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親分、昨日の続きをお願いします。1990年代に日本はアメリカが仕掛けた第2の戦争にすっかりやられてしまったという話でしたね。
そうだ。第2の戦争というのは経済戦争なんだな。日本というのはコツコツ真面目に働くことは優れているんだが、外国との取引とか駆け引きとかはそういう真面目な部分だけじゃダメなんだな。相手の裏の裏まで見抜くような強かな計算が無ければダメなんだ。
親分は今の日本がデフレ時代から抜け出せないのは、アメリカとの経済戦争に負けた結果だとおっしゃるんですね。
そういうことだ。ところが、アメリカが日本に勝ったとばかりは言えないんだな。実はアメリカも負けているんだ。ちょっと複雑なんだが、アメリカという国は色々な勢力があるんだが、其のうちのネオコンという勢力があるんだな。このネオコン勢力に日本は経済戦争で負けたんだよ。アメリカの経済もこのネオコン勢力にまけたとも言えるんだよ。
解りました。そのネオコン勢力が推し進めているのがグローバリズムですね。日本もすっかりグローバル化させられちゃいましたからね。
そうなんだ。今から30年くらい前に日本で流行語のように蔓延したのが、「国際化」であり「情報化」、「グローバルスタンダード」なんだ。猫も杓子もこれからは国際化の時代だとか言って騒いでいたもんだ。
確かにそうでしたね。国際化に乗り遅れちゃいけないという雰囲気でしたよ。
俺なんかもそんな時代が来たのかと思っていたんだが、そういう空気を作り出していた勢力があったんだよ。それがアメリカのネオコン勢力なのさ。このネオコン勢力の正体が問題なんだ。
ネオコン勢力の正体ですか。いったい何なんですか?
これが実は共産勢力なんだよ。ロシア革命を起こした中心にレーニンとトロツキーがいたんだよ。トップはレーニンだったんだが、その後継者はトロツキーだったんだ。ところが後継者争いの時、急激に力を発揮したのがスターリンだったんだ。スターリンという奴は恐ろしい奴で、邪魔者は仲間であれ、次々と殺して無理やり権力を手にしたんだ。結局、トロツキーは国外の逃れるしかなかった。
トロツキーなら知っています。確か、メキシコでスターリンの刺客に殺されるんですよね。
そうなんだ。しかしトロツキーの仲間というか信奉者はトロツキストと言って結構大勢いたんだよ。アメリカのトロツキストたちはスターリンの一国主義の共産主義に反対して、根強く活動していたんだ。1950年代頃、アメリカでは赤狩りと言って共産主義者を一掃する運動が起こるんだな。その後アメリカのトロツキストたちは巧妙に生き残りを図るため表面的には民主主義を唱える勢力となって始めは民主党、その後共和党で活躍し始めるんだ。
そのトロツキストたちがネオコン勢力になったんですか。
そうだ。しかもだ。アメリカのFRBをつくり、金融界を支配し、政治の権力を握っているユダヤ系の金融グループがそのネオコン勢力と手を結んだんだ。これは最強の勢力だよな。
簡単にいうとどんな考えなんですか?
