同行二輪

いつまでも若葉な中年ライダーの古社寺旧跡紀行

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○第二十九番、角磐山、大山寺 (平成16年7月3日)

平成16年7月3日、台風の影響で蒸し暑い中、大山寺(だいせんじ)に向かう。まずは住んでいる場所に最も馴染みが深い札所を打ち始めとした。

西国三十三の時は一番から順打ちをすることに決めていたので途中多少大まわりになる効率の悪いルートのことがよくあった。しかし、今回は順番にはこだわらない。どうも中国霊場の各札所を見ると番号順に廻る一筆書きが少し難しそうだからだ。
元々どこでも札所の番号は正確に順番通り廻るように付けられていないことが多いように感じる。順序が重要なのではなく廻り終えることに重点があるからだろう。
例えば、坂東三十三は正確に順番を追って廻るのにはかなり非効率的な順路を取る必要があるし、西国も今のように熊野の青岸渡寺が一番になる前は奈良の長谷寺が一番とされていたりした。
一番からの順番を重要視するようになってきたのは四国八十八ヶ所のお遍路による影響が大きいと思われる。しかし、それさえも最近のお遍路ブームによるものだったりする。

確かにお遍路では、順打ち、逆打ちといって順路を問題にするが、これはあくまでも回り方の違いであって、きっちり番号順ということを意味ではない。順打ちとは時計回りに各札所を廻ることで、逆うちは反時計回りというただそれだけのことだ。
順番を意識してないのは、大正時代に書かれた高群逸枝の娘巡礼記でもうかがえる。彼女は九州から四国に渡り八幡浜から逆うちでお遍路を歩いている。途中からスタートしてしかも逆に廻っているのだ。

観音堂で納経帳を買い求めた。
今まで大山寺には数え切れないくらい来ていてよく知っている。観音様の御朱印をいただくのも二回目だ。西国三十三の御軸の番外としてここで頂いて以来ということになる。何もかも経験済みといってもよい。
取り立てて変わりばえのしない大山寺、特に何の感慨もないだろうと思ったが打ち始めとなればそれなりに身も引き締まるものだ。

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