話・おはなしの会」は、この1月で20回を数えた。・・・・・

この記事に登場する、前田早苗さんも、おはなし会のメンバーとして、朗読や語りを続けてきたそうです。

「一人でも二人でも聞いてくださった方と、温かく心和ませる時間を共有できればうれしい」
と、穏やかな口調で語ります。

前田さんが、絵本の読み聞かせを始めて、もう23年になるんだそうです。
当初から「岩滑(やなべ)わいわい文庫」で、そして読み聞かせグループ「きりんの会」の一員として、同じ思いの仲間たちと活動を広げてきたのです。
さらに、「ごんぎつねの会」のメンバーとして「南吉作品」にかかわって15年、宅老所「ひだまり」での朗読も7年ほどになるそう。

前田さんは、子育てネットワーカーとして、○○市保健センターでの3ヶ月検診で、母と子に絵本を読んで聞かせ、赤ちゃんの育ちにも絵本が大切なことを伝えています。

「ゼロ歳児でも一瞬しーんとします。絵本の言葉のリズミカルな繰り返しから、何かを感じてくれます。お母さん、お父さんが根気よく語りかけることで赤ちゃんは安心し、心豊かに育ってくれます」


前田さんが最も訴えたいのは「絵本の力を子育てに役立ててほしい」と、言うことです。

「一冊の絵本を介して、親子のコミュニケーションを深めてほしい。読み聞かせは家庭の中で、親子の間で行われるのが基本です」

と、語ります。

親子で絵本を楽しむことで、子どもに想像力と創造性が芽生え、自分の言葉を持つようになります。
「大人になったとき、自分の気持ちを”自分の言葉”で伝えられるようになってほしいですね」

前田さんが特に意識しているのは、読む人と聞く人が一冊の絵本の楽しさをいかに共有できるか。お互いの喜びの空間をどう作り出すか・・・
「ページからページへうつる間(ま)、子どもが想像し、思い描ける間、呼吸を大切にしなくてはと思います」

南吉の「ごんぎつね」を読み終えたとき、5歳くらいの男の子が父親に「ごんって、死んでないよね」と、生きていてと言わんばかりに聞いていた。
外国の絵本を読み聞かせたとき、小学生の女の子が思わず「ああ、いいお話だった」とつぶやいてくれた。
そんなとき、「このお話から何かを感じてくれたんだ。よかった」と、心底思う。

子ども達が幸せに育たなくては、まちは育たない。
「新美南吉」という世界に誇る作家の生まれたまち。
「その温かさ、やさしさを表現できるまちに。まち全体が”南吉ワールド”に包まれてほしいですね」とほほえむ。
「このまちで、幸せな子ども時代を過ごしてほしいと願って、世話好きな、おはなしおばさんは、あちこちで絵本を読み、南吉を語っていこうと思います」



すてきな、お話です。^^

私の住んでいる市は、「ごんぎつね」や「手ぶくろを買いに」をかいた童話作家、新美南吉のふるさとなんです。
ですから、「新美南吉記念館」とか、南吉の生家などがあります。

そんなまちだからこそ、絵本の大切さを大人にも子どもにも伝えていきたい、そう思うのです。

途中出てくる「きりんの会」は、図書館などに出向いて、毎週土曜日「読み聞かせ会」をしています。
私も三女と聞きに行って、その会に誘われた事もあります。(結局、電話がかかってこなかったので、そのままになってますが)

絵本の読み聞かせのボランティア。やりたいことのひとつです。
でも、まだまだ子育て中。
もうちょっと我慢します。(笑)
仕事も忙しいので、今はまだ無理かな。(爆)

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三女の保育園で、毎月配本される絵本からの紹介です。

”おはなし ひかりのくに”ってところから配本されています。

久しぶりに絵本の紹介をかこうとしたのはわけがあります。
実は、今日、三女の保育園で生活発表会があったのです。
この絵本を劇みたくしての発表のため、急いで更新してます。

本家本元の「かんが日記」に更新しました。
こちらからどうぞ。→生活発表会(年中)



時は江戸時代。人影のない街角に、突然子どもの泣き声が響きました。
恐ろしい化け物の影がふたつ・・・。

わ〜ん!!

