さわやか易

いらっしゃいませ。名画を鑑賞するとき、その背景である歴史を考えてみたい。(猶興)

さわやか易・現代編

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現代の社会と家庭の中にドラマを探してみました。

人間の幸せにとって家族こそ最も大切なもの、社会の始まりです。

易学にも社会や家族に関しての教えは沢山あります。

なるべく現代に照らして紹介して見ましょう。(猶興)
 
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玄米スープ。

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Kさんは妻のM子さんがいつも手を焼くがんこ者。仕事が終われば酒と大好きな矢沢永吉で盛り上がる。常にゴーイングマイウェイである。

例えば食生活。50歳を過ぎた夫の健康を心配して出来るだけ野菜を食べて貰おうとする。ところがKさんは「俺は虫じゃないんだから葉っぱばかり食わすなよ。」「そもそも肉食の民族の方が世界をリードしてるじゃないか。肉を食わなきゃ元気が出ないんだ。」

健康には人一倍自信があった。それに大の医者嫌い。健康診断も行きたくない。そのため、50を過ぎてから時々胃の調子がおかしかったが、「なあに、大したことはないさ。」放っておいた。

ある日、余りの腹部の激痛に立つことも出来なくなり、救急車で病院に運ばれた。診断の結果は胃がんだった。しかも深刻な事態にまで進んでいる。即入院、即手術しなければ手遅れと言われた。

流石のKさんも観念して手術を受ける。手術は胃の3分の2を摘出したが、幸い他への転移はなく無事に終わった。

ところがその後に何を出されても、喉を通らない。いつまでも点滴しか栄養が取れない。心配したM子さんはテレビで知った玄米スープを作って持ってきた。

始め嫌がっていたが、試みてみると不思議に喉を通る。しかも身体中に染み渡るような感覚を覚えた。優しさと暖かさが何とも心地よく全身に行き渡る。

Kさんは思わず「有り難う。」と妻に言った。妻にお礼を言ったことなど嘗てない。M子さんの方がびっくりして「どうしたの、大丈夫?」

玄米スープはKさんを変えた。「なんて俺は馬鹿だったのだろう。」自分の生き方まで反省した。Kさんにとっては大きなカルチャーショックだった。

退院後のKさんの食生活は野菜中心、主食は玄米。しかもKさんは近くに借りた畑で野菜つくりまで始めた。M子さんへの感謝も忘れなかった。夫婦円満は近所でも評判になった。

「離為火」の卦。八卦の「火」が上下に重なった卦である。「火」は文明、文化を意味する。又「離」は離れる意味ではなく、易では反対に付くという意味がある。そこで新しい文化に出会うというドラマにして見た。

日本人には米が一番。しかも玄米で食べるのが最も健康に好い。

解っているのにどうして実行しないのだろうか。

落葉の絨毯。

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I子さんは才色兼備のお嬢さん。28歳の時、総合病院院長の父の勧めでお見合いをして、大学病院の勤務医と結婚式を挙げた。大勢の出席者に祝福され、「暖かい家庭を造ります。」と誓った。

それから10年、I子さんは悩んでいた。どんなに努力しても夫とうまく行かない。もともと独りで居ることが好きな夫は妻とも会話することさえ避けるようになっている。

気晴らしにI子さんは大好きな花を観にあちこちと出かけた。10月の始め頃、車で20分の距離にある薔薇展を開いている大きな公園に独りで出かけた。

見事な薔薇を鑑賞していた時、ふとしたきっかけでSさんという妻子のいる40代の男性と知り合いになった。大きな池を見下ろすベンチに座り話をする。まるで古くからの友人と錯覚するほど波長が合った。I子さんは閉ざされていた心の窓が久しぶりに開いて、爽やかな風が入って来たような爽快感を感じた。

一時間も経っただろうか、「又、会って戴けませんか。」Sさんに言われて我に返り「いいえお会いすることは出来ません。とても楽しかったわ。さようなら」振り切るように立ち去った。

