さわやか易

いらっしゃいませ。名画を鑑賞するとき、その背景である歴史を考えてみたい。(猶興)

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艮と兌

乾坤の三男と三女です。少男と少女と呼びます。この二卦も相対と相待との関係になっております。
 
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艮(ごん)の卦
 
自然に配当すると「山」です。「山の卦」と呼ばれます。「艮は止まるなり」一本の陽爻(こう)が頂上まで登って止まっておるのである。

艮の卦は家族では少男、身体では手に、動物では狗(犬)に配当されます。その他にも径路(狭い路)、小石、門、寺の門番等で表されます。

実際の山や山登りを連想していただくと良く理解出来ますが、じっと動かずに真面目で、文句も言わない存在。山登りからはコツコツと積み上げていく、勤勉家、努力家のイメージがあります。
 
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兌(だ)の卦
 
自然に配当すると「沢」です。「沢の卦」と呼ばれます。「兌は悦ぶなり」草木が沢の潤いを受けて活き活きと成長し悦んでいる。

兌の卦は家族では少女、身体では口、動物では羊に配当されます。その他にも巫女、妾、口舌、毀折(きせつ、毀れる)等で表されます。

実際の沢や川くだりを連想していただくと良く理解出来ますが、山登りに比べればワイワイはしゃいでいる、のんびりと釣りをしている、努力の山に対して開放的、楽天的、遊びのイメージがあります。

坎と離

乾坤の次男、次女ですが中男、中女と呼びます。この二卦も相対にして相待の関係です。
 
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坎(かん)の卦
 
上下の陰の間に陽がある卦です。自然では「水」に配当され「水の卦」と呼ばれます。

「坎は陥るなり」上下の陰こうの中に陥っている形です。家族では中男、身体では耳、動物では豚に配当されます。その他に溝、隠伏(盗む)、弓輪、心痛、悩み、心配、困難、等を表します。何かに溺れている、夢中になっている、落ち込んでいる、スランプ状態、にも使われます。
 
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離(り)の卦
 
上下の陽の間に陰がある卦です。自然では「火」に配当され「火の卦」と呼ばれます。

「離は麗(つ)くなり」火は何物かに付いて燃えるのであり火だけで燃えているものではありません。家族では中女、身体では目、動物では雉(きじ)に配当されます。その他に太陽、電気、甲冑、文明、文化、才能、等を表します。坎の卦の相対と考えると良く理解出来ますが、輝いている、脚光を浴びる、にも使われます。

離には離れるという意味と付くという意味があります。(不思議ですが)ここでは、付くという意味を表しております。スランプ状態から何かを付かんで輝きを取り戻すというのも易の仕組みなのです。

震と巽

震と巽は乾坤の長男と長女です。この二卦も相対と同時に相待の関係にあるものです。
 
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震(しん)の卦
 
乾の長男らしく活動、行動、の働きを受け持ちます。自然では雷に配当され、雷の卦とも呼びます。

震や雷を連想していただくと良く理解出来ると思います。「震は動くなり」下にある陽爻(こう)が上に昇ろうと盛んに活動することです。

家族では長男、身体では足、動物では竜に配当され、その他にも竹、広い道、決躁(けっそう、切り進む)等。発明や発想、決心、発言、先頭に立つ、新しく何かを始めるというような常に次へ進む性質です。
 
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巽(そん)の卦
 
坤の長女らしく従順、受け入れる、へりくだるの働きを受け持ちます。自然では風に配当され、風の卦とも呼びます。風を連想していただくと良く理解出来ますが、表面的には柔順ですが、長い目で見ると、粘り強く、したたかな一面もあります。

「巽は入るなり」風は少しでも隙間があればいつの間にか入り込みます。家族では長女、身体では股、動物では鶏に配当され、その他にも木(加工し易い)、縄直(じゅうちょく、よく従う)、匂い(香り)、進退する、優柔不断等。

震の卦と相対的に考えると理解出来ると思いますが、震の剛に対して巽はあくまで柔です。

乾と坤

この乾坤二卦は八卦の中でも特別な二卦です。後の六卦は乾坤から出来た卦と考えた方が解りやすい。すなわち、乾が父で坤が母であり、その下に三男、三女があると考えるのです。この二卦は相対立すると同時に互いに引き合う相待の関係にあります。
 