「てぇへんだ! てぇへんだ!」
みどりが あそんで いると、
となりの うちの げんさんが はしって きました。
「また こどもが ばけものに おそわれったってよー!

あっと言う間に近所の連中が集まってきて、
「それで、今度も何か取られたのかい?」
「大福もち 10個だってよぉ」
「はぁ〜ん?どういうこったろうねえ?」
みんな、首を傾げます。

隣のおばあさんが言いました。
「ほら、あの、白頭巾ってのが来てさあ、とっととやっつけてくれないかねえ。」
「ああ!怪傑白頭巾だろ?」
「風のように現れて、悪者をやっつけると、又風のように去っていくんだってよ。」
「一度見てみてえよなあ。」
みんな、わいわい、がやがや。

火鉢の前で、みどりのおばあちゃんが、猫をなでながら独り言。
「化け物が奪ったのは、この間はドラ焼き、今度は大福か・・・。」
みどりが、
「どっちも、あんこが入ってるね。」
と、言ったので、おばあちゃん
「・・・そうか!さすが、あたしの孫だ。」
ポンと膝をうちました。

「と、なると、今度は饅頭か?」
みどりのおばあちゃんが、饅頭屋の前をウロウロしています。
「饅頭が美味しいのは、ここか向うの店。ああ美味しそう。」
饅頭の匂いにうっとりしていると・・・。

どん!と、ぶつかった男、やけに慌てて、
「お・・・なんでぇ、ばあさんか。気をつけろぃ。」
手には怪しい風呂敷包み。
おばあちゃんは、
「あれ、まあ、ごめんなさいよ。」
と、わざとよろよろしてみせました。

しばらくすると、
「饅頭10個くださいな。」
と、子どもの声。
「ん?さっきの奴等、何をしているんだい?」
おばあちゃんが見ていると・・・、

化け物に変装した男達、子どもの前にぬっと現れ、
「饅頭よこしな、ぐおう〜〜〜!」
子どもは震えながら、饅頭の包みを差し出しました。
その様子を見ていたおばあちゃん。

こどもを おどして
おかしを うばうなんて
あたしゃ ゆるしちゃ おけないよ!」
えりに かけた てぬぐいを、
さあっと はずして ふりまわし、
くるくる くるりと
あたまに まけば・・・、


ごぞんじ かいけつ しろずきん!

しろずきん、ばけものの まえに たちはだかると
「おのれ、くせもの!」
「ま、まずい! しろずきんだぜ。」

「どうして子どもからお菓子を取りあげるんだ!」
悪党達は、おろおろしながら
「甘いもの、中でもあんこが大好きなんです。」
「大人から取ると怒られるもん、な?」
「ばかものー!!」
白頭巾は怒鳴りつけ、すかさず猫に、
「逃がすな!玉三郎、行け!」

見ていたみどりが首を傾げました。
「あれ?あの猫、うちの たま?」

白頭巾、手を伸ばして「はあっ!」と、気合いを入れると
'''「かいけつー
しろずきんずきんずきんずきん〜〜〜。」'''
「あ〜〜、あたまが ずきんずきん いたい〜〜。」
「おなかが ずきんずきんと いたい・・・やめてくれえ。」

「もう しません。ごかんべんを。」
と ないて あやまる あくとうたち。
しろずきん、うむと うなずき
「これにて かいけつ しろずきん〜〜!」
「にゃあ!」
「さ、あとは おやくにんに まかせて かえろう、たまさぶろう。」

近所では、怪傑白頭巾の噂で持ちきりです。
「いやあ、すごかったよ。これにて怪傑白頭巾〜〜!」
白頭巾の真似をしてみせる源さんに、おばさんが聞きます。
「で、化け物はどうしたんだい?」
「それが間抜けな顔した若い男達でよ、役人にひっとらえられたよ。」
「これで、安心だねえ。」

うちに帰ったみどりの父ちゃん。
「ばあさん!化け物が捕まったってよ。」
「曲者ー・・・むにゃむにゃ。」
おばあちゃんは、寝言の返事。
「やれやれ。うちのばあさんと来たら、のんきなものだねえ。」

みどり「おばあちゃんも、たまも、疲れているんだよ。だって・・・ね?」

(おしまい)


と、まあ。
月光仮面のようになっています。(古い?)

