さわやか易

いらっしゃいませ。名画を鑑賞するとき、その背景である歴史を考えてみたい。(猶興)

明治からの日本

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私はこれまで歴史と言えば、幕末にしか興味がありませんでした。
しかし最近になって、明治、大正、昭和の近現代史に興味が沸いてきました。
自分の不勉強もさることながら、戦後の教育にはこの肝腎な明治時代以後の
歴史教育が欠如したままではないでしょうか。
現在の政治も経済も国際問題も、この近代の歴史を知らずして語れるものは何も無いでしょう。
今更迂遠な話ではありますが、明治以後の人物と向き合いながら、
現在の日本のあるべき姿を考えて見たいと考えた次第です。
もし良かったら一緒に考えて頂けましたら幸いです。(猶興)
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大正デモクラシー

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大正時代の洋風建築
 
時代は大正に入った。ここで大正時代とはどんな時代であったのかを予想して見たい。
 
日本は日露戦争の勝利により、ひとまず外敵からの脅威を取り除いた。同時に世界の先進国と肩を並べる程の地位を確保した。まだまだ国民の大半は貧しかったが、それでも自信と希望を持つことが出来ただろう。
 
一方、激動の時代を迎えるのはヨーロッパ諸国である。日本に負けたロシアが再びバルカン半島に進出し始めた。また、日露戦争を区切りに植民地政策が頭打ちとなると、お互いの国同士分け前の争いが表面化してくる。
 
それが第一次世界大戦となり、悪者にされたドイツは散々な目にあう。ロシアはここでも居場所を失い混迷した結果にロシア革命が起る。
 
この大戦で手柄を立てたアメリカが不動の地位を築く。そのアメリカは勢いに乗じて予てからの宿敵・日本を先進国から除外する行動を取り始める。そのために動乱が続く中国と手を組んで反日運動をエスカレートする。
 
中国では孫文が辛亥革命を起こし清朝は終焉する。しかし新政府を作ろうとするが、巨体ゆえ簡単ではない。次々と新政権が生まれるが、ますます混乱するばかり。唯一安泰な日本陸軍がいる満州に人口が集まる。しかしその満州も馬賊出身の張作霖が反日を叫び、次第に混乱し始めてくる。
 
ざっとこんな図式になるのだが、詳しくは次回からゆっくりと取り組むことにしよう。
 
***  *** 上卦は雷。
***  *** 行動、活動を表す。
********
***  *** 下卦は地。
***  *** 従順、大地を表す。
***  ***
 
「雷地豫」の卦。豫はたのしむ、あそぶ、あらかじめ、の意味がある。
 
先の見通しがついてきた時代のことでもある。
 
富国強兵と叫んでばかりいた日本にようやく春がきた。
 
つかの間ではあるが、文化の花が咲いた時代でもある。

韓国統治。

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寺内正毅。1852〜1919
 
日本は先進国の仲間入りを果たしたが、一方で欧米列強には後ろ指を指されないように気を使っている。韓国併合にも細心の注意を払っている。
 
例えば韓国の王室に対しては日本の皇室に準ずる地位を与えた。皇族の梨本宮殿下の長女・方子(まさこ)様が李朝最後の王太子・李垠殿下に嫁いだことを見ても明らかである。
 
朝鮮総督府の寺内正毅は「一日も早く日本と同じレベルにしたい。」と鉄道を敷き、発電所、水豊ダムを建設した。当時の韓国は貨幣制度すら確立せず、国民の大半はハングルすら読めない文盲だった。そこでハングルを普及させ、京城帝国大学をつくった。韓国の秀才たちはこの帝国大学に入るため競って勉強した。
 
これらの財源は全て未だ経済的に豊かではない日本の税金である。それでも併合したことを侵略したという人がいる。侵略とはそれまでの列強が行っていたように武力によって国を制圧し、国王を追放し、国土を奪い、国民を労働させ利益を搾取することをいう。
 
もともと国際間のルールは理不尽である。そんな植民地政策が通用していたのだ。そのため、アジア、アフリカ、南米の殆どの国々が植民地にされた。日本だってすんでの所でロシアの植民地になっていたかも知れない。だからこそ、必死になって富国強兵を実現したのだ。
 
