さわやか易

いらっしゃいませ。名画を鑑賞するとき、その背景である歴史を考えてみたい。(猶興)

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

イメージ 1
プーチン大統領(1952〜)

2012年5月、プーチンは大統領に復帰した。誰しもが予想し、当然の成り行きと受け取っていたが、プーチン復帰にはメドベージェフとの葛藤があった。プーチンの傀儡とか代理とかのイメージを持たれがちのメドベージェフだが、中々の見識もあり政治能力もある大統領だったと言える。メドベージェフはゴルバチョフと考えが近く、プーチン時代に対立した欧米との関係を改善した。ロシアの復興には欧米文化を取り入れ、技術の近代化が急務と考えた。

メドベージェフは欧米から信頼も勝ち取り、技術的支援も大規模投資も期待された。「貴方が大統領を続けるなら援助は惜しまない。」欧米の首脳や投資家からラブコールもあった。ただし欧米の支援はプーチンを外した場合に限られていた。メドベージェフには首相のプーチンを辞めさせる権限があり、資金援助を使って全議員を抱きこむことも可能だった。メドベージェフはせっかく築いた欧米との信頼関係を再び対立させることは避けたかった。プーチンと何度も議論した。

イメージ 1
メドベージェフ(1965〜)

「プーチンさん、私は貴方を心から尊敬しています。でも新しいロシア建設には欧米の技術を積極的に取り入れなければならないでしょう。」「メド、そんなことは解っているよ。しかしエリツィン時代を思い出して見ろよ。あいつらはロシアのことなんて考えてないんだ。ロシアの資源や財産が目当てなんだよ。」「確かにオリガルヒたちはそうでした。貴方が彼らを追放したのは正解だったと思います。しかしそんな勢力ばかりじゃありませんよ。」「お前はまだ甘いよ。オバマの外交に乗せらている。オバマはただの役者なんだよ。あいつを動かしている奴がいるんだ。」

「貴方が大統領に復帰すれば、またロシアは孤立しますよ。孤立した国が発展した歴史はありませんよ。」「孤立なんかしないよ。いいか、あのブッシュの強引さに反対したのは俺だけじゃなかったじゃないか。中国もインドもイランも集まって来たじゃないか。それをお前はオバマに言いくるめられて上海協力機構からイランを外してしまったんじゃなかったか。」「イランを外したのは国際的に評判が悪いからで、オバマに従った訳じゃありません。」 徹夜で議論したが、メドベージェフは最後には新生ロシア中興の祖・プーチンに従うことにした。


Agência Brasil 2011 Viktor Yanukovich.jpg
ヤヌコヴィッチ(1950〜)

再登場のプーチン大統領には早速世界のメディアから「悪者扱い」が始まった。世界のメディアの発信元はニューヨークタイムズやワシントンポストであり、ユダヤ系金融グループの出先機関である。彼らの目的は世界を支配することであり、それを阻もうとするものは排除しなければならない。最も排除すべきプーチン・ロシアを経済的孤立化にするためロシアの最重要隣国のウクライナを再び反ロシアにすることにした。

ウクライナにはクリミア半島があり、ロシアが2017年までの租借している軍港セバストポリがある。2004年の「オレンジ革命」で一旦は反ロ政権になったが、退いていた親ロのヤヌコヴィッチ大統領が復活していた。EU加盟を巡り紛糾していたウクライナに反政府勢力を投入、デモを起こす。危機を知ったヤヌコヴィッチはセバストポリ軍港の租借期間を25年延長するが、2014年2月、暴動を起こされヤヌコヴィッチはロシアに亡命した。


クレムリンの眺望
クレムリンの眺望

プーチンの対応は早かった。クリミア半島だけは敵には渡せないからである。クリミアはウクライナ領だが住民60はロシア人であり、自治共和国になっている。住民の意思が第一との理由で住民投票を行い、その結果、ロシア連邦に編入したと内外に発表した。大統領不在のウクライナでは親欧米派が「不法行為」と訴える。プーチンは「クーデターでヤヌコヴィッチ大統領を追い出す行為こそ不法行為じゃないか。」と応酬した。

その後に行われた大統領選挙では欧米派のポロシェンコが新大統領になったが、ウクライナ東部では親ロシア派との間で戦闘が始まる。強気を崩さないプーチンに対してドイツ、フランスが停戦の仲介に乗り出した。オバマ大統領は「ロシアのクリミア編入は重大な国際法違反で制裁に値する。」として欧州と日本にたいして経済制裁を要請、ロシアのG8から除外も決めた。メドベージェフが危惧した欧米との対決が始まった。


〜〜ささわやか易の見方〜〜

******** 上卦は天
******** 陽、剛、大
********
***   *** 下卦は雷
***   *** 志、信念
********

「天雷无妄」の卦。无妄(むぼう)は無心、妄り、欲がない。天空の下に雷鳴が轟く象である。天の摂理に身を任せること。結果は問わない。全てを天に任せて信念に従って進む。そうすれば、どんな結果が待とうとも悔いはないだろう。大きなことに挑戦する姿に相応しい卦である。

プーチンは欧米を敵にしているのではない。ブッシュ政権、オバマ政権を動かしている「ユダヤ系金融グループ」と対決しているのだ。「ユダヤ系金融グループ」こそがロシアを共産化させ国民に多大な犠牲を払わせた陰の勢力だからである。その勢力が今度は姿を「グローバリズム」に変えて、再び襲ってきたのだ。プーチンの挑戦はこの信念による。「自ら反みて縮(なお)くんば、千万人と雖も我往かん。」

オバマ大統領に代わりトランプが大統領になった。プーチンにとっても想定外の出来事である。トランプ大統領は「グローバリズム」に反対し、本来のアメリカに戻ろうと「アメリカ・ファースト」を唱えた。むしろ中国の方が共産主義を強化している。トランプとプーチンは「反グローバリズム」で手を結ぶかも知れない。今後の行方に注目したい。

全1ページ

[1]


.
kan*u*uuk*u
kan*u*uuk*u
男性 / AB型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

幕末の歴史。

ファン登録

標準グループ

ブログ作成

1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事