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平明な俳句である。降り始めは雪だったが、下町はやがては雨になったという。春の雪の特色を良くつかんでる。子規は東京の下町である根岸に住んでいあ。明治26年の作で、同年作に「思いだし思いだしふる春の雨」前年には油断して雨になりけり春の雪」の一句。模索の時期の作で、やがて掲出句のような写生句へと進んでゆく。明治30年にはすでに病床六尺の世界だが、「春になりて二度目の雪や二三尺」と詠む(季語 春の雪)村上 護 1867〜1902。伊予松山生まれ。俳句革新により近代俳句の祖と目される。『俳諧大要』のほか、数種の『子規全集』。 「梁塵秘抄」に収める古い歌謡に「遊びをせんとや生まれけむ、戯れせんとや生まれけん、遊ぶ子供の声聞けば、我が身さへこそ謡るがるれ」というのがある。人間は遊ぶことを本能として持つ動物であるらしい。酒を飲むのもそのひとつだが、肉体の方が受け付けなくなることがある。といって、遊ばずにはいられない。俳句に熱中した若き日は、「夏の山国母いてわれを与太という」の回想句がある。(無季)村上 護 1919〜埼玉県生まれ。「海程」主宰。日本芸術院会員。句集『少年』『詩経国風』など。
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