世界を一つにするというユダヤ思想の一つなんだ。マルクスの思想とも一致する共産主義にも近いんだな。だからグローバリズムと共産主義は形は違うが根っこは同じなんだよ。
そんなこと、日本人で知ってる人は誰もいませんよ。本当なんですか。
自分で勉強してみろよ。日本人はそうとは知らずにいつの間にかグローバリズムの流れに押し流されてここまで来てしまったのよ。今になっても未だ気付かずに、さらにさらにグローバル化させられているのさ。アメリカでもヨーロッパでもそうなんだよ。移民をどんどん受け入れる政策なんかは完全にグローバル化なんだ。テロが起こり、犯罪が増えたんでようやく見直しの動きが始まったんだがもう手遅れ状態にまで進んでしまったよね。
トランプ大統領がメキシコに壁を作ると言ってますよね。グローバル化に歯止めをかけようとしてるんですか。
そうだよ。アメリカも最大の被害者だからな。日本も早く手を打たなきゃ手遅れになるぞ。
ありがとうございました。自分なりに勉強してみます。
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親分、お久しぶりです。出張から帰って来ました。またしばらくは日本にいますからよろしくお願いいたします。
そうか、ご苦労様でした。待っていたよ。でも元気そうじゃないか。お前がいると俺も元気が出るよ。
ところで、米中の貿易摩擦はますますエスカレートして来ましたね。このまま行くと米中の冷戦になってきますね。
その通りだ。もう既に冷戦状態と言っていいんじゃないか。日本への影響もこれからどんどん出てくるだろうな。
かつての日本も日米貿易摩擦で相当アメリカから叩かれたんですよね。
そうだな、30年くらい前だったかな。米ソの冷戦の末期頃からだったな。お前は余り知らないだろうが、80年代頃の日本はすごかったんだよ。アメリカの学者が「ジャパン・アズ・ナンバー1」という本を出して、日本は世界のお手本だから日本に学べという内容だったんだぞ。
知ってますよ。日本の高度成長は世界の奇跡と言われたんですよね。でもその高度成長が行き過ぎてバブルになってしまったんでしょ。猫も杓子も株に手を出して金持ち気分を味わったんじゃないですか。日本人にしては身分不相応な金持ちになって、本来の日本人の勤勉を忘れちゃったんじゃないんですか。確か3Kとか言って、きつい、危険、汚い、の仕事は外国人にやらせろという時代があったそうじゃないですか。日本人もその頃はいい気になり過ぎていたんですよ。
成程な、お前たちの世代はバブル崩壊もデフレ時代もそうやって受け入れてしまったんだな。確かにお前たちの世代は就職氷河期というたいへんな時代を体験した世代だから無理もないよな。
いい思いをしたのは、団塊の世代ですよ。年功序列で大して仕事をしなくても適当にいい思いができたのは。今じゃ、年金暮らしで優雅にやっているんじゃないですか。僕らは男も女も大変ですよ。少子化、少子化というけれど、結婚して、子供を育てる普通の生活が大変なんですよ。結局、僕たちは団塊の世代様たちの年金を稼いでいるようなもんですよ。そしてこれからは団塊の世代が介護を受けるようになるんですよ。「ジャパン・アズ・ナンバー1」とか「高度成長時代」とかいうと僕たちにはそのつけを払わされている気がするんですよ。
そうか、そんなことを考えるんだな。今の日本は若者たちに苦労をさせているんだな。なんだか申し訳なくなってくるな。
いや、親分、すみません。つい愚痴をこぼしてしまいました。団塊の世代は親分や僕らの親の世代ですから文句は言えませんけど。若いころは苦労した世代なんですからね。でも世界史的に見たら今の日本はどんな状態なんですかね。
かつての経済大国日本、今は大したことはない日本、という感じかな。相撲で言えば元の大関がカド番でも負け越し、復活も叶わず、ずるずると平幕に落ちてきてすっかり定着しまったという感じだな。完全にアメリカのポチになってしまったな。一番問題なのはそんな姿であることに日本人が気が付かないというか、甘んじていることだな。
確かに我々は今の現状に甘んじていますね。この先も変わらないんじゃないかと思っています。親分はどうすりゃいいとお考えですか。
冷戦後の日本がここまで落ちぶれてしまったことへの反省というか、何が原因だったかをきちっと知ることが先ず必要なことだよな。それが解れば、じゃあどうすればいいかが解るんじゃないか。
かつての日米摩擦に原因があるというのでしょうか。
俺はアメリカは日本に第2の戦争をしかけたんだと思っている。そして完全に日本を何も言えない従属国にしてしまったんだよ。日本は第2の敗戦をしたのさ。
1985年の「プラザ合意」なんかはだまし討ちにあったようなものですよね。