この絵本が、子ども達の心を捉えてしまって、保育園では江戸言葉が大流行!!
「てぇへんだ!てぇへんだ!!」
とか。
「どういうこったろうねえ。」
とか。
保育園でそんな会話が出てきたらしいです。(笑)

時代劇にも興味を示してくれると、うれしいなあ・・・。(何?)
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まじょのすいぞくかん


こどものとも 533号  福音館書店  2000年8月1日発行  作:佐々木マキ


佐々木マキ

 1946年、神戸市に生まれた。京都市立美術大学中退。漫画家・イラストレーター・絵本作家。
 著作書に『なぞなぞライオン』(理論社刊)『すんだことはすんだこと』『ヘンゼルとグレーテル』、絵本には『やっぱりおおかみ』『ぼくがとぶ』『おばけがぞろぞろ』『飛びたかったひとたち』『たわごと師たち』『まじょのかんづめ』『ぼくとねずみのいそげ、じどうしゃ!』、(以上福音館書店刊)、「ねむいねむいねずみ」シリーズ(PHP研究所刊)、『へんなどうぶつみつけたよ』『ぶたのたね』『ムッシュ・ムニエルをごしょうかいします』(絵本館刊)など多数ある。
 京都在住。


この絵本は、以前『やっぱりおおかみ』と言う絵本を載せたときに、あんなさんから紹介された絵本です。
さっそく、図書館で予約して、入ってきたのが、2週間ほど前。
それから・・・やっと返さねばならなくなり、ご紹介しています。
ああ・・・HPの『子どもの本棚』に上げてない絵本を紹介してしまった・・・。



おんなのこと いぬが、いつものように もりへ あそびにいくと、すいぞくかんが たっていた。
おんなのこが いぬに きいた。
「ねえ、このまえ きたとき、ここには なにも なかったよね」
「うん。ただの はらっぱだったよ」
まどから そっと のぞいてみると、なかは うすぐらくて、なにか かいぶつのようなものが、
すいそうのなかで ゆらゆらしているのが みえた。
「うわ。なんだろ、あれは」と、いぬが いった。
「はいっても いいのかしら」
おんなのこが、いりぐちの ドアを おすと、すっと ドアが ひらいた。

女の子と犬は、中に入ってみた。
怪物のようなものは『アマゾンのはんぎょじん』だった。
床に葉書が1枚落ちていた。

その奥に、魚の入った水槽が3つ並んでいた。
犬は、「珍しい魚がいるんだな」と言ったが、
女の子は、「だけど、何か変よ、この水族館」

さかなを ぜんぶ みおわって、ふたりが いりぐちの ほうへ もどりかけたとき、
どこからか、ちいさな くぐもった こえが きこえてきた。
「たすけてくれえ・・・ぶくぶく」
「みずのなかから・・・だしてくれえ・・・ぶくぶく」
おんなのこと いぬは、たちどまった。
「へんねえ、いま だれか、だしてくれ、って いわなかった?」
「ぼくも きいた。だしてくれ、って いったよ」
おんなのこは、そばの すいそうに みみを おしあてた。
「あっ、きこえる。このなかから、こえがしてる!」

「たすけてくれえ・・・ぶくぶく」
「みずのなかから・・・だしてくれえ・・・ぶくぶく」
いぬが さけんだ。
「みずのなかから でたがっているんだよ!」
「そうね、でも どうしたら いいのかしら」
おんなのこは、すいそうのまわりを うろうろしていたが、おもいきって、すいそうに つながった
パイプの せんを ひねった。
すいそうの みずが、ぐんぐん へっていく。
「いいのかなあ、かってに そんなことして」
しんぱいそうに あたりを みまわした。

