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昨年のいつだったか、川柳の師系を問われた。
一瞬の戸惑いの後、
師は二人だが、二人とももうこの世にはいないと答えてしまった。
答えてしまってから数ヶ月、
なるほど、自分は自分の川柳の師をそのように思っていたんだなと、
あらためて己の心を覗いた気分。
ひと方はK氏。
本腰を入れて川柳に向き合おうとした時、
慎重に、己を託す結社、師を探した。生意気にもね。
短いご縁だったが、自分にしては珍しく真剣、かつ気持ち良いくらい誠実に出句し続けた。
結果も、不思議なくらい順調に右肩上がりのカーブを描いてくれた。
多分、「本当のやる気」が出るのも目前だったと思う。
でも、亡くなってしまわれた。そして、結社も解散。
K氏に代わる師は考えられぬままに、
数年後、もうひとりの師―師とも覚えぬ師―を喪った。
でもね、有難いことに、いらっしゃるんですよ、K師が、もうひとりの師が。
いや、それどころか、数多の師匠、大先輩連が、
父の書棚に、図書館に、古い句誌に、頁にいらっしゃるんです。
あふれる言葉が、珠玉の作品が、思いが、きらきら躍って。
やっぱり本っていいなぁ、本を読めるってほんとうに有難い、ある意味凄い。 めっちゃ幸せ。
今度は無理せず、自重しながら読むつもりなんだけど、すぐ夢中になりそうで自信はない。
『読み耽る』っていう位だもんね。
古書の匂いに、温故知新にわくわく どきどきだけど、
自分の体力、体調がじれったく、年齢が口惜しい2015年初頭ではあります。
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