そうだな「プラザ合意」で戦争のスタートを切ったんだ。日本も急激な円高をも受け入れて相当がんばっていたんだ。しかしその後の「スーパー301条」なんかで日本叩きは続き、「日米構造協議」で完全に日本の抑え込みに入ったんだ。この「構造協議」なんて、完全に内政干渉というか、日本弱体化戦略だったんだ。日本の習慣や税制まで踏み込んで改革を迫って来たんだ。
グローバリゼーションの導入がまずかったですね。
何もかもアメリカの言いなりになってしまったな。結局のところ、日本は国防をアメリカに任せていただろう。これが最大の弱みだよ。言いなりになるしかないんだな。
日本経済を市場主義にされちゃったんですね。それが第2の敗戦ということですか。
90年代の始めは日本の銀行は世界のトップ10に何行も入っていたんだが、90年代の終わりには金融のビッグバンで滅茶苦茶になった。お前たちの就職氷河期もこのころだったな。当時の小渕総理が赤字国債を100兆円発行してピンチを乗り切ったんだ。それで批判を浴び、心労が重なったせいで死んでしまったんだ。しかしその90年代の10年間に日本がアメリカにつぎ込まされたのは1000兆円と言われているんだぞ。それでも今、若者が苦労している日本がアメリカにその国債を少しは返してくれと言えないんだぞ。
成程、そうなんですか。良くは解らないんですが、アメリカのいいなりになっているってことはその通りだと思いますよ。じゃあ、今度は中国が同じようにアメリカから要求される番ですか。
いや、そうじゃないんだ。アメリカのリーマンショックを救ったのは中国なんだ。毎年140兆円のアメリカ国債を買っていたのが中国なんだ。オバマ大統領の時だ。だからオバマは中国の軍拡にも何も言えなかったんだ。一帯一路の計画を発表した時も、黙っているしかなかったんだ。そして、トランプ大統領が出てきたんだな。そして中国を泥棒扱いして、経済戦争を始めたんだ。
これは大変ですね。後はこの次にしましょうか。
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オサマ・ビン・ラディン(1957〜2011)
2001年9月11日、ニューヨークで起きた同時多発テロ事件は世界に衝撃を与えた。オサマ・ビン・ラディンの率いるアルカイダが民間旅客機をハイジャックし、同時に複数の重要建造物を標的に自爆テロを決行したという前代未聞の大事件だった。
しかし、アフガニスタンに本拠があるテロ組織が起こした事件としては余りにも規模が大きく、余りにも巧妙であり、常識的に考えて不可能に思える。アメリカのCIA、FBIの厳重なセキュリティに気付かれずに、あのような大胆な犯行が成功することは考えられない。アメリカ国内でも「見逃し説」と「自作自演説」があるが、筆者は自作自演であると信じている。
息子ブッシュ大統領(1946〜)
ウィキペディアの「アメリカ同時多発テロ事件陰謀説」を参考に考えてみたい。先ず動機であるが、アメリカの一極覇権戦略を企てるネオコン勢力は「テロとの戦い」に世界が一致協力する体制を作りたかった。加えてヨーロッパのEUが加盟国を増やし新通貨「ユーロ」を発行することが決定した。基軸通貨ドルを守り、信頼回復するには戦争が最も効果がある。戦争を起こすためには世界が納得する程の大義名分がなくてはならない。
大事件にはその結果、世界がどう動いたかによって真相が解るものである。9・11事件の後、何が起こったか。息子ブッシュ大統領は「これは真珠湾攻撃だ!世界は断じてテロに屈しない!」と叫んでアフガニスタン侵攻を開始した。軍事基地を次々作ると今度は「大量兵器を隠している!」と決めつけて2003年にイラク戦争に突入した。9・11同時多発テロ事件が戦争開始のためにつくられた大義名分だったことはあり得る話だ。
9・11事件のWTSビル
ワールド・トレード・センタービルが航空機の衝突と火災によって、あっという間に崩壊してしまったというのも疑わしい。近代的な高層ビルで火災が原因で崩壊した例はない。このビルは1945年にエンパイヤステートビルで起こった航空機衝突事故を教訓に仮に航空機が衝突しても大事に至らないように設計されていたという。9・11の崩壊は人為的な爆破解体だったのではないかとの疑惑がある。
ユタ州のブリガムヤング大学の物理学教授スティーブン・E・ジョーンズはビル地下の溶けた金属を調べた結果、高熱を発する爆発物を使用した形跡があると言った。その発言後、ジョーンズ教授は政府の圧力を受け教授職を解雇されている。複数の証言者が爆発音を聞いたと語っているが、科学者や技術者が事件を解明するべきである。だが、現在のアメリカではこの事件に深入りすると逮捕される危険もあるという。
ペンタゴン