「しかし日本はその後日中戦争、太平洋戦争に突入し、韓国国民は植民地以上の塗炭の苦しみを強いられた。」確かにお互いに未曾有の困難に突入することになった。何故、そうなったかはもう少し先まで読み進めて戴きたい。
 
******** 上卦は火。
***  *** 文化、文明を表す。
********
***  *** 下卦は沢。
******** 喜ぶ、懇親を表す。
********
 
「火沢睽」の卦。睽(けい)はそむく、反目すること。
火は上に向かい、沢は下に向かう象。不和、意見の食い違い、矛盾相克を表す。しかし、結婚した男女でも始めは喧嘩ばかりしていた関係であることが良くある。反目の原因は殆どが誤解によるものである。
 
両国は互いに優秀な国民であることは、良く認識している。お互いに過去は水に流して、これからは手を結んで問題を解決し、経済的にも文化的にも良きパートナーとして世界の見本にならなくてはいけない。

韓国併合。

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安重根。1879〜1910
 
両国のそれまでの経緯をまとめると、明治新政府にとって何より脅威に感じていたのはロシアの南下政策であった。それを阻止するには隣接する朝鮮の協力が必要だ。明治政府は何度も朝鮮に独立と近代化を要請した。
 
ところが朝鮮の大国に依存する事大主義が邪魔をする。開国派の王妃・閔妃と保守派の大院君との間で政争が続く。壬午政変、甲申政変が起こるが、結局清国の介入で独立は失敗に終わる。そして朝鮮の独立をめぐって日清戦争が起り、日本の勝利で朝鮮は大韓帝国として独立した。
 
しかしその後の三国干渉でロシアが清国と密約を結び、日本に圧力をかけ遼東半島まで進出する。すると王妃・閔妃は反日に転じ、強い国・ロシアを頼ることにした。危機感を持った日本の朝鮮公使は閔妃と対立する大院君と手を結び閔妃を謀殺する。
 
ロシアはいよいよ南下政策を進め、ついに日露戦争が起った。どうにか勝利して南下政策を阻止した日本にとって、韓国の扱いが問題になった。
アメリカのルーズベルト大統領は「朝鮮半島は日本のもの」と公言。イギリスも「併合こそ以前から望んでいたことだ」と明言。 清国、イタリア、フランス、ロシア、ドイツも併合には反対しなかった。
 
ところが伊藤博文はあくまで反対した。「ロシアの脅威が去ったのだからそれで良い。韓国人による統治が確立するまで外交権と軍事権を預かり、その後に主権を回復させれば良い。」
 
首相を4度務め明治の元勲と遇された伊藤の意見は尊重された。初代韓国統監になった伊藤は政治家としての最後の務めを全うするつもりで韓国問題に没頭していた。
 
ところが明治42年(1909)10月、ハルビン駅頭において、併合に反対している伊藤を、あろうことか韓国の独立運動家・安重根は暗殺してしまった。
 
国民的に人気のあった伊藤の暗殺は日本国民もびっくりしたが、韓国政府はさらに震え上がるほど驚愕した。韓国の最大政党である「一進会」からも「こうなれば併合しかない。」と自ら併合を願い出てきた。
 
******** 上卦は火。
***  *** 文化、文明を表す。
********
***  *** 下卦は雷。
***  *** 活動、積極性を表す。
********
 
「火雷噬嗑(ぜいこう)」の卦。連帯する。合併をする。盛んな活動力を象徴するが、必ず障害物はある。甘く考えると思わぬ抵抗に遭うことになる。
 
どこの国でもそうだが、愛国者はしっかり勉強しなければいけない。
 
命をかけて行動することでも、反って国を滅ぼすこともある。
 
 
 
 
 
 

オレンジ計画。

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桂太郎。1848〜1913
 
ポーツマス条約を仲介したセオドア・ルーズベルトは、将来の国際戦略を立案していた。「カラープラン」と呼ばれているが、その一つの国が日本でありオレンジ色にされていた。(ドイツは黒、フランスは金というように)
 
日露戦争に勝った日本は、それまでと打って変わって脅威を感じる存在になってきた。しかも桂・ハリマン仮条約を破棄されるに及んで、アジアに勢力を拡大したいと目論んでいるアメリカには邪魔な存在に思えてきた。
 
中国大陸の揚子江沿岸はイギリス、広東州はフランス、山東半島はドイツ、遼東半島はロシアに替って日本が進出しようとしている。何とか拠点を築きたいのだが、このままでは蚊帳の外だ。
 
