同行二輪

いつまでも若葉な中年ライダーの古社寺旧跡紀行

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終わりに

終わりに

中国三十三観音霊場を打ち終わり、元気なうちに一度はとずっと思っているが四国八十八ヶ所遍路は何時になったら出発できるのかわからない。何か手近なところで霊場がないかと始めた出雲国神仏霊場はあっさりと満願になった。

少々あっけなかったというのが正直な感想だ。しかし、そもそも霊場のコンセプトとして二泊三日程度を想定してあるので、その予定通りだった訳だが。
今回は寄り道をしなかったが、やはり、目的の霊場だけだと少々物足りない。霊場以外の場所を訪問するのは時間の無駄や観光気分といわれればその通りなのだが、霊場外でも霊場との何らかの関わりがあることも多いし、神仏分離以前には霊場と一体であった場所もあり、そこには歴史的な背景もあったりする。
そんなことより何より、目的地以外は脇目も振らずに進むと、せわしない。心に余裕も持てない。霊場巡りにの目的と少しずれている気がするが、気持ち的には寄り道も悪くないのだ。
今後どんな霊場巡りをするかわからないが、これからも間違いなく寄り道するだろう。

神社と寺院を区別せずに一つの霊場とするのは、ある意味画期的な行事だ。千年以上、良くも悪くも日本では神仏は厳密に区別されることなく信仰されてきた。混淆といえば難しいが、融合してきた。そのため分けられるはずのないものを強引に分離して混乱させたのは明治政府だが、その後は神社と寺院は全く別物という考えが広まってしまった。
しかし、神仏を厳密に分けた考えは歴史的に見ればつい最近のことで、日常に息づいている風俗習慣は以前の神仏習合を色濃く残したまま現在に至っている。そのため、神社と寺院は別としながらも、その違いがよくわからないという人も多い。

神仏霊場ができたことをきっかけに双方がもっと歩み寄ればよいのだが、まだ、そこまでいってないようだ。残念ながら出雲国神仏霊場でも、一つの霊場として成立はしたが、まだまだ各々の寺社が有機的につながっているとはいえない状況だ。今後、もっと一体化した展開があればと望むだけだ。

日本古来の神仏思想が一般化すると良いのだが。

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