しかし、人為的な爆破解体とすれば、無数の爆薬に電気配線をつなぎ雷管で起爆するため、準備作業は数百人の人員と数か月の工期がかかる。一日に20万人が出入りするWTSビル内で秘匿した作業が出来るものかとの疑問もあるが、施設警備を請け負っていた警備会社のCEOは大統領の弟マーヴィン・P・ブッシュであったという。WTSビルには金融機関の不正調査を行うFBIの事務所があったが、ツインタワーの崩壊により資料が消滅したというのも計画的だったのではないだろうか。
また、ハイジャックされた民間機の乗客から家族へ電話がかかってきたと言われているが、通常の航行高度からの携帯電話通話は不可能であることが証明された。何者かによる偽装電話である可能性が高い。ペンタゴン(国防総省)に突入した飛行物体についても旅客機ではなくミサイルであったと複数の目撃情報があったが、いつの間にか情報を寄せる者はいなくなった。不審な死を遂げる者が出てきたからである。その他にも数々の謎が残る事件なのである。
〜〜さわやか易の見方〜〜
*** *** 上卦は雷
*** ***
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*** *** 下卦も雷
*** ***
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「震為雷」の卦。震も雷も突然起こるものの象徴である。雷が二つ重なっており、天地の間に雷鳴が轟きわたっている象である。雷鳴が轟く時は人々は驚き恐れるが、過ぎ去れば案外害もなく平常に戻るものである。君子は人々を震撼させるような出来事があった時も、沈着冷静に落ち着きを失わない。狼狽して取り乱すようでは君子とはいえない。
9・11事件の首謀者とされるオサマ・ビン・ラディンが事件後、10年間も潜伏して行方不明だったというのも怪しい話である。先端技術を誇るアメリカ軍が居場所さえ突き止められない筈はない。恐らく何らかの密約があったのではないだろうか。ブッシュ家とビン・ラディン家は家族ぐるみの親しい関係があったという。ブッシュファミリーがこの事件に深く関わっているのではと思わざるを得ないのだが。
過去の事件が物語るところによれば、アメリカの場合はドルに手を出そうとした者は暗殺に遭っている。逆鱗に触れることになる。9・11はEUのユーロ発行と深い関係があると見るべきだろう。基軸通貨ドルを揺るがす事態になった時にはアメリカの権力者は戦争を起こしても阻止するだろう。現在、中国が人民元を基軸通貨にしようとする動きがあるように感じるが、危険極まりない事態になるだろう。
(お知らせ:今回をもって「20世紀からの世界史」を終了させていただきます。何かの縁で読んで下さった皆様には深くお礼申し上げます。ありがとうございました。)
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ドナルド・トランプ(1946〜)
世界は多極化時代を迎えるとともに、新しい時代に突入した。冷戦後から急速に広まり始めたグローバリズムが伝統と秩序を壊し始めたことに各国はようやく気付いた。人、物、金を一つの世界に広めようとした動きにより富は集中化し、貧富の格差は広がり、移民、難民が溢れる程に移動することにもなった。ついに2016年にはイギリスでEUからの離脱が国民投票で決まった。その年の11月にはアメリカ大統領選でトランプ大統領が誕生した。
「アメリカ・ファースト」を宣言したトランプの登場は何を意味しているのか。実はアメリカには世界をリードする余裕は既になくなっていた。アメリカの労働者が仕事を失い、貧困化してしまったからである。移民があふれ、伝統も文化もやがては失うことになると危惧したからである。大メディアが流す情報は一部の権力者の目的であることに気づいたからである。トランプ大統領の登場はグローバリズムの流れを止め、新たな流れをつくるためである。
ワシントンポスト紙
トランプ大統領がそれまでの父ブッシュ、クリントン、息子ブッシュ、オバマの各大統領と何が違うのか。それまでの各大統領は大メディアの後押しがあったが、トランプには大メディアは挙って足を引っ張っていたことである。ワシントンポスト、ニューヨークタイムズ、CNN,すべての大メディアがそうである。何を意味するか。それは大メディアは例外なくスポンサーが巨大金融グループなのである。
つまりはトランプの前は巨大金融グループが望む者だけが大統領になっていたという訳なのだ。トランプが大メディアに足を引っ張られるということは巨大金融グループの意に染まないことを証明している。巨大金融グループが推し進めてきたのがグローバル化であり、世界を一つにしようとする流れなのだ。その流れに「待った!」と叫んだのがトランプである。まさにマフィアに立ち向かうような挑戦である。
米朝首脳会談
