さわやか易

いらっしゃいませ。名画を鑑賞するとき、その背景である歴史を考えてみたい。(猶興)

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プロの詐欺師。

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「♪〜静かな湖畔の森の影から  もう起きちゃいかがと  カッコウが啼く  カッコウ  カッコウ  カッコウ  カッコウ  カッコウ」。

このカッコウは託卵する鳥であることをご存知ですか。

託卵とは自分ではいっさい子育てをせず、他の鳥の巣に産卵し
抱卵から育雛まで全てを任せて仕舞うことです。

スキを見て産卵中の宿主の巣から一個を抜き取った後、自分の卵を一個産む。
その卵は宿主の卵より早く孵化し他の卵を全て巣の外に放り出す。
巣を独占した雛は宿主の世話を一身に集めて育てられ、サヨナラするのだ。

託卵される鳥もいつまでも、お人よしをやってはいられない。
防衛手段としては、出来るだけ空き巣にしない、カッコウを見つけたら威嚇する、
そして、卵の識別能力を身に付けるなどがある。

江戸時代までは、ホオジロが被害者であったそうだが、ホオジロは対抗手段として、
高い卵識別能力を身に付けカッコウの卵を識別し外に放り出すようになった。

カッコウは次にオオヨシキリそしてモズと相手を乗り替え、30年ほど前からはオナガが
ターゲットだそうだ。最近、オナガも識別能力を身に付け始めているらしい。

それに対抗し卵の大きさや模様まで相手の卵に似せるなど、見破られない努力をし、
託卵という知恵と技術に磨きをかけ種族保存の進化競争は激しさを増している。

雛鳥のカッコウは生まれた時から本当の親を知らない。生まれながらに自立をするのである。「天沢履の卦」これは広い社会に新しく踏み出そうとする新成人の心境である。「虎の尾を踏むような危険もあるが勇気をもって進んでいけば出来ないことは無い。」

まるでプロの詐欺師である。それにしてもカッコウの祖先は何故託卵を始めたのだろうか。
楽をしようとしてやってみたらうまくいったので病みつきになって仕舞ったのでしょうか。

カッコウのような人間も確かにいますが、人を騙すのは犯罪で捕まれば刑務所です。
犯罪に使う能力をもっと真面目な方に使ったらきっと良い仕事が出来ると思うのですが。

(この話と写真はHP「こだわりアカデミー」を参考にさせて頂きました。)

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