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正岡子規。1867〜1902
明治維新を描いた司馬遼太郎の小説である。NHKが大河ドラマを越える制作費を投じて3年に渡る番組にした。ご覧になった方も多いと思いますが、私も明治の空気をよく表現しているので、感動もし勉強にもなった。
ドラマは四国松山出身の秋山好古、真之の兄弟と、正岡子規の3人を主人公にした青春群像小説である。
秋山好古は苦学して陸軍士官学校に学ぶ。フランス留学中に騎兵術を学びやがて日露戦争では世界一と言われたコサック騎兵隊を破った。日本騎兵の父と言われる。
真之は、兄の好古を頼り上京し帝国大学進学を目指す。共立学校(後の開成中、高校)にて正岡子規とともに校長である高橋是清に学ぶ。友人として夏目漱石が登場する。
やがて真之は子規とは道を異にし、海軍兵学校に進む。日清戦争を経験した後、アメリカに留学。海軍戦術を研究し、日本海海戦では作戦参謀として世界最強と言われたバルチック艦隊を破った。
ドラマの主題は日清、日露の戦争であるが、私は正岡子規の生き様が忘れられない。病弱だった子規が最初に喀血したのは、明治21年21歳である。肺結核と診断される。当時結核は不治の病であり、余命も長くないと悟ったであろう。しかし新聞記者として就職した子規は28歳の時、日清戦争の従軍記者を志願する。許可された子規は病を忘れて狂喜している。
子規が喜ぶ様子に当時の若者の本音の姿を見る思いがした。結局、帰国途上の船中で大喀血して重態となってしまう。その後、当時松山中学校に赴任していた親友・夏目漱石の下宿で静養したり、再上京もするが結核菌が脊椎を冒す脊椎カリエスとなり、歩くことも困難になる。
やがて子規は寝返りも打てないほどの苦痛を麻痺剤で和らげながらも、俳句・短歌・随筆を「病床六尺」として書き続ける。また自宅の「根岸短歌会」を訪れた高浜虚子、伊藤左千夫ら後進の指導をし続け、明治35年、35歳の若さで燃え尽きるように他界する。
*** *** 上卦は地。
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******** 下卦は火。
*** *** 文明、文化を表す。
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「地火明夷」の卦。太陽が地中に隠れる象である。輝きを放った文化が消えてしまう。しかし、本物はやがて時代が掘り起こしてくれるものだ。
正岡子規は学生時代に野球に夢中になったことがある。打者、四球、走者など野球用語を翻訳もしている。功績を称え2002年野球殿堂入りした。
国を愛し、自然を愛し、文学を愛し、仲間を愛した魅力ある男が明治の日本にいた。
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