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乾(けん)
の卦
 
陽と陰の項で説明した通り、陽の働きは活動、発展、剛健である、その陽の代表が乾である。自然では「天」を表します。ですから、乾の卦は「天の卦」とも呼びます。

「乾は健なり」で疲れることがなく、間断なく活動し、精力極めて強く、常に剛強である。太陽のような性質です。

家族では父に配当し、身体では首(かしら)、動物では馬、その他に王、君、玉、金、のような位が高く尊い存在を表します。

実際の天を連想していただくと良く理解出来ますが、無限に大きく、広く、高く、エネルギッシュで偉大なる存在です。
 
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坤(こん)の卦
 
乾と相対を成すもので、陰の代表である。
陰の性質である従順、柔弱、守静、貯蓄を全て受け持つものであり、万物の母でもあります。自然では「地」を表し・「地の卦」とも呼びます。

「坤は順なり」で全て乾の卦の命令に従い、極めて柔順にして少しも物に逆らいません。大地のような性質です。

家族では母に配当し、身体では腹(内臓)、動物では牛、その他に布(物を包む)、釜(物を容れる)、大輿(人を乗せる)等を表します。

実際の大地を連想すれば、あらゆる物を受け入れ、万物を養い、全てのエネルギーを蓄えている存在です。石油も石炭もその他の鉱物資源も全て内蔵しております。天に負けない偉大な存在です。

易学の三段階

易を理解するためには入り方が重要です。

闇雲に進んでも必ず途中で訳が解らなく例が多いのです。現に私自身も何度も途中で挫折致しました。

私の体験から申し上げるのですが、
(1)八卦の理解。(2)序卦伝の理解。(3)六十四卦の理解。に進むことが、最も無理なく理解できる道ではないかと思います。

(1)八卦の理解。
乾(けん)、坤(こん)、震(しん)、巽(そん)、坎(かん)、離(り)、艮(ごん)、兌(だ)。

八卦はよく当るも八卦、当らぬも八卦とよく使われている言葉ですが、卦とは占いから来た用語ですが、ここでは「か」と呼びます。八つの働き、性質、徳、要素、そんな意味と捉えて下さい。

この八つの卦を理解しないで先へ進みますと何が何だか解らなくなります。しかもどの本にも八卦の説明は少なく殆ど理解出来ません。そこで自己流ではありますが、「八卦の説明」を作りましたので参考にして下さい。

(2)序卦伝の理解。
八卦を上下に組み合わせますと8×8=64で六十四の卦が出来る訳ですが、六十四卦にいきなり飛び込みますと行き詰まりますので、その前に序卦伝をやります。

序卦伝とは十翼(孔子集団が作った解説書)の一つで六十四卦の順序を解説したものです。この順序が大変良く出来ておりまして、つくづく感心させられるのです。いったい誰がこの順番を定めたのかと思いますが、それは確認はされておりません。文王が作ったという説もあり、それ以前に既に出来ていたとの説もあります。
 
私は序卦伝で説く上経の順序が、かねて興味を持っていた幕末から明治維新にかけての歴史に共通することに気がつきました。そこで思い切った試みではありますが、「易を歴史で説く」という解説文を作ってみました。
 
(3)六十四卦の理解。
序卦伝を知り易の魅力が充分解った所で、じっくりと一つ一つの卦に取り掛かることです。六十四卦は文王が卦全体の意味を表した彖辞(たんじ)と周公旦が六つの爻(こう)を一爻づつ解説した象辞(しょうじ)(三百八十四爻)とがあり、始めは理解に時間がかかると思いますがあせらずやることです。
 
安岡先生も推薦している明徳出版の「易経講話」(公田連太郎著)が最もよく解ります。ただし、全五巻にて価格が5万円しますので余程やる気のある方だけにお奨め致します。余談ですが、昭和三十年代にこの「易経講話」の出版によって無名の小さな出版会社であった「明徳出版」が一躍、漢学古典の出版会社として全国にその地位を築いたそうです。

六十四卦がある程度解りますと、孔子の繋辞伝の深い味が身に沁みるように解って参ります。全て「易経講話」に網羅されております。

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