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いつまでも若葉な中年ライダーの古社寺旧跡紀行

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清巌寺

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○古寺巡礼 清巌寺(平成17年11月20日)

所々雲ってはいるものの久しぶりの日差し。ただあまり暖かくはない。平成17年11月20日、そろそろ寒い季節になってきた。今年最後の古社寺めぐりとなるだろうか。出られてももうあと一ニ回だろう。道端の温度計が18℃を示す。

国道9号線から玉造温泉(たまつくり)に入る。玉造温泉は松江観光の拠点ともいうべき温泉地。大きな公衆浴場もあるがツーリング途中に温泉に入るという習慣がないので、旅館やホテルを横目に見ながら通過する。

温泉街を抜けた道端に小さな案内が出ている。
清巌寺(せいげんじ)。出雲観音霊場33番札所。札所を示すいつもの小僧の看板もある。観音堂の前には杖が何本も見える。出雲観音霊場の最後の札所なので杖を納める人がいるということだろう。
どの霊場でも打ち終わりの札所では無事巡礼を終えたことに感謝して杖を奉納してゆく習慣がある。山陰では歩いている巡礼を見かけることはないので、実際に歩き通したわけではないのだろうが、打ち終わったという気持ちの区切りだろう。

温泉山の山号がこの場所の全てを表しているようですごいと妙に感心してしまう。
本堂は立派だが観音堂はニ間四方寄棟のこじんまりとしたお堂だ。屋根に宝玉を乗せる。
残念ながらお堂の中の厨子は閉まっていた。お前立ちに鏡が安置してあるのが変わっている。神仏習合なのだろうか。そういえばここは出雲七福神の一つらしい。七福神は典型的な神仏習合で、神道と仏教どころか道教も色濃く反映している。

観音堂の右にもお堂がある。中が窺えないのではっきりしないが出雲七福神の布袋尊を祀るのがこれだろうか。元は神社と思われ狛犬が両脇に迎えてくれる。さらにお不動さんの石仏がおられる。狛犬と不動が並ぶのは珍しい。布袋と不動も特に関係なさそうだ。

境内に庭として敷かれた砂には「犬猫以外立ち入り禁止」の札。人は勝手に入ってはいけないらしい。なかなかユーモアのある御住職のようだ。
遅れたコスモスがちらほらと咲いている。

結局、仏は見られなかった。観光寺院でない地方のお寺はなかなか拝観できない。行き当たりばったりでなく、事前に連絡して拝観をさせていただくことを本気で考えたほうがよさそうだ。

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