|
キツネ目の男
昭和59年3月、世間を驚かす事件が起こった。「グリコ・森永事件」である。江崎グリコの社長宅が突然襲われ、妻と娘が監禁され、社長が拉致された。4日後に社長は大阪府内の監禁場所から自力で脱出してきたが、その後脅迫状が届く。報道各社にも「かい人21面相」の名で、グリコ製品に青酸ソーダを入れたという脅迫状が届いた。
その後、森永製菓にも「かい人21面相」の名で1億円を要求してきた。報道機関にも「森永製品に青酸ソーダを入れた」という手紙が届き、実際に京阪神の12店のスーパーから致死量の青酸ソーダ入りの森永製品が見つかる。グリコも森永も店頭から製品を撤去、莫大な損失を蒙る。
さらに、翌昭和60年になると不二家、明治製菓、ロッテの製品にも青酸入りの商品が発見された。犯人たちは「けいさつの あほども え」で始まる手紙を何回も送り付け警察の捜査をあざ笑った。防犯カメラに写った犯人と思われる「キツネ目の男」の似顔絵を公開し必死に捜査するも、犯人は逮捕されない。マスコミを利用した「劇場型犯罪」と呼ばれた事件は未解決のままである。
坂本九。1941〜1985 この年の8月、世界でも例のない史上最悪の航空機事故が起きた。「日航御巣鷹山墜落事故」である。東京発大阪行き日航123便ジャンボ機が飛行中、操縦不能となりコースを外れたまま群馬県の山中へ墜落したのだ。
自衛隊や地元警察が捜査に入り、散乱した機体の中から奇跡的に生存していた4人が救出されたが、残りの乗客、乗務員、計520人が犠牲になった。乗客の中に「上を向いて歩こう」などのヒット曲で知られた歌手・坂本九もいた。
原因は機体後部の圧力隔壁の修理不備とされたが、日航にも製造元のボーイング社にも刑事責任を問うことが出来ず、遺族たちは十分な補償もないまま放置されてしまった。現在も遺族による慰霊登山が毎年夏に行われている。
*** *** 上卦は水。
******** 困難、問題、陥る。
*** ***
*** *** 下卦も水。
********
*** ***
「坎為水」の卦。困難、険難に陥ることである。個人も社会も突然思わぬ困難に陥ることがある。こんなときにどうするかで人間の真価が決まる。困難に打ちひしがれるが、勇気を出して立ち直って欲しい。
事件や事故には逢わないに越したことはない。しかし、いろいろな意味で困難に陥ることは人生の常である。易には順番があり、「坎為水」の次は「離為火」である。「離為火」の意味は新しい文化に出会うことである。つまり、何かに陥った者はそこで何かに気づき、新しい一歩が始まるのである。
|

- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- 練習用



