ゲンさん雑記帳

門を出れば 我も行く人 秋のくれ

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かつてレコードからカセットテープにダビングしてくれる店があった。
そこでダビングしてもらったのがこのアルバム。

それまで稲葉喜美子について知らなかった。
一緒に行った知人に勧められたのか、店内のレコードジャケットに目がいったのか、
購入動機はよく覚えていない。

あまり期待することなく手にしたテープだがわりと気に入って繰り返し聞いた。


よく覚えてる曲は 「 催 愛 術 」


「子供の頃から取り柄といえば 女だということ それぐらいで

 年頃過ぎても 誰も振り向かず♪」


自分に自信のない女の子が勇気を振り絞って好きな男性を家に誘う。

「憧れのあなたを前に 飛び出しそうな気持ちを なだめすかしてお茶でも

 いかがですかとおもてなし♪」


彼女の狙いは彼に催眠術をかけて自分を愛してもらうこと。

「時計の振り子を瞬きもせず 見ていて下さいどうかお願い♪」

「あなたはだんだんときめいてきます ほらほら私を愛してしまいます♪」



女の子のいじましさが伝わってきて切なくなってくるような歌だった。



テープの日付は「昭和59年3月18日」

私もなかなか物持ちがよい(笑)


 【 収録曲 】  1.催愛術
         2.眠れない夜
         3.まれなのぞみー希望
         4.はあばあぶるうす
         5.氷雨
         6.願ひごと―公園於
         7.日の出町ブルース
         8.雨の音で目が醒めた
         9.夢の燃えがら

「 夢 」( 1990 )

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   黒澤明が見た夢の世界を八つのオムニバス形式で描いたものである。

       こんな夢を見た・・・

           第一話:「狐の嫁入り」

「晴れているのに雨が降る。こんな日は狐の嫁入りがある。狐は見られるのをとても嫌がるから決して森に行ってはいけないよ」
母にそう言われたが、少年は森に行き「狐の嫁入り」を見てしまう。
家に帰ると母は、
「お前が見たから狐が怒っている。狐が許してくれるまで家にはいれない」
死ぬ気で謝ってこい、と短刀を渡す。
「狐がどこにいるか分らない」
「こんな日は虹が出る。狐はその虹の下にいるよ」
かくして少年は狐を探しに、色とりどりの花の咲き乱れる中、虹に向かって進んでいく…。

靄の中から、狐の面をかぶった花嫁一行が現れる。
笛や鼓の音が厳かに響く中、一行は1歩進むごとに歩みを止め、横を向き、後ろを向きといった動作を繰り返す。
実に幻想的な情景である。


       こんな夢を見た・・・

           第二話:「桃の節句」

姉達が雛壇を前に桃の節句のお祝いをしている。
姉の友達以外の少女を少年は見つけるが、彼女は桃の精だった。
少女を追って裏の桃の段段畑に行くと、そこには人間の「雛人形」が集まっていた。
彼らは桃の木を切った少年のうちには行かないという。
「僕は切るのに反対したんだ」
「お前は桃が食べられなくなるから反対したんだろう」
「違う。桃は買えばすむ。桃の木は切ったら可哀想じゃないか」
少年のやさしい心根に打たれた「雛人形」達は歌や踊りを披露する。
気付いた時には桃の切り株が残っているだけだった…。

段段畑を雛壇に見立て人間の「雛人形」達をロングで捉えているところは、彼らが如何にも人形のような滑稽さがある。
緑の中に彼らの原色の衣装が舞う様はまさに夢を見ているようだ。


       こんな夢を見た・・・

           第八話:「水車村」

新緑に包まれた自然豊かな村。
旅人は水車の手入れをしている老人の話を聞く。
「この村は電気が来てないようですが、夜暗くはないですか」
「ロウソクも油もある。星が見えないような明かりは入らない」
「賑やかな声が聞こえますが、お祭りですか」
「いや葬式だよ。葬式はめでたい。よく生き、よく働き、ご苦労さん、と死んでいく」
「死んだのはワシの初恋のばあさんで99歳じゃった。わしを振って他の奴に嫁ぎおった」
「おじいさんはお幾つなんですか」
「わしか、百と三つじゃ。さて、わしも葬儀に出なければ」
老人は通りかかった華やかな葬列に鈴を持って加わる…。

