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病院に運び込まれて 今日で3日目
こんな所で のんきに寝てる場合じゃ無い
早く 姉さんの所に 行かなきゃ
急いで 着替えて 病室を出た
でも 看護師に見つかったら ヤバイな
見つからないように エレベーターに乗り込み 1階のボタンを押した
エレベータが どんどん下っていく
チーンと音が鳴り 扉が開いた
ふ〜う
誰にも見つからずに 何とか 病院を抜け出すことができた
太陽の光は 3日ぶりだな
ところで 今 何時だ?
時計を見ると 11時になる3分前だった
今から 学校に行ったら 調度 昼前か
姉さん 何してるかな・・・
姉さんに逢いたくて 急いでいたせいか
ずいぶんと 早く 学校に着いた
さてと・・・ そうだ! 姉さんの大好きな場所で待とう
大好きな姉さんを
遠くに 姉さんの姿が見えた
よし! ちょっと驚かせてやろう!
木の影に隠れて 姉さんを待った
姉さんが お弁当を広げた
いっただき〜
「こ、こら〜!」
「よぅ!」
「よぅ!! って テソン! 3日間音信不通で 何やってたの?? もう! 心配したんだから!」
心配してくれてたんだ
「美味いな お前の お弁当! これ お母さんが作ったのか?」
「えっ? ち、違うよ 自分で 作ったのって あんた 私の話 聞いてた?」
「あっ? あぁ 聞いてたよ! 3日間 何してたかって? えっと お姉さん達と 飲み歩いていました!」
なんて ホントのことなんだ 言えるわけないだろう・・・
「バカ!!」
「嘘だよ!」
「はぁ ご馳走様!」
「えっ? ちょ、ちょっと〜 私のお弁当 全部 食べちゃったの? いつの間に〜!」
「お前が 興奮してる間に」
「って マジメに 答えなくていいの! もう 私の お弁当!!」
「これ 食うか?」
「きゃ〜 いいの? やった〜」
こんな 何気ない一言一言が 今は とても 幸せだよ
「単純だな〜」
「あのぉ そろそろ 手を 離してくれない?」
「嫌だ!」
離したくない
「何で?」
「また 暴力 振るわれるから!」
「も、もう しないから」
「嫌だ!」
「テ、テソ〜ン! テソン君 ヌナのお願いを 聞いてくれないの?」
「・・・」
ごめん 姉さん さすがに ちょっと 無理したみたいだ
少しだけ 眠るよ
そこで 俺は 夢を見ていた
「ハンギョ・・・」
「あれ? テソンの寝言? 確か ハンギョンって 聞こえたけど・・・ 何で この名前を?」
また 昔の夢を見ていた
時々 見る 同じ夢
「テ、テソン? 大丈夫? 顔が 真っ青だよ」
姉さんが 居なくなってしまう夢
でも 良かった 姉さんは ここにいる
「ごめん 少しだけ このまま」
「う、うん」
「テソン・・・」
姉さん そんなに 心配そうに 見つめるなよ
俺 大丈夫だから
「な〜んて 嘘だよ! ごめん ヌナ!」
「お弁当 ご馳走様!」
「テソン! 午後からは 授業 受けるでしょう!」
「あぁ!」
空を見上げると
真っ青の空の中に 一筋の飛行機雲が あった
まるで 1つの空を 2つに裂くように
「オオカミの誘惑」 〜再会〜#30
http://blogs.yahoo.co.jp/kanon1230snow/13668430.html
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