さわやか易

いらっしゃいませ。名画を鑑賞するとき、その背景である歴史を考えてみたい。(猶興)

「月刊誌・致知」を読む

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牛尾治朗氏。1931〜
 
「知致を読む」をしばらく御無沙汰してしまいましたが、久しぶりに投稿します。「知致」の6月号から「巻頭の言葉」を照会したいと思います。今月はウシオ電機会長の「和魂洋才の心で道を開く」というテーマでした。
 
幸福感に乏しい日本人
知り合いのフランス人は、日本のコンビニで買ったお菓子のおいしさに驚愕していました。ユニクロの衣類も、安価ですが高い機能性を保ったままです。日本の消費者はいま、よいものを極めて安価に入手できる歴史上もっとも快適な時代を迎えています。ところが日本人の幸福感は必ずしも十分に満たされているとは言い難いところに問題があります。
 
求められる北辰の如きリーダー
これは人間関係の希薄さに起因するものと思われます。地方、とりわけ日本海側は、出生率、女性の就業率ともに東京より高く推移しています。これは地方に三世代同居の大家族が多く、自宅で子供の面倒を見てくれるお年寄りがいることが寄与しています。
 
加えて、古来培われてきたよき伝統文化がまだ色濃く残っており、人の心に潤いをもたらしてくれることも大きいと思います。
 
和魂洋才の心で、日本本来のよさを保持する日本海型社会と共存していくべきだと私は考えます。
 
企業経営も同様です。複数の拠点を世界主要都市に構え、外国人の従業員を多数雇用してグローバルに競争力を発揮しつつも、日本企業の特徴である大家族的な経営を大切にしていくべきではないでしょうか。
 
「論語」に「北辰其の所に居て、衆星之に共う」という言葉がありますが、リーダーが今後の趨勢をしっかりと見極め、天体の中心に輝く北辰、北極星のように進むべき道を指し示せば、人々も自ずとよき方向に導かれます。
 
古きよきものを堅持しつつ、新しきものも積極的に取り込んでいく。こうした和魂洋才の心によって、日本はこの目まぐるしい変化の時代に、生き筋を見出すことができると私は考えるのです。

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