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11月20日(金)晴
感想:内容は、さして面白いものではありませんでした。しかし深沢村長の生き方に感動しました。政治不信の世の中ですが、こんな偉い村長さんもいたのです。
実をいうと、私の父母は沢内村の出身でしたので、子供の頃、私は何度も母と一緒にこの村に遊びに行きました。村は家がまばらで、山と川と田んぼしかない寂しい集落でしたが、野菜やお米が豊富で、当時の食糧難時代に盛岡という都会に住んでいた私たち家族にとっては、暮らしやすいところのように思われました。
しかし実際は、僻地であるため、魚や肉を食べることが少なく、タンパク質やカルシウムの摂取が不足がちで、クル病などの病気が多かったようです。それから農家の仏壇には、小さな位牌が数多く置かれていましたが、これは乳幼児の死亡の多さを示すものでした。
深沢村長のことや独特な医療制度のことも何とはなく知っていましたが、当時はそんな偉い人、すごいことだとは知りませんでした。今、日本の健康保険制度は危機状態にあり、改革が叫ばれています。深沢村長の志を大いに見習うべきでしょう。
この映画は、「憲法第9条を守る会」の支援で制作されました。会場は、支援者の観客で満員でした。普通の映画館は、観客が少なくて寂しいものですが、こうした満員の席で映画を見ると、感動が多くの観客で共有され、より大きくなります。なんだか昔の映画館を思い出しました。
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