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チェギョンが天空にやってきて もうどれくらい経つだろう?
僕は 今まで 人の事も 自分の人生も 特に興味を持ったことも無かった
でも 今は 少しだけ 違う気がする
チェギョンの笑顔を 守りたいと 思っている
地上にいたときは ただ 変な ジャージ女って 思っていた
いつも 楽しそうに笑っている姿を見て 僕は 少し 嫉妬していたのかもしれない
家族や友達に愛されている チェギョンの事が 羨ましかったんだ
自分には 持っていない すべてを 持っている気がしていた
逆に ヘリョンは 僕に似ていた
だから 彼女の事を 鏡を見るように 見ていた気がする
庭で 遊んでいる チェギョンを見ながら
そんな事を考えていた
「チェギョン そろそろ 中に入ろう!」
そう言って 手を振った
「うん! でも あと少しだけ〜」
チェギョンは そのまま 走っていってしまった
そのうち 帰って来るだろう
そう思い 部屋に戻って 残っていた 書類に目を通していた
ふう だいぶ片付いたか?
山積みの書類に目を通し終え 時計を見た
あれから2時間
チェギョンの奴 おやつでも 食べてるかな
リビングに行くと 誰もいない
「チェギョン チェギョ〜ン」
声をかけると すぐに 侍従長が出てきた
「チェギョン様は シン様とご一緒ではなかったのですか?」
「いやっ」
「ご一緒ではない? シン様とご一緒だと聞いていたのですが・・・」
そう言って 侍従長は 急いで色々な所に 連絡をして
すぐに チェギョンの捜索隊が結成された
チェギョン どこに行ったんだ?
まさか 事故?
いや 誘拐?
何らかの 事件に 巻き込まれた?
僕は 落ち着かなくて 部屋中を ウロウロ歩き回った
ふと あることを 思い出した
今まで 気にも留めていなかったが
あの時
そう チェギョンが遊んでいた時 遠くで こちらを見つめる 一人の女性がいた
あの女性は 確か・・・
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