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★血と骨/感想

★血と骨

感想

今まで扱われたことがない在日朝鮮人社会の映画でした。同じ日本に住みながら、日本人は、この人たちの生活をほとんど知りません。こうした映画を作った崔監督に敬意を表します。俳優はほとんど日本人のようですが、韓国人も混じっているかも知れません。ボクには、韓国人と日本人の区別ができません。両民族は、顔も姿もよく似ています。

主人公の金が、どうしてがむしゃらに生きなければならかったのか想像を絶します。映画は、そのへんを一切語りませんが、おそらく子供の頃の貧困、さらには移民後の日本人による人種差別、生と死の戦争体験などがその根底にあるのだと思います。昭和という時代は、在日朝鮮人にとって大変辛い時代でした。

主人公を演じたビートたけし(北野武)は熱演でした。たけしは、映画俳優としてもすごい才能があります。まず、これだけの暴力を表現できる体力と運動神経に感心します。あのスピード感は、黒沢映画を演じた三船敏郎に匹敵すると思います。ただ優しい側面もあります。半身不随の妾の体を金だらいに入れて洗って上げるシーンは感動的でした。

鈴木京香も熱演でしたが、可哀想な役柄でした。女は、男尊女卑思想の犠牲者でした。亭主関白は、戦中の日本人男性にも当てはまります。恥ずかしながら、昔、ボク(筆者)の父も家長として威張り散らしていました。そして時々母を殴っているのを見かけました。また子供たちがぐずぐずしてると、茶碗を投げつけられたり、雪の降る外に投げ出されたものです。戦後は、そんなことは無くなりましたが。

時代考証もすぐれていると思いました。あの薄汚く貧相な街並みは昭和のものです。セットだけでなく、CGも利用しています。懐かしさを感じました。しかし町なかで豚を殺したり、腐りかけた生肉食べたり、生肉とニンニクの臭いが漂う街、とても日本人には真似できません。

原作は、在日韓国人作家・梁石日の自伝的小説です。同氏の小説は、2、3編読んだことがあります。どれも日本人にはない感性と思考の小説でした。上手い作家です。タイトルの「血と骨」は血族、すなわち朝鮮民族を意味しています。いずれにせよ日本人必見の映画と思います。しかし暗い映画なので二度と見たいと思いません。

★血と骨/あらすじ

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★血と骨
2004年、日本映画、崔洋一監督作品、144分DVD

あらすじ
大正時代、多くの朝鮮人が日本に移民し、大阪などの大都会に集団で住みました。その中に、日本での成功を夢見る若者・金俊平がいました。やがて日中戦争、太平洋戦争が始まり、在日朝鮮の若者たちも天皇の赤子として戦争に駆り立てられました。

しかし日本は戦争に敗れ、植民地だった朝鮮は解放されました。それと同時に在日朝鮮人に独立意識や民族意識が芽生え、朝鮮人同士の喧嘩が頻繁に起きていました。そんなとき、それまで行方不明だった金俊平(北野武)が街にひょっこり現れます。

金は、街一番の美人のシングルマザー(鈴木京香)に目をつけ、乱暴を働いて強引に妻にしてしまいます。二人の間に、花子と正夫の子供ができました。金は、家庭内の暴君で、気に入らないことがあると、だれかれかまわず暴力を振るうので、家族から恐れられています。

ある日、金は家主に断りもなく、家をぶちこわして、カマボコ工場にしてしまいます。商売は成功し、朝鮮人を安い労賃で雇い、残業を強制します。儲けた金は、壁の中に隠します。金の成功を頼って親族が集まってきますが、あまりの強制労働に反発すると、金は怒って暴力を振るいます。

そのうち金は、若い妾を同じ街に住まわせ、自転車に乗せて、町内を走り回ります。本妻はあきれて、夫と別居し、おなじ町内に食堂を始めます。そのうち妾は脳溢血で倒れ、半身不随になって退院してきます。はじめ金が世話しますが、大変なので、女をやといます。そして金は、妾の寝ている隣の部屋でその女と寝る始末、まったくイヤな奴です。

世の中、景気が悪くなってカマボコ工場は閉鎖し、金は高利貸しに専念します。とりたては厳しく、同族の債権者にも容赦しません。自殺するものさえ出てきます。その後、娘の首つり自殺、本妻の病死、妾の安楽死など、様々なことが起きます。

やがて金は年老いて、体力が衰えてきます。そこで息子の正夫に、あとを継がせようとしますが、正夫は、今までの父の行状を許さず、申し出を断ります。がっかりした金は、北朝鮮に渡り、日本で儲けたお金のすべてを北朝鮮政府に寄付してしまいます。その後、余生を北朝鮮で淋しく過ごし、命をまっとうします。

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★コールド・マウンティン

感想

南北戦争時の恋物語です。映画史上の名画「風と共に去りぬ」を思わせる大作で、それなりに面白い映画でした。ジュード・ローとニコール・キッドマンという美男美女の組み合わせもよかったと思います。しかしボクが惹かれたのは、ルビー役を演じたレニー・セルヴィガーです。女のたくましさがひしひしと伝わってきます。彼女を主演にした南北戦争物語があってもいいなと思いましたね。

インターネットで調べたら、この映画は成人向け映画だそうです。たしかに残虐シーンやチョット恥ずかしいセックスシーンや暴行シーンがありましたが、さほど刺激的ではありませんでした。そんなシーンをカットしても、十分主旨が伝わると思います。

