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親分、今日はスターリンの話を聞かせてください。僕はスターリンが大嫌いなんですけど、スターリンは第二次世界大戦には欠かせない人物ですから、しっかり押さえて置かないといけませんよね。
俺も大嫌いなんだが、好きとか嫌いとかは言ってられないな。20世紀の重要人物だよヒトラーとスターリンは。
スターリン(1878〜1953)
ヒトラーは神がかったところがあるんですが、スターリンは悪魔のような、スパイとか陰謀とか暗いイメージで恐いですよね。アメリカ大統領のルーズベルトが近づいたのが信じられない位真逆のイメージなんですけど。
スターリンはヒトラーと戦った独ソ戦にも勝ったんだが、日本を戦争に巻き込み、アジア全体に戦争を広げた張本人でもあるんだぞ。
日本と戦争をしたかったのはルーズベルトでしょ。
ルーズベルトはスターリンの策に乗ってしまったとも言えるんだな。それ程、スターリンの謀略というのは計画的な黒幕なんだよ。お前、満州は何で日本が満州国を作ったか知ってるか。
知ってますよ。関東軍の参謀・石原寛治が計画して、上司である板垣征四郎たちと日本政府には秘密に、張学良の仕業に見せかけて、柳条湖というところで爆発事件を起こして一気に攻撃を開始したんです。主要都市を次々占領し、ほぼ日本の全面積はある満州を支配してしまったという満州事変ですよね。1931年、昭和6年の9月です。
よく知ってるじゃないか。
翌年の1932年3月には天津の日本租界で日本政府の庇護を受けていた清国最後の皇帝・宣統帝を皇帝に担いで日本の傀儡国家・満州国が建国されたんじゃないでしょうか。
良く出来ましたという感じだな。ところがそれからどうなった?
国際問題になって、翌年にリットン調査団が派遣され、独立国家とは言い難いとかで国連で否決され、日本は国連を離脱することになったんですよね。
そうだよな。それで日本は国際的に孤立することになった。いいか、そうなることを計算していたのが、スターリンなんだよ。全部スターリンの謀略だったんだ。
そりゃあ、親分の想像でしょう。いくらなんでもそこまでは出来ないでしょう。何か根拠らしいことがあるんですか?
謀略だからな。証拠なんてものはないんだが、ソ連が崩壊したあとで解ったことがあるんだよ。1928年の6月に満州の軍閥である張作霖が列車内で爆殺されるという事件があるんだよ。
満洲某重大事件という奴ですね。田中義一内閣が総辞職するまで発展しちゃうんですよね。結局、関東軍の河本大作の仕業だったんでしょ。
ところが、この事件はソ連の崩壊後、ロシア人歴史作家・プロホロフが2001年に「GRU(ソ連軍参謀本部情報総局)帝国」という本をを出版したんだ。そこには、 事件はスターリンの命令で諜報員ナウム・エイチゴンが計画し日本軍の仕業に見せかけたものであると述べられているんだよ。つまりな、スターリンの謀略は日本と中国を戦争させることだったんだよ。そのためには日本が中国にどんどん進出するように仕向けたんだ。
満洲に日本人が大勢入ってきた頃に、1936年に西安事件が起りますよね。これで蒋介石が共産党と手を組んで日本と戦うことになりますよね。西安事件は張作霖の息子である張学良が蒋介石を裏切って共産党についたんですよね。
共産党の恐いのは人間を変節させるんだよ。拷問にかけりゃ誰だって変節するんだ。変節しなけりゃ殺せばいいんだから、簡単だよ。関東軍の河本大作だろうが、張学良だろうが、蒋介石だろうが、皆無理やりでも変えちまうのさ。
なんでスターリンは日本を目の敵にするんでしょうかね。やはり日露戦争の恨みでしょうか?
そうだな、当然それもあるだろうが、アジアの要は日本だと、日本を共産化出来れば全アジアは共産化出来ると考えて最重要としたんじゃないかな。
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