さわやか易

いらっしゃいませ。名画を鑑賞するとき、その背景である歴史を考えてみたい。(猶興)

さわやか易・現代編

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現代の社会と家庭の中にドラマを探してみました。

人間の幸せにとって家族こそ最も大切なもの、社会の始まりです。

易学にも社会や家族に関しての教えは沢山あります。

なるべく現代に照らして紹介して見ましょう。(猶興)
 
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母さんの手紙。

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Y君が3歳の時、父は山の遭難で亡くなった。保険の営業で母子家庭を支えて来た母はY君が中学に入った年に交通事故で重傷を負った。しかも当て逃げ事故だった。

Y君の家庭は生活保護を受ける。しかし、そのことが学校でいじめの原因になる。
クラスのボスであるG君が「生活保護を受けてる奴は税金泥棒だ」と言いふらした。

じっと我慢していたY君であったが、学校からの帰り道であまりのしつこさに堪りかねG君に体当たりした。G君は電柱に頭をぶつけケガをした。(ケガはただの打撲であった)

地元の病院の院長であるG君の父親は警察に「暴力事件で息子が後遺症が残る大怪我をした」と被害届けを出し、警察署長に厳重な処分を要求した。

その結果、Y君は3ヶ月の少年院送りとなる。
「僕がそんなに悪いのか」納得が行かず悶々とする毎日であった。

少年院のY君に母から手紙が届いた。短い文であったがこう書いてあった。
「私はあなたを信じています。元気でいて下さい。帰りを待っています」

Y君は誓った。「母さんのためなら何でもがまんしよう」「母さんを守るのは僕しかいない」

「水天需」の卦。信じて待つである。信じて待つものは吉。待つべき時にじたばたと軽挙妄動するのが一番いけない。

Y君はその後定時制高校を出て地元のバス会社に就職し、真面目に働いている。安全運転と親切な運転手として会社と乗客に大変評判が良い。
毎年、母の日のプレゼントは一緒に行く温泉旅行である。

わが子が遠くに行ってしまうと感じる時もあるだろう。
「信じて待つ」は親にしか出来ない愛情である。

札付きの暴れん坊が。

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O君は空手道場を営む父からスパルタ教育を受けて育った。
空手の稽古の他に正座をしての論語の素読も日課だった。

身体が並外れて大きくなった中学生になると、親に猛反発して手の付けられない暴れん坊になった。刃物を持ったチンピラを一瞬の回し蹴りで倒した話は有名になる。

そのO君がM高校に入学した。
問題が起きはしないかと警戒する職員の中に、出ると負けの弱小ラグビー部の監督を任されたN先生がいた。N先生は密かに全国大会を目指していた。

N先生はO君の歩く姿を見て「こいつは鍛えたら凄い選手になるぞ」ピンと来た。

早速、O君に入部を勧める。ところが「興味ないっす」とニベもない。暗く鋭い目は人を寄せ付けない。しかしN先生は諦めなかった。会う度に勧めた。心が届くまで勧め続ける。

半年かかったが遂にO君の心が開いた。
入部したO君は次第に明るくなり、水を得た魚のように進んで猛練習をこなした。他の部員の面倒も見るようにもなった。

「山水蒙」の卦。蒙昧。昧(くら)いこと。蒙を開く、啓蒙の象である。
この卦は教育の難しさ、大切さを説く卦でもある。規律を重んじること。心を育てることが重要である。

3年生になったO君が主将を務めるM高校ラグビー部は念願の全国大会に出場しベスト8に残った。
O君は勉強にも精励し、大学卒業後は高校の教師になる。父親にも感謝し、N先生を恩師と仰ぎ、生徒に慕われる熱血先生と呼ばれた。

たった一人の先生が一人の生徒の人生を左右することがある。

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M君は中学3年生の秋、父親の転勤に伴い東京から地方へ転校した。
環境が変わったこともあり、土地に馴染めず友達が一人も出来ない。