みずが すっかり なくなったとたん、さかなは、さんびきの ぶたの すがたに なった。
「ありがたい、たすかった!」
そして、いりぐちの ドアから、もりのおくへ にげていった。
おんなのこは、いそいで、となりの すいそうの パイプの せんを ひねった。

ちなみに、豚は、『ブタフグモドキ』と、名前が付けられていました。

みずが なくなったとたん、すいそうから、くまが とびだしてきた。
「ありがたい、たすかった!」
「なんで こうなっちゃったの?」と、いぬが きいた。
「まじょだよ。わるい まじょが、まほうの みずで、ぼくたちを さかなにしたんだ」
そういって、くまは ドアから もりのおくへ にげていった。
おんなのこは、つぎの すいそうの パイプの せんを ひねった。

熊は、『チョウチンクマアンコウ』です。

みずが なくなったとたん、さかなは、ぞうの すがたに もどった。
「ありがたい、たすかった!」
ぞうは、すいそうから どすん、と とびだして、ドアから もりのおくへ にげていった。
「すると、はんぎょじんも きっと、まほうで・・・」と、いぬがいった。
「そうよ、はやく たすけなきゃ」
「そして、ぼくたちも、はやく にげようよ」

象は、『テングザメ』です。

「ひひひ、もう、おそいわ!」
いつのまにか、まじょが、いりぐちに たっていた。
「あまえさんたち、あたしの すてきな すいぞくかんを だいなしに してくれたね。
そんなことをしたら、どうなるか、わかっているだろうね!」

ここで、絵本が、縦になります!!(ここのページだけです)

まじょは、てんじょうから さがった くさりを、ぐいっと、ひっぱった。
そのとたん、あしもとの ゆかが、ぱかっと われて、
おんなのこと いぬは、ちかしつの まほうの みずの はいったプールへ、
まっさかさまに おちていった。

再び、横に戻ります。

ふたりは、さかなの すがたに なってしまった。
まじょが、ちかしつの かいだんを おりてきて、プールをのぞきこんだ。
「あたしに さからうと、こうなるのさ。さて、なまえを つけなくちゃ。
おんなのこは、コムスメキントト、いぬのほうは ワンコロマンボウかね」
そのとき、にげていった どうぶつたちが、ふたりのことを しんぱいして、こっそりもどってきた。
そして、かいだんの とちゅうから、そっと ようすを うかがった。
くまが、ひそひそごえで、
「たいへんだ、あのこたち、さかなに されちゃったぞ。たすけなきゃ!」

そう言って、体をぐっと乗り出したので、豚が押されて、階段を転がり落ちた。
豚は、魔女のお尻にどしん、とぶつかった。
魔女は、プールにぼちゃん、と落っこちた。

まじょは、たちまち、イカになってしまった。
くまが いった。
「おんなのこと いぬを、あみで すくって たすけよう」
「そうだね、まじょは イカのままが いいや。なまえは マジョイカモドキだ」と、ぶたが いった。
「ううう、こうなったら、しかたがない」
まじょが、じゅもんを となえた。

この呪文ですが・・・『ラプンテ ラプンテ ポッシノタブー コボマカ!』って言うんです。
さかさまから読むと、面白いですね。^^

まほうが とけて、すいぞくかんが きえた。
おんなのこと いぬは、もとどおりになった。
まじょも、もとの すがたに もどると、あわてて ほうきに またがって、そらのかなたに とんでいった。
アマゾンのはんぎょじんは、じつは、ゆうびんやさんだった。

「ありがたい、たすかった!」と、ゆうびんやさんが いった。
「はがきを とどけにきたら、いきなり、はんぎょじんに されちゃったんだもの。
では、しつれい。はいたつの つづきが ありますもので」
ゆうびんやさんは おじぎをすると、すたすたと あるいていった。
おんなのこと いぬも どうぶつたちに
「ありがたい、たすかったよ。バイバイ」と いって、おうちへ かえっていった。