トランプ大統領にとって最大の難関は大躍進を続けアメリカに追いつき追い越そうとする中国であり、核保有国になりつつある北朝鮮を抑え込むことである。息子ブッシュとオバマが黙認してきた北朝鮮の核開発を非難、中国も巻き込んで経済封鎖をすることにした。2018年になると金正恩はトランプと会談したいと申し出る。同時に疎遠だった中国に擦り寄り後ろ盾を願い出る。6月、初の米朝首脳会談がシンガポールで開かれ金正恩は非核化に向け努力すると言った。
中国に対しては特効薬として輸入品に関税をかけると宣告する。今度は中国がアメリカからの農産物に関税をかけると応酬した。お互いに強気の姿勢をとりながら「米中貿易摩擦」に突入する。一帯一路の大目標にまい進したい中国。偉大なるアメリカを取り戻したいアメリカ。新しい冷戦時代の幕開けと見なければいけない。日米同盟に従ってトランプと手を結ぶ日本。しかし経済界をターゲットに中国からの圧力は激しい。態度を鮮明にしなければならないだろう。
プーチン大統領
米中の冷戦はグローバリズム対反グローバリズムの戦いであると言える。この戦いはアメリカ国内でも起こっている。ヨーロッパでも起こっている。移民の流れを進めるのか阻止するのかでもある。いち早く反グローバリズムを鮮明にしたのはロシアのプーチン大統領だった。始めは孤立主義と言われたが、トランプ大統領の出現によって評価が変わってきた。日本の立ち位置もはっきりしなくてはいけない。
中国の一党独裁、マルクス主義を固く信奉する共産党の国を信じるのか。反グローバリズムに舵を切ったアメリカ、ロシアと手を結んでいくのか。しかしどこかと手を結ぶ前に本来の日本の在り方は何なのか。それをしっかりと覚悟しなければならないだろう。日本は皇統を中心にした独自の国体がある。そして「和を以て貴しとなす。」という教えがある。まず日本は毅然とした独立国になろう。それが日本の立ち位置だろう。
〜〜さわやか易の見方〜〜
*** *** 上卦は地
*** ***
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******** 下卦は天
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「地天泰」の卦。天地と地天、どちらが良い卦だろうか。天地の方が自然に思われる。しかし易では「天地否」である。理由は天はあくまでも上にあるもの、地はあくまでも下にあるもので、天と地が交わることがない。上下の意思の疎通がないと説く。上に地、下に天の「地天泰」は上下の意思が疎通し、和合すると解する。国家でいえば統治する者が国民を思いやり、国民は上を目指し活力がある姿といえる。理想の卦である。
トランプが大統領になった頃、メディアに向かって、「フェイクニュースだ!」と盛んに応酬していた。最初は何という大統領だろうと思ったが、確かにメディアのトランプ下しであることが解ってきた。メディアはある目的で情報を流していることも解ってきた。メディアの情報をそのまま鵜吞みするのは危険である。何が真実なのかは、原因と過程を考えて自分で判断しなければいけない。
米中の冷戦時代がいつまで続くか、それは解らない。しかし混乱の後に新秩序が生まれる。新秩序での日本の姿はいかなるものだろうか。少子高齢化で未来は暗いと考えてはいけない。新しい日本が希望に満ちたものであることを願う。「成せば成る 成さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 成さぬなりけり」である。日本の未来は本来の日本、「地天泰」の日本らしい姿であって欲しい。
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冷戦終結後、1990年から始まったアメリカ一極支配時代はいつの間にか終わり、今では多極化時代になっている。ではその潮目の変化はいつからだろうか。振り返ると大きな流れが変わるターニングポイントは2003年にあったと言えるのではないか。2003年はアメリカのブッシュ(息子)大統領がイラク戦争を始めた年であり、旧ソ連圏での「カラー革命」が始まった年でもあったからである。
1990年代にアメリカでは軍事革命といわれるハイテク兵器が開発されていた。IT化した戦争ではどんな敵も一瞬にしてせん滅出来る軍事能力があった。イラク戦争ではアメリカの攻撃はまるでゲームを楽しむようにたちまちイラク軍を圧倒した。フセイン大統領は逮捕され、処刑される。しかし戦争に百戦百勝しても相手国が降伏し従属しなければ戦争は終わらない。ゲリラとなって姿を消した敵にはいかにハイテク兵器も能力を発揮できない。
プーチン大統領(1952〜)