北軍が南軍陣地の地面に爆薬をしかけ、爆発させるシーンは原爆を思わせる凄いシーンでした。爆発でできた穴に、北軍がなだれ込み、逆に南軍にやっつけられるという戦闘シーンは凄いです。戦闘が済んだ後、北軍兵士の死体が山のように積み上げられ、戦争の残虐さが伝わってきます。

そのほかインマンの逃走エピソード、エイダとリビーの共同生活、ルビーの父親が唱うカントリーソングなどは、それぞれ面白く、素晴らしいです。景色もきれいです。しかし内容が散漫になって、最終的に胸を打つような大きな感動が得られませんでした。

インマンの逃避行を中心をするか、あるいはエイダがたくましく成長して行く様子のどちらか一方に中心を置いたほうが良かったのではないかと思いました。それに南北戦争物語なのに解放されるべき黒人がほとんど登場しないのは、物足りないですね。なかなかいい原作なのに、映画は、残念ながら「風と共に去りぬ」を越えることはできませんでした。

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★コールド・マウンティン
2003年、米国、アンソニー・ミンゲラ監督作品、148分DVD

あらすじ
1860年代、米国バージニア州のコールド・マウンティン村に教会が建てられ、新しい牧師が美しい娘エイダ(ニコール・キッドマン)を連れて赴任してきました。村の青年インマン(ジュード・ロー)は、エイダにひとめぼれします。しかしインマンは引っ込み思案で、二人は軽く挨拶する程度の付合いで、深入りしません。

やがて南北戦争が始まります。コールド・マウンティンに住む若者たちは、南軍兵士として志願します。出征の日、エイダは1冊の本と自分の写真をインマンに渡します。インマンは、はじめて彼女にキスをして別れます。

戦争は残虐を極めます。インマンは戦友を次々と失い、自分も重傷を負い、病院に担ぎ込まれます。入院治療中、インマンはエイダの写真を眺め続け、故郷が懐かしく想い出され、たまらなくなって病院から脱走します。脱走兵は厳しく処罰されるのは覚悟の上です。

一方、コールド・マウンティン村は、畑を耕す若者がいなくなり、次第に荒れ果てて行きます。しかもエイダは父親を失い、失意の生活を続けています。食べるものも無くなり、やせ細っていきます。エイダはお嬢様育ちなので、自活能力がありません。

そんなところへ、ルビー(レニー・セルヴィガー)という女の子が舞い込んできます。ルビーは放浪のミュージシャンの娘ですが、父親の生活態度に愛想を尽かし、別れて来たのでした。ルビーは教会の庭に畑を作り、エイダに自活することを教えます。エイダはピアノを売り払い、ルビーとたくましく生活をはじめます。

一方、脱走したインマンは、故郷を目指して放浪し、様々な困難にめぐり会います。一度は南軍に捕まり、連行中に北軍に襲われ、重傷を負って倒れてしまいます。しかしそこを通りかかった老婆に助けられ、一命をとりとめます。やがて傷は癒え、インマンは用心しながら再び故郷を目指します。

そしてある日、雪の山中で、インマンとエイダは偶然再会します。二人は山小屋の中で抱き合います。翌日、二人が村に帰ろうとしたとき、南軍の義勇兵が現れます。インマンは義勇兵をやっつけますが、自分も弾を受け死んでしまいます。・・・やがて戦争は終り、数年後、エイダはインマンの子供を産み、ルビーらと平和な生活を送ります。

★海と毒薬/感想

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★海と毒薬

感想

なんと恐ろしい映画でしょう。原作は、事実に基づく遠藤周作著の同名の小説です。映画では、手術や解剖で肉体が切り裂かれ、露出した内臓やおびただしい出血の様子がリアルに映し出され、大変気味悪いのですが、モノクロなので、なんとか最後まで見ることができました。カラーだったら途中で鑑賞をやめたでしょう。

古来、日本人は仏教の教えにより殺生が禁じられ、家畜を殺したり、まして畜肉を食べることさえ忌み嫌われきました。それが日清戦争や日露戦争、日中戦争、太平洋戦争によって非常に残虐な民族に変わってしまいました。国家が異民族の人殺しを推奨したためです。日本国内でさえ、こうした残虐行為があったのですから、異国ではもっとすごい残虐があったことは事実でしょう。

60年前の8月、日本は太平洋戦争で敗れました。それで毎年8月になると、毎日のように原爆投下の話や戦争の是非がテレビや新聞で論議され、実にいやな季節です。しかしこの時期を通して、過去の過ちを反省することも必要でしょう。

実は、最近、ボクはこの映画のほかに、野田正彰著「戦争と罪責」と言う本を読みました。中国でなされた日本の軍隊の残虐行為の数々が、数人の帰還兵士の告白として紹介されています。満州731部隊による生体解剖、憲兵による拷問、将校による首切り実験、南京虐殺など、おぞましい行為が生々しく告白されています。

このような悪逆行為をした元軍人たちが英霊として靖国神社に祀られています。これは悪人も死んでしまえば、仏であり神になるというのは、日本人独特の古来からの宗教観かもしれません。しかしこうした考えは、異国人のみならず現代の日本人でも理解しにくいことです。国を代表する総理大臣がお参りするのは、いかがなものでしょう。中国人や韓国人が批判するのはもっともなことだと思います。


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