棺を担いだ男達の前に陣取る花笠を被った女性たち。

低く、ゆっくりと、

「ヤーッセ・・、ヤーッセ・・、ヤーッセ・・、ソイヤサー・・」

次には弾けるように

「ヤッセ!ヤッセ!ヤッセ!ソイヤサー!」

歌い躍る。

単純な繰り返しなのだが、このリズムが心に染み入って離れない。




他には「雪女」「トンネルの中」「ゴッホ」「原発」「鬼」といったエピソードが収められている。
エピソードのタイトルは便宜上つけたもので映画の中で明示されてるわけではない。

後半になるほどメッセージ性の強いものになっていくようだ。

私はやはり美しい日本の風土・伝承を描いたものが好みである。


映像の美しさ・素晴らしさを映画館のスクリーンで味わえなかったことが残念だ。

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欧米発のものを中心とした日本人に関する小噺・ジョークが収められている。

アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・イタリア・ロシア等、それぞれの民族性と対比したものも数多く、各民族に対するイメージがステレオタイプとして凝縮されているのも可笑しい。

外国、特に欧米の国から見て日本、もしくは日本人に対するイメージは、

1.ハイテク国家     2.金持ちの国     3.勤勉な国民性

というものが強いようだ。

いくつか例をあげてみよう。
なお、本文は少し長いので私が適当に縮めたり、手を加えたりした。

●技術者の違い
日本人 「わが国では機密性を試す為には、猫を一晩車の中に入れておきます。そして次ぎの日に、猫が     窒息死していたら、機密性は十分だと判断します」
ロシア人「わが国では一晩たっても猫が車の中にいれば、機密性は十分だと判断します」

●レストランにて
ドイツ人と日本人とイタリア人が一緒に食事に行った。食後の3人の考え方。
ドイツ人 「割り勘にするといくらだろう」
日本人  「3人分払うといくらだろう」
イタリア人「おごってくれた人になんとお礼を言おう」

●それぞれの幸福
イタリア人「愛人とパスタを食べながらサッカーを見ている時」
ドイツ人 「計画通りに物事が運んだ時」
スペイン人「美味い物を食べてのんびり昼寝をしている時」
日本人  「食事をさっさと終えて再び働き始めた時」

ジョークには作者の解説・感想・体験談などが添えられているが、これがなかなかよい。

「世界に冠たる中小企業」「独創性溢れる発明品」などは日本人として快哉を叫びたくなる。


最近では日本のマンガ・アニメの世界的ブームなどにより新しいニッポン像も生まれてきているようだ。


最後に「あとがき」に引用されているフランシス・ベーコンの言葉をここでも書いておこう。


「冗談は、しばしば真実を伝える手段として役立つ」

角川映画ベストテン

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   あなたが選ぶ!“角川映画”ハイビジョン・ザ・ベストテン


「犬神家の一族」「野性の証明」「戦国自衛隊」「セーラー服と機関銃」「時をかける少女」「失楽園」「青の炎」…。日本映画の一時代を築いた“角川映画”を、日本映画専門チャンネルではレギュラー企画“角川映画クロニクル”として本年の7月まで放送、大好評を受けた。
チャンネルではその “角川映画クロニクル”で放送された「犬神家の一族」(76)から「青の炎」(03)まで全68作品の中から、視聴者がもう一度観たい作品を大募集。その中からリクエスト希望の高かった10作品をいよいよ発表します。放送は07年2/17(土)に24時間まるごとハイビジョンでお届け!
http://www.nihon-eiga.com/0701/0702_3.html

      リクエストの順位は下記のとおり
     第1位: 戦国自衛隊 (1979)
     第2位: 時をかける少女 (1983)
     第3位: 人間の証明 (1977)
     第4位: 犬神家の一族 (1976)
     第5位: 野獣死すべし (1980)
     第6位: 野生の証明 (1978)
     第7位: 悪霊島 (1981)
     第8位: 復活の日 (1980)
     第9位: 蘇える金狼 (1978)
     第10位:麻雀放浪記 (1984)

個人的には「戦国自衛隊」の第1位は意外な気もするが、全体的に妥当なところかと思う。
原作でみると、横溝正史、森村誠一、大藪春彦が2作品ずつ入ってる。
当時書店の店頭を賑わせていた作家達である。
出演者をみると、松田優作の出演作が3作と、彼の人気の高さが窺がえる結果となっている。

「全68作品」の詳細は不明だがWikipediaに56作品が載っていた。
(石坂金田一の他の4作品が抜けているのは判ったが、あとは不明のままだ)
初期の作品を中心に6割がたは観てるのでその中から私的ベストテンを選んでみた。
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     私の選んだ角川映画ベストテン!

