さわやか易

いらっしゃいませ。名画を鑑賞するとき、その背景である歴史を考えてみたい。(猶興)

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ジョージ・W・ブッシュ(1946〜)

冷戦終結後、1990年から始まったアメリカ一極支配時代はいつの間にか終わり、今では多極化時代になっている。ではその潮目の変化はいつからだろうか。振り返ると大きな流れが変わるターニングポイントは2003年にあったと言えるのではないか。2003年はアメリカのブッシュ(息子)大統領がイラク戦争を始めた年であり、旧ソ連圏での「カラー革命」が始まった年でもあったからである。

1990年代にアメリカでは軍事革命といわれるハイテク兵器が開発されていた。IT化した戦争ではどんな敵も一瞬にしてせん滅出来る軍事能力があった。イラク戦争ではアメリカの攻撃はまるでゲームを楽しむようにたちまちイラク軍を圧倒した。フセイン大統領は逮捕され、処刑される。しかし戦争に百戦百勝しても相手国が降伏し従属しなければ戦争は終わらない。ゲリラとなって姿を消した敵にはいかにハイテク兵器も能力を発揮できない。


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プーチン大統領(1952〜)

一方のロシアではエリツィン時代にロシアを支配していた新興財閥オリガルヒたちが2000年に登場したプーチン大統領によって追放されていた。2003年、最後のオリガルヒであるホドロコフスキーがロシア最大の石油会社ユコスをアメリカとの合弁会社にしようと持ち掛けてきた。ブッシュは願ってもないチャンスと喜んだが、プーチンが急きょホドロコフスキーを逮捕するという「ユコス事件」が起きる。アメリカは旧ソ連圏を民主化する「カラー革命」を起こしプーチンと全面対決することになった。

一極支配を目指したアメリカはイラク戦争で泥沼に嵌り抜き差しならぬ状態になってしまう。「カラー革命」はグルジア、ウクライナ、キルギスと進んだが、ウズベキスタンでは失敗した。2004年にはヨーロッパでEUが25の加盟国に拡大し一大勢力を形成する。2005年にはロシアは中国と結んで「上海協力機構」を発展させようと加盟国を増やした。アメリカの財政赤字は膨らみ「住宅バブル崩壊」「サブプライムローン」、2008年の「リーマンショック」を起こし、完全に世界は多極化時代に突入した。

 
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オバマ大統領(1961〜


2009年、「チェンジ!」を叫んでアメリカではオバマ大統領がさっそうと登場する。オバマは「対立より対話」を唱え、ソフトパワーで再びアメリカの指導力を回復させようとした。「テロとの戦い」も「リーマンショック」も一気に解決してくれるかと世界は期待したが、そうは行かなかった。膨大な財政赤字をかかえるアメリカは毎年、中国に1兆ドルを超える国債を買ってもらう状態だった。これでは中国の大軍拡にも北朝鮮の核開発にも黙認するしかない。中東の混乱も収まらない。

リーマンショックで世界中が低迷する中で一人中国だけが健在だった。2012年に登場した習近平は軍拡とともに世界を視野に入れた経済圏構想「一帯一路」を提唱し、2014年に広く各国に発表した。中国西部から中央アジア、ヨーロッパを結ぶ「一帯」と中国沿岸部から東南アジア、インド、アフリカ、中東、ヨーロッパを結ぶ海上ルート「一路」からなる一大経済圏の確立である。経済圏に含まれる国は約60カ国、その総人口は約45億人で、世界の約6割に相当する。明らかに米中二極化を目指した。


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習近平(1953〜)

中国は2010年、世界最大の輸出国になり、外貨保有高と資本蓄積高も世界一になった。そもそも中国は7世紀の始めから19世紀の始めまで、約1200年間、王朝は入れ替わったが常にトップの大帝国であり世界のGDPの30%はあったと言われる。アメリカの活躍は最近の200年間である。200年前に西洋人が突然攻めてきたアヘン戦争からさんざん中国は屈辱を味わされ続けたが、ようやく世界一の座を取り戻したとしてもおかしくはない。そう自覚しているのが習近平であり、中国のエリートたちである。

米ソの冷戦時代、近代化に遅れていた中国に手を差し伸べたのはアメリカだった。アメリカは莫大な資金を投資し、最先端の技術を教えた。世界の工場として中国を成長させ近代化させた。豊かになった中国はやがて自由主義、民主主義陣営の一員としてアメリカと協力してくれるだろうと期待していた。それがどうだ。アメリカが中東に手こずっている間に恩人であるアメリカのライバルになるつもりなのか。「それはないだろう!」アメリカの本音である。

〜〜さわやか易の見方〜〜

******** 上卦は風
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***   *** 下卦は水
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「風水渙」の卦。渙(かん)は散るという意味である。散るとは一家離散、国内分裂、民心離反という良くない意味もあるが、分散、独立して新たな生命が躍動するという前向きな意味もある。歴史も古くなった集団が新たに分散し独立することの繰り返しである。新たな世界に旅立つ若者の姿でもある。気を引き締めてかからねばならない。

200年前に栄華を誇った清朝帝国が衰退に向かっていた頃、彗星の如く世界に羽ばたき始めたのがアメリカである。日本もアメリカに次いで世界の表舞台に登場した。冷戦終了後に日本が表舞台から降り始め、替わりに中国が表舞台に登場してきた。浮くもの沈むものが入れ代わり立ち代わりである。華やかだったヨーロッパも今は大人しい。アメリカの隆盛も中国の台頭も長い目で見れば一時の夢のようなものか。

日本のこれからを考えてみたい。冷戦後から始まったグローバリズムの影響ですっかり日本らしさが失われてしまった。経済にばかり囚われ過ぎてはいないだろうか。日本人は経済よりも大切にしてきたものがあるのではないか。一度は経済大国の夢を見たのだから、もう経済大国は卒業しようじゃないか。そろそろ本来の日本らしさを取り戻し「和の世界」に戻ろうじゃないか。お互いに忘れていた日本文化を再発見しようじゃないか。



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