From ROMA-KEN(古代ローマ史探求)

…歳を重ねただけでは人は老いない。理想を失うとき初めて老いる。(Samuel Ullman, 'Youth'(「青春」より。)

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こんなナポリの紹介の仕方もありだろう...

by なんだかんだ言ってナポリ好きなトリマルキオ!


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「プレビシート広場」 in Napoli


 ナポリへ行くと大抵、ものの見事に真っ二つの意見に分かれる。「もう一度、行きたい (^o^) 」と言う人と、「けっ、あんな場所、もう二度と行くもんか (`ε´) 」と言う意見である。何故、そうなるのか?それは、ナポリが非常に危険なかほり♪がしながらも、あるいは、そのかほり♪の中にイタリアの庶民的な雰囲気を醸し出しているからである。詰まる所、ナポリとは、良くも悪くも非常に印象深い街と言うことなのだろう...
 とは言え、やはりナポリは旅行者にとって、場合によっては居住者にとっても必ずしも安全な場所でないことは事実であろう。実際、ナポリで財布をスラれたり、場合によっては強奪された経験を有する者は、他のイタリアの都市に比べても多いと思われ、僕が現地で知り合った旅行者の内の幾人かは、「ナポリに来てやられた!」、「もう、いや、こんな場所...」と半泣きで、あるいは、疲れ切った表情で語っていた...
(*哀れ!ある人なんか、宿泊施設の玄関前で、グループに囲まれて財布やらデジカメやらを強奪されたのだから、悲惨極まりなかろう...)


 僕自身?幸いにも、今までそうした経験にあったことはない。けれども、これは別に誉められたことでもなく、本当に「たまたま」なのであり、いつ、僕が標的にされるかも分からない。そんな内心の不安に裏打ちされた「用心深さ」を、ナポリに行く時だけは、そして、列車からナポリ中央駅に降り立った瞬間から、厳重に身に纏う。(*ナポリを訪れた人から言わせれば、テルミニ駅なんぞ、危険度から言えば、「お子チャマ・レベル!」に感じるだろう!と、あるサレルニターノも言っていた!)
 ナポリでは、通りすがりの人にどんなに親しげに声をかけられようと、こちらも笑顔で挨拶を返そうとも、常に、彼等の次の動作、手だとか足の動きだとか、あるいは、周りに何人くらいいて、それが彼の仲間かどうか、常に意識するようにしている。無論、リュックは常に右脇で固く閉めたままである。「こんなジャポネーゼ、やばいですか?」


 ナポリは、実際、非常に危険で、かつ魅力的である。そもそも街の大通りであろうと小路であろうと、何よりもどんなに人混みで雑然としていようと、一切お構いなしに、ナポリっ子たちはモトリーノ(*バイク)を乗り回すのだから、通行人は、おちおち安心してもいられない。そして、そのモトリーノを我が物顔でビュンビュン乗り回するのが、どう見ても小学生くらいのラガッツォ!(*「少年」)であったりするのだから驚きだ!いや、慣れきってしまうとこれもナポリの日常なのだと納得させられてしまうから不思議だ。そんな危険なかほり♪がしながらも、観光客の魅惑を惹き付けて止まないのが、かの有名な「スパッカ・ナポリ」であろう。


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「スパッカ・ナポリ」の小路 (*画像提供は、Wikipedia)


 スパッカ・ナポリは、今では、ナポリの中でも最も庶民的な「下町」として知られているが、元々は、古代ギリシア時代からのナポリの中心地で、古代ローマ時代にもそのまま継続してネアポリス(*ナポリの古名)の中心地であり続けた。今でもその遺構をスパッカ・ナポリの各地、あるいは「地下」(*興味ある人は、見学してみるといいYO!)で見出すことが出来るし、何よりも、スパッカ・ナポリの大通りと小路は古代ローマ時代の街路の構造をほぼそのまま残している。因みに、「スパッカ・ナポリ」とは、"spaccare"(*「真っ二つに割る」)、すなわち、西から東に伸びる通りが、「ナポリを真っ二つに割っている」旧市街のことである。


 実は、このスパッカ・ナポリがまたまた曲者で、そこそこ人通りも多いから、疎らな所よりは安心できると思いきや、その人ごみにまぎれてスリを働こうとする者が虎視眈々と、旅行者?を狙っているから大変である。特に僕のように基本一人旅を旨とする者にとっては、こんな所では、おちおち必殺の「一眼レフ・カメラ」を取り出して撮影することもままならない!常に左右前後の人の動きを確認・意識しながら歩いているのだが、それでも一度、後ろから走ってきて勢い良く、どん!(*本当に、こんな音がするくらいだった!)と僕にぶつかってきたイタリアーノ(*それも革ジャンにスキン・ヘッド!と言う出で立ちで...)には驚かされた。彼は、「ハハハ、ラガッツォ!ファッチャーモ・アッテンツィオーネ!」(*イタ語で「少年!お互い、気を付けようぜ!」となる。)などと陽気に笑いながら、再び走り去っていったが、思わず、「やられたか?」と、彼の走り去る方向を確認しながら(*と言っても、直ぐに人混みに紛れたので分からなくなってしまったが...)、慌ててリュックが破かれていないか、中身は無事かどうか検査した次第である。(*幸い、無事であったが...彼はスリ未遂犯なのか、単なる通行人だったのか?いや、そもそも何を目的として走っていたのか謎のままである...)

