ゲンさん雑記帳

門を出れば 我も行く人 秋のくれ

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マンガ少年の頃

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「ぼくのしょうらいのゆめはまんが家になって自分のかいたものをみんなに見てもらうことです」
                                          宇宙少年ソラン組 天使ゲン

なんて作文を書いた記憶はないが、子供の頃将来なりたい職業の一つが漫画家であったことは事実です。
今回はその頃の話を書いてみます。

漫画そのものは随分小さな頃から読んでいましたし、貸し本屋にもよく行ってました。
小学校低学年の頃には兄とこずかいを出し合って「マガジン」「サンデー」「キング」といった週刊漫画雑誌を買ってました。
多分その頃から漫画やアニメのヒーローを真似して描いていたと思います。

イメージ 2私が小学校3〜4年生くらいの時「ウルトラQ」という特撮番組が始まりました。
これがクラスで大評判になり、ノートに怪獣漫画を描いて見せ合うことが流行りました。
私もこの番組は好きでよく見ておりましたが、どちらかというと「鉄腕アトム」「鉄人28号」「エイトマン」といったロボット漫画(アニメ)が好きでしたので、一人、色々なタイプのロボットが決闘をする漫画を描いていました。


小学校6年の時、子供向け学習雑誌の投書欄に
「日本マンガ研究会会員募集!(仮称)」
という記事が載りました。
投書主はM市在住のS君で、手紙を出しました。
S君は石森章太郎の「マンガ家入門」に感銘を受け、石森氏が学生時代にやっていた「墨汁一滴」のような肉筆回覧誌を創ろうじゃないか、というのです。
彼の熱い思いに打たれた私は、自分の未熟さも忘れ参加させてもらうことにしました。

イメージ 3ところでこの「マンガ家入門」という本は当時のマンガ少年達にとってバイブルのような存在でした。
氏がどういう経緯をたどって漫画家になったのかを書いた自伝や、ストーリーマンガ、ギャグマンガの描き方を、氏の作品を引き合いに出して懇切丁寧に解説したものが主な内容でした。
私も繰り返しこの本を読んだものです。

さて、回覧誌に載せるとなると、自分の稚拙な作品を送るのが恥ずかしくなりました。
それでS君にお願いしてイラストと4コママンガ数点で勘弁してもらいました。
記念すべき第1回の回覧誌が私のところへ回った来たのは冬になってからでしょうか。
一応紙のサイズや種類なども取り決めてましたが、中には守られてないのもありました。
そんなものがS君の手によって一まとめに頑丈に閉じられてました。
作品もスポーツ、ギャグ、SFとバレエティに富んでたように思います。
会員は作品の感想をS君のところに送りS君はそれを纏めて次回の会誌に載せるのです。
全部手作業で、しかも彼一人でやるのですから大変です。
よほどの情熱がないとやれません。

ところが中学になってからの私は、クラブ活動などに熱中しマンガを描かなくなりました。
S君とはそれでもしばらく文通を続けてはいましたが、マンガを描いて参加しない者に会員の資格はありません。
会を脱退し、S君との交流も途絶えました・・

ちょっとほろ苦い思い出です。


(*1番上の画像はネットから拾ってきたものですが、「マンガ家入門」の中でストーリーマンガの研究作品に取り上げられていた「龍神沼」の最初のページ。すごく思い入れのある作品です)

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