色々、思案した挙句、
プーケットへ行く前に、アドバンス・ダイバーへステップアップすることにした。
というわけで、7月初旬に伊豆は川奈で2日間のPADIアドバンス・コースを受講してくる。
折角、伊豆へ行くのならやはり、温泉。
ということで、ついでに伊東の温泉宿に宿泊し、
滞在中、温泉と海鮮料理も堪能してくるつもり。
伊豆は都心から近場?のダイビングスポットが幾つもある上、
元々、風光明媚な土地柄、観光にも最適なので、かなりはまり気味。
(※何れは、温泉地としても有名な雲見でも潜りたいと思っている。)
【ディープ・ダイビング】
ところで、アドバンス・コースの目玉は、
何といっても、水深30m潜ることが出来るようになる為の実習だろう。
原則としては、このアドバンス・コースを修了することで、
ファンダイブなら世界中の何処の海でも潜ることができるようになる。
(※実際には、ダイビング経験本数と最終ダイビング日が相当重要視されているけれども。)
一口に水深30mといっても、
その日の海のコンディションや海域によって、
明るさはまちまちだという。
今時分の伊豆近海では、透明度がよくて10m-15mくらいなので、
30mまで潜行するとそこそこ(十分に)暗いかな、と思われるくらい。
一方、透明度が30-40m近くある海域だと、
水面からみて30m先までゴーグルをつけた状態で確認できることになるので、
実際には水深5m地点とほぼ変わらない程の明るさとなるそう。
(※透明度:水面より垂直に見た時の見える距離感)
透視度:水中で水平に見た時の見える距離感)
水深30mまでいくと、個人差はあるものの「窒素酔い」と呼ばれる
酒酔いに似た症状に陥る可能性も高くなり、
判断力の低下を招き、結果として危険な事態に陥ることもあるそう。
その為、ファンダイブの限界潜行深度はスペシャリティ・コース修了者で40mとなっている。
(※ダイビングは楽しいリクリエーションだけど、安全対策を怠り、
正しい知識と技術を有していないと非常に危険な事態にも陥りかねない。)
しかし、人間とは不思議なもので、
未知への世界への探究心が尽きない貪欲さを持っている。
1960年代までは、生理学的に40mまでが人間の素潜りの限界と考えられていたが、
ジャック・マイヨールの登場によって、人間の素潜りの限界潜行深度が100m超と
生理学上の常識が易々と塗り替えられてしまった。
現在では、200mをも超えているので、何処まで人間は潜り続けることができるようになるのだろう。
(※彼ら、プロのフリーダイバーの凄い所は、レギュレータと酸素タンクを必要としていない点。
無酸素運動で3分以上潜行し続け、10m潜行する毎に1kgの重みが加算されていく中で
100mやら200mやらの深海へと潜行していくのだから。)
【グラン・ブルー】
プロ/アマ問わず、ダイバーにとって、ジャック・マイヨールはしばしば憧れの的となっている。
僕自身、リュック・ベッソンの映画『グラン・ブルー』を観て以来、
ジャック・マイヨールには関心を抱いていたが、
スクーバ・ダイビングをするようになって、ますます興味深さを増していった。
人類で初めて100m超の素潜り記録を打ちたて、
イルカに備わっている水棲能力であるブラッド・シフト(血液の移動)を
人体も有することを証明し、何よりもイルカを友とすることが出来た稀有なダイバー。
日本とも馴染みがあり、幼少期は唐津で潜り、
(※野生イルカとの初めての出会いもこの唐津であったという。)
1970年9月には、伊豆で当時世界最高新記録である76mのフリーダイビング記録を出した。
そんな彼の自伝があるというので、早速買い求めたのが、
『イルカと、海へ還る日』(原題:"Homo Delphinus")
今日、届いたばかりなので、まだ読み進めている最中だけど、
第一章で訳者解説の中に、感慨深い文章を見つけた。
グラン・ブルーとは、海の中深く潜っていったときに、自分の周りがすべてブルーに包まれるところである。そこには黒い海底もなく、白い海面も遠く、ただ一面のブルーに囲まれるのである。何の器具も使わずに自由にそこに行けたら、まるでイルカのように――それがジャック・マイヨールの夢であり、私たちの夢である。
僕自身は、フリーダイビングをする勇気はとても持てないけれども、
いつかスクーバを通じてでも、グラン・ブルーの世界を垣間見てみたい、と思う。
|