「うーん、くやしい。この おかえしは、いつか かならず してやるからね」
そう つぶやきながら、まじょは ちきゅうの まわりを とびつづけている。



この絵本、ハードカバー化されたのでしょうか?
図書館で、予約をしたら、この形で来たので。
「こどものとも」のまんまで。

でも、あんなさんがオススメするのがわかる、面白い絵本でした。

どことなく、呑気な雰囲気が、実にいいです。
魚に変えられちゃうという、トンデモナイ事件を、こんなにコミカルに描くなんて。

私は、最後の郵便やさんの言葉が、好きです。
しばらく、魚(半魚人)に変えられていたのに、「配達の続きがある」って・・・。_^)ぷっ
呑気すぎる〜〜〜!!(爆)

で、はじめの方に、葉書が落ちていた謎も解けると言うわけでして。

うちの方の空地に、この魔女が来ませんように・・・(^∧^)たのんますう

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ガラスめだまときんのつののヤギ


福音館書店  白ロシア民話  田中かな子:訳  スズキコージ:絵

著者紹介

田中かな子

 東京に生まれる。中華人民共和国東北師範大学露分科卒業。日本児童文学者協会、子どもの本研究会会員。旅行、通訳業に従事。すでに百回を超える旅のかたわら、北方民族、ソビエト各民族の伝承民話、民芸品、民俗に関する研究論文、エッセイを発表。
 主な著書に「太陽の子と氷の魔女」(大日本図書)、「赤いおかのチック」「せむしのこうま」(理論社)などがある。東京在住。

スズキコージ(鈴木康司)

 1948年、静岡県に生まれる。1965年上京し、1971年、日本橋プラザディックにおいて初めての個展「コージズキンの世界」を開催。
 画集「ゼレファンタンケルダンス」(リブロポート)、絵はがき「プリーズ・ミスター・ポストマン」(架空社)、絵本に「画家とモデル」(メリーウェルズ)、童話のさし絵に「野ばらと村の長ぐつぼうや」「フェードルおじさんといぬとねこ」(以上福音館書店)、童話に「てのひらのほくろ村」(理論社)などがある。東京在住。


かんがのHPでの紹介は、こちらから→ガラスめだまときんのつののヤギ




あるところに おばあさんがいた。おばあさんは、はたけを たがやして、むぎを まいた。

むぎは あおあおと しげり、それはそれは おおきくなった。

あるひ、おばあさんは、むぎを みに はたけへ いった。すると、ヤギが むぎを くってはふんずけ くってはふんずけ、はたけのなかを のっしのっしと あるいていた。

おばあさんは、かけよって こういった。「でていけったら でていけっ! むぎばたけから でていけっ!」

でも、ヤギは でていかない。
「よけいなおせわだ、おいぼればあさん!
おいらにゃ、ガラスめだまと きんのつのがある。
ひとつきすれば、いちころさ!」
おばあさんは どうしようもなく、なきながら あるいていった。

クマにであった。
「おばあさん、おばあさん、なにを かなしんでいるんだね?」
おばあさんは、わけを はなした。
「どうして かなしまずに いられよう。
うちの むぎばたけに、ヤギが はいりこんで でていかないんだよ」
「ふーん、おばあさん、かなしむことはないよ。
いこうじゃないか。おいらが おいだしてやるから!」

むぎばたけに やってくると、クマはいった。
「でていけったら でていけっ! むぎばたけから でていけっ!」
でも、ヤギは でていこうとしない。
「なまいきいうない、もじゃげのクマめ!
おいらにゃ、ガラスめだまと きんのつのがある。
ひとつきすれば、いちころさ!」
クマは びっくりして、にげていってしまった。