翌日から元の生活に戻ったI子さんではあるが、日増しに空しさが募って来た。(本当につまらない毎日。いったい夫は何故私と結婚したのかしら。)時々思い出すのがSさんとの会話だ。(どうして断わってしまったのだろう。もう一度会いたい。)

一月以上経った11月末、すっかり憂鬱になってしまったI子さんは気分転換にあの薔薇の公園に来た。人気のまばらな晩秋の公園は銀杏の落葉でいっぱいだった。池の前まで来たI子さんの足が止まる。あのベンチにSさんが独りで座っていた。(SさんもI子さんを思い出す度ここに来ていたのだ)

I子さんは側にある銀杏の樹に身を隠す。心臓が早鐘のように波打った。(いけない、見つかったら大変なことになる)じっと息を殺していた。

やがてSさんは立ち上がり振り向いて歩き出そうとした時、銀杏の樹に人影を見た。黄金色の落葉を踏みながら近づいて来たSさんは「やっと会えましたね。」と言って身動きも出来ず立ちすくんでいるI子さんを優しく抱擁した。

同じ悩みを抱えて真実の愛を求める男と女。二人がようやく手に入れた愛は誰にも祝福されることのない愛。二人はさらに深い悩みの中に陥って行く。

「坎為水」の卦。穴に陥る象である。より深い悩みに陥ることである。しかし悩みは人を深くし、新たな勇気や力を生ぜしむる。信を失わず、努力してゆくことが大切である。

人生には簡単に善悪を判断できないことがある。他人の助言を聞くことも大切だろうが、最後は自分の責任である。心の声に従うことではないだろうか。

前世は殿様。

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「ワンマン」とも「独裁者」とも言われるY氏。「俺は前世は殿様なんだ。」と本気で信じている。

現在の奥さんは10人目。最長は5年、最短は3ヶ月、その暴君ぶりに逃げ出してしまうのだ。「否なら出て行け。代わりはいくらでもいるぞ。」それがY氏の口癖である。

仕事はゲームセンターを20店舗経営している。仕事には熱心で厳しい。社員は100人いるがいつも言うことは「人の2倍働け。他所よりも1.5倍の給料を遣る。0.5は俺の儲けだ。」「否なら辞めろ。代わりはいくらでもいるぞ。」社員たちは完全服従である。

相手が大学教授であれ、高級官僚であれ、上からの目線で遠慮なく言ってのける。「何が大学教授だ。月給取りが何を言うか。」「社会の訳に立てだと?俺は毎年一億円も税金を払っているんだぞ。それを使って社会に役立てるのはお前たちの仕事だろうが。」

Y氏にとって居心地の好い場所は行きつけの「クラブX」だ。ここのホステスたちはY氏を「お殿様」と呼ぶからだ。ここでのY氏は言いたい放題。

「世の中は金だ。金で買えないものは無い。」「だから俺は金を稼ぐ。稼げない奴は馬鹿なんだからペコペコ頭を下げて生きていけばいいんだ。」Y氏の持論である。

「俺は中学しか出てないんだぞ。」「親父はヤクザで殺された。極道の妻が俺の母親よ。」「しかし俺の前世は殿様なんだ。最初から人の上に立つ様に生まれているんだよ。」「だから何処に生まれたって関係ないのさ。」「そりゃ、もっと良い所に生まれりゃもっと偉くなってたろうが、ヤクザの倅じゃこんなもんだろう。」

店では完全に殿様に成り切っている。機嫌が好ければ一人一人にチップを一万円づつ渡す。その代り機嫌を損ねると烈火の如く怒り出し、他の客とも喧嘩をして追い返してしまうこともある。困った客でもあるのだが毎月1000万円も使ってくれるので、店としても我慢するしかないのだ。

「沢風大過」の卦。易では大とは陽のこと。陽に過ぎる象である。過ぎたるは及ばざるが如し。バイタリティ、積極性も程ほどでないと周りが迷惑する。

消極的で元気がないというのもどうしようもないが、余りに元気すぎるのも困ったものだ。
世界的に知られた人の中で、これこそ「大過」と思われる人物を紹介しよう。↓
「大富豪と家族」 http://blogs.yahoo.co.jp/kanouyuukou/8782569.html