一方のロシアではエリツィン時代にロシアを支配していた新興財閥オリガルヒたちが2000年に登場したプーチン大統領によって追放されていた。2003年、最後のオリガルヒであるホドロコフスキーがロシア最大の石油会社ユコスをアメリカとの合弁会社にしようと持ち掛けてきた。ブッシュは願ってもないチャンスと喜んだが、プーチンが急きょホドロコフスキーを逮捕するという「ユコス事件」が起きる。アメリカは旧ソ連圏を民主化する「カラー革命」を起こしプーチンと全面対決することになった。
一極支配を目指したアメリカはイラク戦争で泥沼に嵌り抜き差しならぬ状態になってしまう。「カラー革命」はグルジア、ウクライナ、キルギスと進んだが、ウズベキスタンでは失敗した。2004年にはヨーロッパでEUが25の加盟国に拡大し一大勢力を形成する。2005年にはロシアは中国と結んで「上海協力機構」を発展させようと加盟国を増やした。アメリカの財政赤字は膨らみ「住宅バブル崩壊」「サブプライムローン」、2008年の「リーマンショック」を起こし、完全に世界は多極化時代に突入した。
オバマ大統領(1961〜)
2009年、「チェンジ!」を叫んでアメリカではオバマ大統領がさっそうと登場する。オバマは「対立より対話」を唱え、ソフトパワーで再びアメリカの指導力を回復させようとした。「テロとの戦い」も「リーマンショック」も一気に解決してくれるかと世界は期待したが、そうは行かなかった。膨大な財政赤字をかかえるアメリカは毎年、中国に1兆ドルを超える国債を買ってもらう状態だった。これでは中国の大軍拡にも北朝鮮の核開発にも黙認するしかない。中東の混乱も収まらない。
リーマンショックで世界中が低迷する中で一人中国だけが健在だった。2012年に登場した習近平は軍拡とともに世界を視野に入れた経済圏構想「一帯一路」を提唱し、2014年に広く各国に発表した。中国西部から中央アジア、ヨーロッパを結ぶ「一帯」と中国沿岸部から東南アジア、インド、アフリカ、中東、ヨーロッパを結ぶ海上ルート「一路」からなる一大経済圏の確立である。経済圏に含まれる国は約60カ国、その総人口は約45億人で、世界の約6割に相当する。明らかに米中二極化を目指した。
習近平(1953〜)
中国は2010年、世界最大の輸出国になり、外貨保有高と資本蓄積高も世界一になった。そもそも中国は7世紀の始めから19世紀の始めまで、約1200年間、王朝は入れ替わったが常にトップの大帝国であり世界のGDPの30%はあったと言われる。アメリカの活躍は最近の200年間である。200年前に西洋人が突然攻めてきたアヘン戦争からさんざん中国は屈辱を味わされ続けたが、ようやく世界一の座を取り戻したとしてもおかしくはない。そう自覚しているのが習近平であり、中国のエリートたちである。
米ソの冷戦時代、近代化に遅れていた中国に手を差し伸べたのはアメリカだった。アメリカは莫大な資金を投資し、最先端の技術を教えた。世界の工場として中国を成長させ近代化させた。豊かになった中国はやがて自由主義、民主主義陣営の一員としてアメリカと協力してくれるだろうと期待していた。それがどうだ。アメリカが中東に手こずっている間に恩人であるアメリカのライバルになるつもりなのか。「それはないだろう!」アメリカの本音である。
〜〜さわやか易の見方〜〜
******** 上卦は風
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*** *** 下卦は水
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「風水渙」の卦。渙(かん)は散るという意味である。散るとは一家離散、国内分裂、民心離反という良くない意味もあるが、分散、独立して新たな生命が躍動するという前向きな意味もある。歴史も古くなった集団が新たに分散し独立することの繰り返しである。新たな世界に旅立つ若者の姿でもある。気を引き締めてかからねばならない。
200年前に栄華を誇った清朝帝国が衰退に向かっていた頃、彗星の如く世界に羽ばたき始めたのがアメリカである。日本もアメリカに次いで世界の表舞台に登場した。冷戦終了後に日本が表舞台から降り始め、替わりに中国が表舞台に登場してきた。浮くもの沈むものが入れ代わり立ち代わりである。華やかだったヨーロッパも今は大人しい。アメリカの隆盛も中国の台頭も長い目で見れば一時の夢のようなものか。
日本のこれからを考えてみたい。冷戦後から始まったグローバリズムの影響ですっかり日本らしさが失われてしまった。経済にばかり囚われ過ぎてはいないだろうか。日本人は経済よりも大切にしてきたものがあるのではないか。一度は経済大国の夢を見たのだから、もう経済大国は卒業しようじゃないか。そろそろ本来の日本らしさを取り戻し「和の世界」に戻ろうじゃないか。お互いに忘れていた日本文化を再発見しようじゃないか。
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