さわやか易

いらっしゃいませ。名画を鑑賞するとき、その背景である歴史を考えてみたい。(猶興)

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kan*u*uuk*u 

親分、よろしくお願いいたします。ユダヤ人たちがヨーロッパで大変な迫害にあっていたということが解りました。勿論、宗教的理由もあるんでしょうね。

そうさ。イエス・キリストが磔になったのはユダというユダヤ人が裏切ったからなんだよ。ユダヤ人がイエスを殺したんだというのが定説になっていたんだ。イギリスでは国王がユダヤ人を国外に追放するなんてことがあったんだ。

いつ頃のことですか?

1290年だ。エドワード1世がその時、イギリスにいる1万6000人のユダヤ人全員を国外に追放したんだ。ユダヤ人たちはフランスやオランダに逃れて行ったんだ。その前も、100人のユダヤ人が処刑されたり、財産を没収されたりしたことはあったんだ。理不尽な話なんだが、イエスを殺した民族として差別されていたからどうしようもなかったんだろうな。

ユダヤ人に同情してしまいますね。

その後、オランダがスペインから独立し、商業が盛んになるんだ。とくに東洋からの香辛料が大変なブームになり、東インド会社なんかが設立されるんだな。株式会社なんかも出来て経済が活発になってくるんだ。多分、金のあるユダヤ人が大きく貢献していたんだと思うな。

そうでしょうね。銀行というのも最初に作ったのはユダヤ人ですか?

さあ、どうかな。銀行の起源は今から5000年前に古代バビロニア時代に宝物を預かったり、穀物や家畜を貸し付けたりするようなことが行われていたというから、もっと昔からあったんだろう。それでな、イギリスから永久追放されていたユダヤ人が又360年ぶりにイギリスに戻るということになるんだ。

それはどういうことですか。


イメージ 1
オリバー・クロムウェル(1599〜1658)

17世紀になると、イギリスではピューリタン革命が起こるんだ。この革命を率いていたのがオリバー・クロムウェルなんだが、ユダヤ人の資金がどうしても必要になったんだ。オランダのユダヤ人宗教家マナセ・ベン・イスラエルと話をつけてユダヤ人の再入国を実現させたんだ。ここからユダヤ人金融家たちがイギリス経済の支配権を持ち始めることになったんだ。

イギリスのピューリタン革命と言えば、あの悲劇の女王メアリー・スチュアートの孫に当たるチャールズ1世がピューリタンを弾圧しようとして逆に処刑されてしまう事件ですよね。国王を処刑したのはいいが、クロムウェルが死んだ後、やはり国王が必要だとフランスで落ちぶれていた元の国王の息子を探し出して王につけるなんてことがあったんですよね。そんなことが行われている裏では経済の支配権がやり取りされていたんですね。そういえば、その後に経済大国の座がオランダからイギリスに移って行きますよね。再入国したユダヤ人のお陰なんですか?

正にそうなんだよ。これからイギリスでは産業革命が始まるだろう。ユダヤ人の金融家たちがいたから大成功するんだ。ユダヤ人のパワーはアメリカだけじゃなくて、既にヨーロッパでも力を発揮していたんだよ。どうだ、面白いだろう。

アメリカの正体というタイトルですが、ユダヤ人の歴史という感じですね。じゃあ、今日はこの辺にしましょうか。

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