お兄ちゃん。

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Gさんは3人兄弟の長男、子供の時から「お兄ちゃん」と呼ばれ頼りにされていた。

Gさんが銀行員として就職して5年目に結婚したがその直後に、不動産業を営んでいた父親がガンのため死亡した。家には母親と大学生の妹、高校生の弟がいた。しかも多額の借金が残った。

銀行員として将来を嘱望されていたGさんであったが、一家の生活を考えるとサラリーマンの給料ではとても養っていけない。考えた末、思い切って不動産業として独立する道を選ぶ。

心機一転、父親が残した事務所と顧客を元に妻を事務員として一からスタートを切った。早朝から徹底的に勉強し、午後からは営業活動にと一心不乱に仕事した。

幸いGさん夫婦の努力は報われ、10年後には借金も完済し、妹も弟も大学を卒業し社会人となりそれぞれ相手を見つけて結婚していった。

Gさん夫婦には一男一女の子供も出来、母親と5人家族の家を新築することも出来た。自分の会社も社員5人を抱える所帯となりようやく軌道に乗り始めた。

一家を養うということは長男として生まれたGさんには当然の義務として受け入れ、妹、弟たちにも「お兄ちゃん」として頼りにされた。息子はプロゴルファーの道、娘にはヴァイオリンを習わせ音楽大学に進ませた。「どうしてこんなに金がかかるのか。」と思ったがそれを励みにGさんはがんばった。

子供たちも独立して、ようやく余裕が出来たGさんは妻とよく旅行するようになった。自分の人生を振り返って思う。「家族を養うというのが俺の人生だったなァ。」「これからは自分たちの心を養うようにしよう。」

「山雷頤(い)」の卦。養う意味である。頤はあごのこと。人はあごを動かして食物を取り入れ自分の身体を養う。身体を養う。精神を養う。家族を養う。社員を養う。国民を養う。養うの道は多様である。

人は自分や家族を養っている。そして養われている。国家にも社会にも自然にも天地にも。

居るだけで。

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Eさんは作曲家。70歳を過ぎているが今も作曲をする時は決まって地方へ行く。誰もが知っているヒット曲もあるので少しは名も知れている。

Eさんの妻がF子さんだ。F子さんは元演歌歌手だったが今はカラオケスタジオを経営している。このスタジオは音響設備が他の店とは段違いに良いので、歌自慢たちが遠くからも集まって来る。中にはプロを目指す人もいるという。

集まるお客さんは歌に関しては人一倍熱心なので、時には音や音楽について互いに譲れない大論争になることがある。F子さんが間に入り両者の話を聞いて収めるのだが、どうしても収まりがつかず手に負えないこともたまにはある。

そんな時、F子さんは夫のEさんに携帯電話をかける。F子さん「もしもしパパ、今忙しい?」Eさん「家に居るよ。いつものバッハを聞いているよ。」F子さん「それ聞いてからで良いからお店に来てくれない。」Eさん「又揉めてるのか?行くだけだぞ。」F子さん「来るだけで良いの。じゃあお願い。」

家と店の距離はわずか100M位。まもなくEさんがやって来る。Eさんは黙ってカウンターに座る。そうするとどう言う訳かさっきまでの喧々諤々の大論争は次第に収まってしまう。そしてEさんの周りに人が集まって来る。

「今晩は。」「しばらくでした。」「お元気そうですね。」Eさんの人気は変わらない。30分も経つ頃にはEさんを中心に和気藹々話が弾んで必ず誰かが「先生、そろそろ一曲お願いしますよ。」となる。

Eさんは快く「じゃあ、やって見ようか。」と言って店にあるギターをとって弾き語りの演奏会が始まるのだ。常連客たちは大喜び。いつまでも続くのだ。

「山天大畜」の卦。陽で一杯の集団を大人君子が治める象である。前に出た「風天小畜」(柔よく剛を制す)の卦と対比してみるとその違いが理解出来るだろう。

大きくは政界。小さくは家庭。どんな集団にも上にあるものが大人君子である場合は安定するものである。

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