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「ムーラン・リュージュ」は1889年モンマントルに開店したナイトクラブで、 ロートレックは最初からの常連客であった。 特徴あるまげを結い中央で踊っているのが当時の花形ダンサー、「ラ・グーリュ」(食いしん坊) 手前のシルエットになっているシルクハットの男性は、「ル・デンソ」(骨なし男) と、呼ばれた人気芸人・ヴァランタインである。 2人のダンスを紳士淑女が見ている場面をスナップ・ショットのように切り取ったものであるが、 二人の特徴ある動きを見事に捉えている。 遠近法による大胆な人物配置、 焦点をラ・グーリュに当て、ヴァランタインをぼかし、 紳士淑女をシルエットで表現しているところも斬新である。 この写真では背景やヴァランタインは薄いグレーのような色合いで体も透けているが、 ヴァランタインを薄いブラウンにした物もあり、 こちらの方が「スピッティング」技法による斑点効果がよく分る。
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2006年12月11日
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