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近衛文麿。1891〜1945
日本との戦争は避けるつもりであった中国国民党の蒋介石であったが、アメリカの圧力に加えコミンテルンの陰謀により徹底的な全面戦争を決意した。1937年(昭和12年)7月、盧溝橋事件と通州事件を起し、日本軍を迎え入れる。(通州事件では日本人居留民200人を虐殺した。)
8月には第2次上海事件が起きる。世界の関心を集めるためにアメリカから提供された戦闘機で上海を盲爆。欧米人を含め民間人に多大な被害を与える。
停戦の呼び掛けに応じない蒋介石に対して、ついに日本軍は強硬手段に出た。首都を押さえれば講和に応じるだろうと12月に南京攻略を決行する。日本軍の松井岩根将軍は全軍に軍規の徹底をはかった。外国の首都に入城する最初の例だから、後世の模範になるようにとの配慮である。
南京城を包囲した日本軍は国民政府軍にオープン・シティ勧告を出す。それでも拒否したため攻め込んだのである。(戦後の東京裁判で連合軍が「南京大虐殺」と喧伝するが全くの捏造である。)南京は陥落したが蒋介石は重慶に本拠を移し、さらに講和には応じない。
38年には徐州、広東、武漢三鎮を占領するが、講和は見えて来ない。日本軍は完全に泥沼に嵌った。39年、ソ連が日本の国際社会からのイメージが侵略国と見られ始めると、満州国境・ノモンハンに大軍を繰りだしてきた。
こんな激動の時代に近衛文麿(細川護煕元首相の祖父)は戦争回避の信念をもって首相の座に立つ。五摂家という名門出身、京大出身の秀才、長身で端正な容姿、46歳の若さ、天皇からも信任され、国民からも期待された。しかし、どんな舵をとろうとも大きな潮流には逆らえなかった。日本丸はブラックホールへ向かっていく。
*** *** 上卦は水。
******** 困難、危険、悩み。
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******** 下卦は山。
*** *** 動かざるもの。
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「水山蹇」の卦。蹇(けん)は足なえのことで、行き悩むよいう意味。危険な大河を前にして動きがとれず、行き悩んでいる象である。最も慎重にして冷静な判断が求められる。
拙文に替えて戦犯に指名され、服毒自殺をとげた近衛文麿が前日に次男に口述筆記させた遺書を照会する。
「自分は政治上多くの過ちを犯してきたが、戦犯として裁かれねばならないことに耐えられない。僕の志は知る人ぞ知る。」
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