高校はその県では一番の進学校に入学したが、ここでも友達が出来ず孤立した。
勉強も手につかず、無気力となり、悶々とした毎日を送る。
次第に表情も暗くなり、2年生では不登校を繰り返すようになった。

「このままでは僕の将来はない」そう思えば思うほど深みに嵌まる。
悩みぬいた末、M君は両親を説き伏せ、東京での一人暮らしを決意した。

「一学年棒に振ってもいい」「東京の高校でやり直すのだ」
新しい環境に自分を賭けることにした。

「水雷屯(ちゅん)」の卦。産みの苦しみ。中々芽が出ない悩みを表す象である。
この卦に処する道は無暗に動くのは良くないが、耐えに耐え考え抜いた末の決断であれば吉。

それから30年の月日が流れた。
都内のホテルで転校したM君の高校のクラス会が開かれていた。

乾杯の挨拶をしているのは代表幹事であるM君であった。

不登校で悩んでいる中学生、高校生もいるだろう。

永遠に続く今はない。希望を捨てなければ状況は必ず好転する。

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Nさんは豪放磊落な営業部長。社内でも社外でも常に人の輪の中心だった。
居酒屋では「いいか、男の大事なものは1に仕事、2に仲間、3に酒だ」と言っていた。

そのNさんが脳梗塞で倒れ入院した。
幸い命は無事だったが、右半身マヒと言語障害が残された。

見舞い客に「良く来てくれた。有り難う」と言いたいのだがそれが言葉にならない。
相手は同情して会話を遠慮する。次第に見舞い客も減って来た。

「こうなったらお仕舞いだ。死んだほうが益しだ」
そう思ったが簡単に死ねるものでもない。

Nさんは一から出直そうと決めた。
歩行訓練とともに「あいうえお」の発生練習を始めた。

次第に言葉が出るようになり、やがて俳句や短歌を声に出して読んだ。
宮沢賢治の「雨ニモマケズ」は読めば読むほど勇気を与えてくれた。

「水山蹇(けん)」の卦。蹇(けん)は足なえ、びっこである。
困難(水)に直面して、立ち往生(山)している象である。
この卦に処する道は1、無理をしない。2、良き人の助言を得る。3、辛抱肝腎。

病気をしてから3年間が経った。Nさんは馴染みの居酒屋に行く決心をした。
「やあ、久しぶり」店に入る前、何度も声に出して練習した。

ところが店に入った途端、店内から大きな拍手で迎えられた。
嬉しさに胸がつまり練習した言葉は遂に声にならなかった。

病気やケガにより、闘病、リハビリの毎日を送る人も多いでしょう。

「陽は又昇る」どうか、希望を捨てないで下さい。

おばあちゃんの一言。

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機械工であったKさん、会社の倒産で失業した。再就職先が見つからない。

ハローワークの職員から「介護士を目指したら。」と勧められる。妻からも「介護だって立派な職業よ。」と言われている。

「機械しか知らない俺が何で老人の介護だ。有り得ない。絶対出来る訳がない。」

お先は真っ暗だ。飲んでも旨くない酒を朝まで飲んだ。

何処をどう歩いたか解らない、路上に倒れていたKさん。

「あんた、どぎゃんしたとね。」通りかかったおばあちゃんが手を伸ばした。

ところが、足の悪いおばあちゃんもその場に倒れこむ。路上に並んで倒れていた。

おばあちゃんを探しに来た老人ホームの職員に発見された。

「私は大丈夫だけん、この人ば、助けて上げんかね。」

老人ホームに連れて来られ、熱いお茶を出されたKさん、親切が身にしみた。

おばあちゃんが言った。「あんたは息子のごたる気のするばい。」お礼を言って外へ出た。

懐かしい九州弁だ。死んだ自分のばあちゃんを思い出した。

帰り道、Kさんは決めた。「介護士になろう。」気が晴れて来た。

「雷水解」の卦。難問題を解決し、突破口を開く象である。

変化の時代に突入している。新しい発想が大切だ。

今まで有り得ないと思う世界が新しい世界となることもあるだろう。

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