おばあさんが なきながら、とぼとぼ あるいていくと・・・

さて、次はオオカミがやってきました。

オオカミも、ヤギを追い出せません。


その次は、キツネがやってきました。

キツネも、ヤギを追い出せません。


またその次は、ウサギがやってきました。

ウサギも、ヤギを追い出せません。


泣きながら、とぼとぼ歩く、おばあさん。

ハチが とんできた。
「おばあさん、おばあさん、なにを かなしんでいるんだね?」
おばあさんは、ハチにも わけを はなした。
「どうして かなしまずに いられよう。
うちの むぎばたけに、ヤギが はいりこんで でていかないんだよ」
「ぼくが ヤギを おいだしてやるよ。さあ いこう!」
「やれるものかね。クマがおいだしても でていかず、
オオカミが おいだしても でていかず、キツネが おいだしても でていかず、
ウサギが おいだしても でていかなかったものを、
そんな ちいさな おまえなんかに、どうして おいだせるものかね」
「おばあさん、いこうよ。ぼくに ヤギをみせてくれ」

おばあさんは ハチを つれて、むぎばたけへ やってきた。
すると、ハチは とんでいって・・・

ヤギの はなを チクリッ!
ヤギは メーメー なきだして・・・

にげだしていくではないか!
そして、ゆくえも
わからなくなってしまった。

それからというもの、
ヤギは、おばあさんの むぎばたけに くることはなくなった。
おばあさんは、すえながく しあわせに くらしたということさ。



ロシア民話らしく、繰り返しのフレーズが続きます。
省略してしまいましたが、同じ言葉が続くのです。

同じような絵本に「てぶくろ」がありますね。^^
これは、ウクライナ民話だそうです。
うちにあるので、そのうち載せたいと思います。
ただ、いつになるやら。
今のところ、HPに載せてある絵本を中心にお伝えしてますので。

スズキコージさんの、斬新な絵と共に、味わってください。
最後の方のページでは、おばあさんが、カカと笑って、大きな鎌を持ち、ワイン(?)を飲む姿が描かれています。
ハチがヤギの鼻を刺すシーンも、是非ご覧下さい。
イメージ 1


わたしのワンピース


こぐま社  絵と文:にしまきかやこ


かんがのHPの紹介は、こちらから→わたしのワンピース



うさぎが、主人公です。

まっしろなきれ
ふわふわって
そらから おちてきた

ミシン カタカタ
わたしの ワンピースを つくろうっと
ミシン カタカタ ミシン カタカタ

できた できた
ラララン ロロロン
わたしに にあうかしら

お花畑にさしかかりました。

おはなばたけを さんぽするの だあいすき

あれっ
ワンピースが はなもようになった

ラララン ロロロン
はなもようの ワンピース
わたしに にあうかしら

雨が降ってきました。

わあ あめが ふってきた

あれっ
ワンピースが みずたまもようになった

ラララン ロロロン
みずたまもようの ワンピース
わたしに にあうかしら

草の中へ入っていきます。

くさのみって とっても いいにおい

あらっ
ワンピースが くさのみもようになった

ラララン ロロロン
くさのみもようの ワンピース
わたしに にあうかしら

あらら ことりが くさのみ たべにきた

あらっ
ワンピースが ことりのもようになった

小鳥は、主人公のうさぎの模様になったまま、空を飛びます。

あれえ とんだ とんだ

にじの もようの ワンピース
とっても きれいだな

ゆうやけもようの ワンピース
すこし ねむく なってきた

ここで、星が。
うさぎは、鳥がいなくなったのに、飛び続けたままです。
☆彡 ながれぼし になります。

おひさま おはよう
あらっ
ワンピースが ほしのもようになってる

ラララン ロロロン
わたしの すてきな ワンピース
ラララン ロロロン ランロンロン




これは、もう名作です。(初版発行が1969年12月です)
私が子どもの頃、読んだ絵本です。

ワンピースの柄が次々と変わって、羨ましかったのを覚えています。
最初、うさぎさんは、裸なんですよ。('-'*)ふふ

こうして、自分が親になり、子どもに読んでいるのも、不思議な気持ちになります。

是非とも、絵本の絵と一緒に堪能してください。

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