     第1位: 犬神家の一族 (1976)
     第2位: 人間の証明 (1977)
     第3位: 野生の証明 (1978)
     第4位: 復活の日 (1980)
     第5位: 野獣死すべし (1980)
     第6位: セーラー服と機関銃 (1981)
     第7位: 時をかける少女 (1983)
     第8位: 蒲田行進曲 (1982)
     第9位: 魔界転生 (1981)
     第10位:麻雀放浪記 (1984)

第1位はやはり角川映画の第1作である「犬神家の一族」が順当だろう。
第2位、3位は「証明シリーズ」を持ってきたい。
第4位の「復活の日」は巨額の制作費をかけ海外の大物スターも出演したということで。
第5位「野獣死すべし」この時の松田優作の演技は鬼気迫るものがあった。
第6位と第7位、角川映画を盛り上げた二人の代表作といえばこれだろう。
第8位、9位、2作共とても好きなんだが特に「蒲田行進曲」は角川映画らしくないかなと思いこの辺の順位で。
「麻雀放浪記」のファンとしてはこれも外せないのでランクイン。

あまり変わりばえがしないが、これでどうだろうか?

夕やけ番長

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「木曽中・クソ中・不良中」と呼ばれる悪名高き中学校に転向してきた赤城忠治の活躍を描く学園漫画。
赤城忠治は勉強は苦手だが、スポーツ万能でケンカの天才。
両親は二人とも柔道の達人であったが、冬山で若者達を雪崩から救う為命を落としてしまう。
その時のトラウマで夕やけをみるとセンチになってしまう。

彼のライバルとして現れるのは、番長連合を仕切る影の大番長で邪道空手の使い手・綾小路弘、独房の壁を叩いて拳を鍛えたという少年院のボスだった黒部搭介、サーカスのブランコ乗りで驚異的な握力を誇る天馬、高校空手界のチャンピオン・鮫川巨鯨など。
それぞれのライバルがいろんな背景・環境を背負っており、単なる敵役にとどまらなかった。

赤城忠治はケンカに強いだけでなく友情に厚く、思いやりの深い男である。
小瀬小次郎という同級生がいる。
番長連合の一員で、腕力はないがこせこせと要領良く立ち回り、何とか赤城をやっつけようとするが、結局は赤城の魅力に負け彼を慕うようになる。
ところが赤城によって番長連合が解散させられ、恐怖から開放されると一般学生の怒りが小瀬に向かう。
そこで赤城は、室生犀星の小説「あにいもうと」に倣うが如く、自らが小瀬を徹底的にいたぶることにより、小瀬に同情、自分に憎しみが向けられるようにしむける。
しかも夜の学校でそれとわからぬよう小瀬の身代わりとなり制裁を受けることまでする。

     男というものは斯くありたい、斯くあるべきだ。

     少年の私にとって「赤城忠治」は理想の男像であった。


この作品は1967年から1971年にかけて月刊誌「漫画王」に連載されている。
毎月貸本屋に並ぶのを楽しみにしていたものだ。
原作は梶原一騎、画は庄司としおである。


余談であるがこの頃は通称「スポ根」(スポーツ根性)漫画の全盛期であり梶原一騎は多くの原作を手がけている。
少年マガジンには「巨人の星」(画・川崎のぼる)、「あしたのジョー」(高森朝雄名義・ちばてつや画)、「空手バカ一代」(画・つのだじろう・影丸譲也)、少年キングには「柔道一直線」(画・永島慎二)などが連載されていた。

余談の余談であるが「空手バカ一代」の影響もあり極真空手がブームになった。
(確か「漫画王」にも同時期「虹をよぶ拳」(画・つのだじろう)が連載されていたはずである)
少し後には「史上最強の空手」といったタイトルで映画も作られた。
私も習おうと思ったが、空手が「一撃必殺」ならケンカ相手に大怪我をさせてしまうのではないか?
と妙な深読みをして、断念した記憶がある。

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