 尚、このスパッカ・ナポリの狭い小路でも、猛スピードでモトリーノを乗り回すナポリっ子が多いので、通行の際にはくれぐれもご注意を!


 
 そんなこんなで、ナポリは旅行者にとってはなかなか気を抜けない場所であるが、やはり、僕にとっては何度も訪れたい混沌と魅惑に満ち満ちた都市である。

 尤も、僕は、敢えて

Vedi Napoli, e poi muori !

とは言わない。現代のナポリは、そう言うには、あまりにも複雑な問題を抱えすぎているから...それでも、やはり、ナポリに惹き付けられるのは、ナポリが南イタリアの庶民的な風情を、僕等に赤裸々に曝け出しているからだろう...



 美しくもあり泥臭くもある、良くも悪くもイタリアと言う国に存在する「相克」を内包しているのが、ナポリの尽きせぬ魅力なのだろう...


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ナポリの海の眺め



「さあ、君はどっち?ナポリに行きたい?行きたくない?」




(*スパッカ・ナポリだけは、Wikipediaの画像を利用させて頂きました!)


追伸

 こんな感じでナポリ紹介文を書いてみたが、人によっては「全く危険を感じることはない!」と言うことなので、必要以上に「恐れる」必要はないだろう。あくまで、「用心」することを忘れない方が良い!と言うことである。

 因みに、イタリア人、それも同じ南イタリアに住む者から見ても、やはりナポリだけは、しばしば危険に感じることがある、と言うことも付言しておく。


と、マンマの話ばかりしていたサレルニターノ君は仰っていました!

by ふと懐かしく思うトリマルキオ!
 我等が愛すべき宮城徳也氏が、昨日(*一応、もう昨日になるのね...)

 ↓ ↓ ↓



を追加更新されたのでご紹介させて頂く!


 今回、ページ内で、14世紀〜16世紀(*17世紀初頭)にヴェローナ、ヴェネツィア、フィレンツェの各都市で画家として活躍した人々を時系列的に「対照表」としてまとめられていたのだが、これが非常に役に立つ!毎回、驚嘆させられるのだが、宮城氏はディテールの説明にまでとことん拘っておられるので、僕などは読んでいても非常にためになる。(*宮城氏自身が告白する所では、この「ディテール」さが、思った以上に受けが悪かったりするらしいのだが...)


 尚、宮城氏が、ページ内で

…世の中には,これについて私の百万倍も理解している人は無数にいると思うが,自分の目で絵を見て,自分の頭で考えることが私にとっては大事だ.


(*「フィレンツェだより番外篇11」より。)

と、述べておられるが、これは、僕自身のHP・ブログ開設のコンセプトとも一致する!と言うか、改めて「自らの目で見て、自らの頭で考える!」ことの重要性を再認識させられた。なので、「金言」として謹んで拝受させていただくこととしよう...


 何はともあれ、特にイタリアの中・近世西洋美術史に興味のある方は、是非、一度、読んで観られることをお薦めする!



 以上、紹介でした!




追伸

 一応、宮城氏の自称「隠れファン」トリマルキオとしては、先生の為だけに、「書庫」を開設すべし!と言う強い誘惑にとうとう抗えなくなってしまった。そこで、この「フィレ先生の書斎」を「勝手に」開設させて頂いた次第である...


eb こんな意志の弱いトリマルキオめをどうかお許しを...


(*おぉ!ここにも「カエサル暗号」が...)
 古代ローマ史関係のこんなサイトも発見したので紹介!


 ↓ ↓ ↓



 サイト管理者は上智大学教授の豊田浩志氏であるが、古代ローマ史学界では既知のお方である。僕も何本か論文を拝読させて頂いたことはあるものの、お会いしたことは一度もないので、雲の上の存在である(*と言っておく!)。
 尚、豊田氏のご専門は、プロフィールを観て頂ければ分かるように、主に古代ローマ時代の「キリスト教」関係である。従って、古代ローマ時代の宗教、特にキリスト教関係について学びたい方は、豊田氏の論文などに眼を通しておくのも良いだろう。


 ところで、このサイト、観れば観るほど、なかなか良く作りこまれている、と言うか、


のページなど、実に興味の引く話題が盛り込まれている(*いや、そもそもネーミングがチャーミングだね!)。特に、豊田氏自ら作成された


は、古代ローマ史好きならば、一度眼を通しておくのも良いのではないかとも思う。何よりも古代ローマ時代における「北アフリカ」の状況が目に見えてくるようで非常に勉強になる。


 是非とも今後も更新を続けて欲しいものである!



 一応、紹介でした!




追伸

 あいつはこのサイトの更新には関わっていなかったのかなぁ?いや、そもそもこういうサイトがあることを教えてくれても良かったろうに...何てイ・ジ・ワ・ル・な・ヤ・ツ!

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