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7月17日(土)朝・曇
今日は、サトウサンペイ著「人生いつも初体験」を紹介します。漫画入りだったので、気楽に読めると思って借りてきました。でも本のタイトルがいいですね。
ご存じのように、サトウサンペイ氏は、昔、朝日新聞に「フジ三太郎」や週間朝日に「夕日くん」という漫画を連載してました。評判がよく、連載は大分長い間つづきました。そのうち年をとったので、引退しました。
引退後、サトウサンペイ氏は、それまで余裕がなくてできなかったことに、いろいろ挑戦しました。66才のとき自動車の運転免許をとりました。72才のときパソコンを習い、その体験談を「パソコンンのパの字から」という本を出して、ベストセラーになりました。
またいろんな人と出会あったり、海外旅行などして見聞を広めました。「ふくちゃんを」生み出した横山隆一にあって影響を受けたこと、マリリン・モンローの取材に行き、彼女と握手したことなどいろいろあります。また栄養学者・川島四郎と出会い、栄養学を学びました。そして川島四郎・サトウサンペイ共著「食べ物さん・ありがとう」というイラスト入りの本を出してます。
宗教についても書かれています。サトウサンペイ氏は、子供のころ母親に連れられて金光教(こんこう)の玉水教会(大阪)に通っていたことがあり、その影響を受けたそうです。後に、同宗派のサンフランシスコ教会の教会長・福田美亮先生とも会いました。福田教会長は、戦中、戦後、アメリカ政府とかけあって日系人を救済した大変偉いかただそうです。この宗教は、清貧思想に基づいた非常にまじめな宗教です。
良寛の研究家とも会い、サトウ・サンペイ氏は良寛の思想に共感しました。以前、中国に行って、スピーチを頼まれ、たまたま読んでいた良寛の詩(漢詩)を披露したところ会場から大拍手を受けました。その後、中国から視察団が日本にきたとき、その歓迎会でスピーチを頼まれ、半分酔っぱらってしどろもどろになってるとき、一行の数人が以前サンペイ氏が話した良寛の詩を合唱したという話は、大変感動的でした。
その詩は、花無心招蝶 蝶無心尋花 花開時蝶来 蝶来時花開(花無心にして蝶を招き、蝶無心にして花を尋ぬ、花開く時蝶来たり、蝶来る時花開く)という内容です。自然のままに生きた良寛の心にサトウ・サンペイ氏ならずとも心惹かれます。
そのほか、最近はウォーキングに精を出していること、サンフランシスコに旅行し、肺炎に罹って病院に入院したことなど、いろいろ面白いエピソードを書いてます。きどりのない、ユーモアたっぷりの本でした。しかも高齢者に大変参考になる本でした。
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