なにより有色人の日本が列強に肩を並べるように中国大陸に居るのが気に入らない。次第に日本を仮想敵国として想定し始めた。まず気付いたことは日本艦隊に負けない太平洋艦隊を作ること、そして何時、どのようにして自国を有利な立場にもって行くかを真剣に模索することだ。
 
アメリカ人の対日感情にも変化が現れる。とばっちりを受けたのが在米の日本人である。当時多くの日本人が東海岸を中心に移り住み、農業、商店を営みいきいきと働いていた。明治40年(1907)サンフランシスコにおいて反日暴動が起き、多くの日本人が殺傷された。
 
日本は自主的に移民を制限するのでアメリカは排日的な行動を取り締まり排日的移民法を作らないとした「日米紳士協定」を結んだ。しかし、カリフォルニア州は大正2年(1913)排日土地法を作り、協定は一方的に破られる。
 
さらにその後修正されたオレンジ計画では、将来戦争になった場合には日本の都市を集中爆撃すること、沖縄を占領すべきことなど具体的な戦略が練られている。
 
***  *** 上卦は地。
***  *** 下を向いている。思いやりを持つ。
***  ***
******** 下卦は天。
******** 元気旺盛を表す。
********
 
「地天泰」の卦。平和の象。上に在るべきものが思いやりを持ち、謙虚にしている。下に在るものが元気旺盛である。上下意志の疎通があり、安泰な状態である。強いものが威張らないことが平和の原則だろう。
 
アメリカにとっては日本という新興国が脅威に映ったのであろうか。
 
日本にとってはアメリカは開国以来の親分であり、親交国以外には映っていなかった。
 
 
 
 
 

桂ハリマン仮条約。

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ヘンリー・ハリマン 1848〜1909
 
日露戦争に勝利し、世界列強の仲間入りした日本。しかし新たな火種はその直後には燻ぶり始めている。
 
ポーツマス条約により、日本は満州の長春から旅順までの鉄道などの権益を得た。しかし、これを快く思わなかったばかりか強い嫉妬を抱いたのがアメリカであった。アメリカは以前から中国に権益を持ちたいと様々な働きかけを行っていたが功を奏さなかった。
 
とくに鉄道の権益は鉄鉱、製鉄、電力、港湾、倉庫など、さまざまな関連事業が伴い、軍事、経済の両面で富国、殖産のチャンスとなる。友好国日本が満州の権益を獲得したことをきっかけに、アメリカの鉄道王・ヘンリー・ハリマンは、日本に満州の鉄道の共同経営を持ちかけてきた。
 
日露戦争で金を使い果たしていたので、井上馨、伊藤博文、桂太郎、渋沢栄一らはハリマンの提案に賛成した。戦争に勝ったとはいえまだロシアの復讐も警戒しなければならず、鉄道経営をアメリカと一緒にやることは双方に利があると考えた。そこで桂首相はハリマンと仮条約を交わした。
 
しかしこの仮条約に猛反対を唱えたのが外相の小村寿太郎である。小村は戦争で10万人の尊い命と20億円の国費を犠牲にして得た満州の権益を、他国と共有するなどとんでもないと言い張った。(ポーツマス条約でロシアから賠償金を取れなかったことで国民を失望させ、肩身の狭い思いをしていたのかも知れない。)結局、日本政府は仮条約を取り消すことになる。
 
アメリカは有色人種の日本が大国であるロシアに勝ったことに脅威を感じ始めていたのだが、このままだと将来日本が中国大陸を独占してしまうのではないかと恐れた。この仮条約を一方的に破棄されたことは、アメリカに敵愾心を生じさせ、これまで友好的だった日本が次第に邪魔な存在になっていくきっかけにもなった。
 
******** 上卦は天。
******** 陽の気に充ちた世界。
********
***  *** 下卦は雷。
***  *** 活動、始まりを表わす。
********
 
天雷无妄」の卦。无妄とは嘘偽りがないこと、思いがけないことが起こること。
良いことも、悪いことも、ある日思いがけない所から、その種が生ずる。
 
ロシアという脅威を全国民一丸となって排除した時に、まさか我が国が脅威を感じさせる国になって居ようとは、誰が想像したであろうか。

 

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