さわやか易

いらっしゃいませ。名画を鑑賞するとき、その背景である歴史を考えてみたい。(猶興)

さわやか易・現代編

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現代の社会と家庭の中にドラマを探してみました。

人間の幸せにとって家族こそ最も大切なもの、社会の始まりです。

易学にも社会や家族に関しての教えは沢山あります。

なるべく現代に照らして紹介して見ましょう。(猶興)
 
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大リーグ通算2000本安打を達成し、9年連続200本安打の大記録を目前にしたイチロウに声援を送るこんな親子がいた。

Y君の父親は派出所勤務の警察官だった。勤務は真面目で有名だったらしいのだが、家庭では問題があった。酒癖が悪く、「酒乱」であったのだ。

父の酒乱には家族は手が付けられないほどだった。酒を飲んで荒れ果てて帰ってくると、家の中はメチャクチャにされた。誰かが止めようとすれば容赦なく暴力を振った。

父は定年を過ぎ、飲みすぎのせいか体調を悪くしまもなく亡くなった。

母は苦労のしっ放しで夫に先立たれた訳だ。Y君はかつてお洒落な母を見たことが無い。小学生の父兄参観には来て欲しくなかった。なんの趣味もない母を自慢したことなど一度もなかった。

しかし、本当は母はお洒落がしたかったのだ。あちこちと出かけて楽しみを持ちたかったのだ。父が死んで母は少しづつ変わった。音楽やスポーツ観戦が趣味になる。特に野球が好きで大リーグの中継も喜んで見ている。

Y君は母の古希を祝うため思い切って母に大リーグ観戦をプレゼントすることにした。シアトルのセーフコフィールドでの母は大好きなイチロウの一挙手一投足を見つめ声を上げて応援していた。

母には世界一輝いて観えたイチロウだったが、Y君にはイチロウと同じくらい母の姿が輝いて観えた。

「風地観」の卦。ものごとをどのように観るかを教えてくれる。どのように観えるかは観る人の成長にもよるものである。「観光」の語はこの卦から出た語である。

自分の親でも自分が親になった頃にようやく解るものである。

また、偉大な記録に挑戦するイチロウに感激するのは観る人の心も素直で美しいからだ。

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その後も頻繁にN嬢と逢瀬を重ねたS君が「嵌められたか?」と気付いたのは一月も経った頃「妊娠」という二文字を聞いた時である。

S君は議院宿舎の父を訪ねて相談した。父のS氏は直ぐに分析した。1、始めから此方の素性は知っていた。1、目的は金。1、妊娠は100%無い。1、長引くと何処にでも行きそうだ。1、先手必勝。

S氏は早速、新橋に近い料亭でN嬢と遭うことにした。30分位のやり取りで現金1000万円を渡し解決する。S氏「これで、きれいさっぱりで良いですね。」N嬢「お約束するわ。きれいさっぱり。」

S氏は息子を諭した。「公のために働こうとしたら私を正すこと。」「人を見る目を養いなさい。」「女は裏口から攻めてくるから要注意。」

その後のS君の「何でも体験」は続いた。農業をしながら若者たちと将来を語った。船にも乗って漁業の体験もした。町工場にも、介護現場にも、幼児の託児所にも、ホームレスの人とも一緒に飯を食いながら話を聞いた。

「何でも体験」を2年余り続け岩手県のある禅寺で一月ほど座禅をしていた時、オバマ大統領が誕生した。感激したS君はもう一度「政治学」に真剣に取り組もうとボストンのハーバード大学行きを決意した。

久しぶりに議院宿舎に父を訪ね出発の挨拶をすることにした。S氏「そうか、明日出発か。元気で行って来い。」「送別の宴だ。ステーキでもご馳走しよう。」S君「有り難うございます。でも、デザートはフルーツにしましょう。」

「地沢臨」の卦。陽気が漲り始めようとする象である。若者が将来に向かって挑戦するのに相応しい象でもある。勝海舟の乗った「咸臨丸」はここから名づけられた。

若者には成功体験は自信を与え、失敗体験は教訓を与える。

参考⇒(幕末) http://blogs.yahoo.co.jp/kanouyuukou/32456017.html「海舟と咸臨丸」

甘い罠

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S君の父親は国会議員。高校時代は成績優秀な上に野球部でも大活躍。地元新聞はピッチャーで4番を打つS君を「文武両道のエース」として掲載した。

S君は大学は東京の国立H大学で経済を専攻、政治に生かすために徹底的な勉強をする。教授とは納得するまでとことん議論した。

20歳を過ぎた時、「なんでも体験」を自分のテーマにして様々な世界の現場に身を置いてみることにした。

銀座の一流クラブでボーイのアルバイトをした時のことである。仕事を終えての帰り路、コンビニで弁当を買おうと物色していた。

その時、後ろから「そのお弁当買わなくてもいいわよ。」声をかけてきたのは店一番のナイスボディ・N嬢だった。「ステーキをご馳走するわよ。貰い物の松坂牛があるから、食べてくれると助かるわ。」

S君はご馳走になることにした。タクシーでお台場にあるN嬢の高層マンションへ来る。東京湾を眼下に一望出来、見事なロケーションである。N嬢の部屋は「流石一流クラブのホステス」と感じたほど黒を基調にしたインテリアはムードがあった。

「CDでも聞いてて。黒人ジャズしかないけど。」と言ってレイ・チャールズをかけ、大き目のワイングラスにワインを注いでキッチンへ入っていった。2曲目を聞いていると「出来たわよ。遠慮しないで召し上がれ。」と言いながら大皿にたっぷりの焼きたてステーキとジョッキに無造作に入れたセロリを運んできた。

「これ、最高ですよ。」「こんなに旨いステーキなんて生まれて始めてですよ。」若者らしく素直に喜びを表しながら遠慮なく頂いた。

すっかり食べ終わった頃、隣の部屋から「デザートの用意が出来たから、こっちへ来て。」と呼ばれる。S君が行ってみるとそこは寝室だった。中央に大き目のダブルベッドがあり、その前にシャワーを浴びバスロープに身を包んだN嬢がいた。

「デザートは私の・お・に・く。遠慮しないで召し上がれ。」そう言って少したじろいだS君の両手をとって自分のくびれた腰に運んだ。

S君に遠慮する理由はない。今までに味わったことのない色と香りと感触の甘味なデザートはS君を別世界へと誘った。

しかし、これが甘い罠であろうとは・・・・・。

「山風蠱(こ)」の卦。蠱(こ)という字をよく見ると。皿はご馳走を表すからご馳走を目当てに虫が集まっている象である。山下、風起こって災害生ずる象とも見る。危険ではあるが、問題は解決すれば吉ともなる。

若き日の過ちはその後をどうするかが一番の問題なのだ。

今回に限り、続編をお届けする予定です。

生涯番頭。

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Mさんは丁稚奉公から30年間和菓子作りに生涯を捧げて来た。

Mさんは信頼を得て社長の片腕として菓子作りの現場を任され事業の拡大に貢献して来た。

社長は2代目であったが後継者に恵まれなかった。一人娘のA子さんがいたのだが、「私はどうしても音楽の世界で生きたい。」と言って両親と大喧嘩の末、10年前に家を出てしまった。

社長が70歳を前に脳梗塞で倒れた。入院した社長は「俺の後はMさんが社長になって会社を続けてくれ。」Mさんは言った。「A子さんがいますよ。」「A子はダメだ。帰っては来ないよ。俺はとっくに諦めている。」

MさんはA子さんに会いに東京へ来た。Mさんはお願いした。

「いまさら無理よ。実家は私の住む世界じゃないのよ。」「ようやく私の仕事も芽が出始めたところなのよ。お父さんがMさんにと言うのならMさんが一番適任だからじゃないの。」

「私は以前からA子さんは和菓子屋に絶対向いていると思っていました。A子さんにとっても悔いのない人生になると確信しています。」

「どういう意味なのよ。」

「お菓子作りには遊び心が大事なんですよ。A子さんにはそれがあります。私はA子さんを支えて行きます。決して後悔はさせませんから考え直して下さい。」

そうして一月後、Mさんの仕事場にスーツケースを持ったA子さんが現われた。

「決心したわよ。一からやって見るわ。よろしくお願いします。」

「よく決心して呉れました。一から教えます。勉強して下さい。」いい笑顔だった。

「沢雷随」の卦。大なる者が小なる者に仕える象である。幼い君主に大なる家来が仕えるようなものだ。

易の世界ではトップに立つことより賢明に生きることを吉とする。

勿論、トップにあることが最も相応しい人はトップであるべきである。

こんな「随」もあります。⇒(親分)「女王陛下に仕えるように」http://blogs.yahoo.co.jp/kanouyuukou/39840557.html

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人生には長い苦労が報いられる時がくるものだ。

Kさんは中学時代から「将来は料理の世界に入るんだ。」夢は一流ホテルのコックであった。

希望通り一流ホテルのコック見習いとして入社した。Kさんには目標とする大先輩がいた。入社いらい時々厨房に顔を出して気軽に声をかけてくれたM常務である。M常務こそこのホテルでのフランス料理を世界的地位に築き上げた人なのだ。

料理に没頭する無我夢中の毎日はKさんの青春そのものであった。しかし修行時代は長く続いた。入社10年後には尊敬していたM常務も亡くなり目標を見失いそうになったこともあった。

しかし苦節20年、Kさんの努力が報われる日が来た。料理の日本一を決めると言われる料理コンテストのフランス料理部門で見事グランプリに輝いたのだ。

グランプリ獲得はホテル内では大快挙として扱われた。社長自らお祝いを述べた。「おめでとう。我がホテルの誇りだ。」「これからは料理を目当てのお客様も増えるだろうがしっかり頼むよ。」

ホテル内でのKさん地位は上がり忙しくなった。ホテルのレストランはお客様が倍増した。賓客もKさんに挨拶を求めて来た。

Kさんは亡きM常務の言葉を思い起こした。「失意泰然」「得意澹然」

「雷地予」の卦。長い苦労が報われ春を迎える象である。疑い恐れることはないが、驕慢になること、油断することは戒めねばならない。

「失意泰然」失意のときはゆったりとした気持ちを持つようにしなさい。
「得意澹然」得意のときはあっさりとした気持ちを持つようにしなさい。
難しいことである。「失意悄然」「得意傲然」となるのが凡人の常である。

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