ゲンさん雑記帳

門を出れば 我も行く人 秋のくれ

映画の話

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紅の豚 (1992)

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第一次大戦時、イタリア空軍のエース・パイロットだったポルコ・ロッソ。彼はある事がもとで自分に魔法をかけ、豚に姿を変えた。今ではアドリア海にはびこる空賊を捕らえる賞金稼ぎ。その彼を煙たがる空賊達はポルコを倒すため、アメリカのパイロット、ドナルド・カーチスを雇い入れた…gooより


第一次大戦で飛行機が初めて使われたのは偵察目的の為である。

武器は積んでなくて、敵機とすれ違うときはハンカチを振って挨拶したそうだ。

武器が装着されたのはしばらくしてからである。

のどかといっては語弊があるが、まだ飛行機乗りには騎士道精神のようなものが残っていた頃の話である。


豚に変身したボルコ・ロッソがキザでしぶくてカッコイイ。

イタリア男にしては妙にストイックな奴なのだ。

対するヤンキー、ドナルド・カーチス、こちらの方は陽気で惚れっぽい。

手の早さはイタリア男、フランス男、顔負けといったところか。

ポルコ・ロッソに惚れてるマダム・ジーナがまたいい女。

経営者としての貫禄と男を思う一途さが同居してる。


声はポルコ・ロッソに森山周一郎、マダム・ジーナに加藤登紀子。

感情を押さえ、抑制の効いたセリフの読み方が二人のキャラによくマッチしてると思う。


作品全体を通して人物の動きや全体の流れがゆったりしていて、ノスタルジックなものが感じられる。


私が見た宮崎駿監督のアニメの中では一番のお気に入りである。


   ☆飛べない豚は、ただの豚だ☆



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あの「ロミオとジュリエット」(1968)のオリヴィア・ハッセーが出るというんで観に行った。

オリヴィア演じたジュリエットの可愛らしさは記憶に新しかったし、彼女の成長した姿を見たかった。

今回の相手役はロバート・ミッチャムの息子のクリス・ミッチャム。

これも話題の一つだった。


ストーリーは、マフィアに父親を殺されたクリスが復讐を果していくが、

最後に残ったボスの娘・オリヴィアと恋に落ちてしまい…というものだ。


実は覚えているシーンはほとんどない。

クリスのバイク疾走、桟橋に立つオリヴィアの姿、くらいか。


ただ、今回記事にするにあたり調べてみると、脇を固めていた俳優がなかなかのものだったのだ。

組織に飼われている警部にカール・マルデン(「欲望という名の電車」「シンシナティキッド」etc )

ボスの情婦にクローディーヌ・オージェ(「007サンダーボール作戦」etc )

こういう再発見をするのも楽しい。


機会があれば再度観たい映画だ。


砂の女 (1964)

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砂に棲む昆虫を探しに海辺の村にやってきた学校教師(岡田英次)

村人に世話してもらった宿は蟻地獄のような砂の底にある半ば朽ちかけた家。

彼を出迎えたのは30前後の女(岸田今日子)

女は夜通し砂掻きをする。

翌朝、彼が下りてきた縄梯子が取り外されていた。

砂掻きの働き手として捕えられたのだ。

男は女を人質にして村人と交渉しようとするが、逆に水の供給を断たれ屈服する。

しかし、表面上はおとなしく砂掻きをしながら脱出の機会を窺がう・・。


「砂掻きをするために生きているのか、生きるために砂掻きをするのかわからないじゃないか」
自由を求め脱出を試みる男。

「私の家ですから。別に外に出てもすることもないですし」
毎晩砂掻きに精を出す女。



女は安定を求める生き物なのか?


男はそこから出ようともがき続ける生き物なのか?




岸田今日子の妖しい魅力と独特の映像が印象に残った作品



原作は世界20数ヶ国語に翻訳された安部公房の同名小説

監督は実験的・革新的映像作家、勅使河原宏

カンヌ国際映画祭・審査員特別賞受賞作品

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「 夢 」( 1990 )

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   黒澤明が見た夢の世界を八つのオムニバス形式で描いたものである。

       こんな夢を見た・・・

           第一話:「狐の嫁入り」

「晴れているのに雨が降る。こんな日は狐の嫁入りがある。狐は見られるのをとても嫌がるから決して森に行ってはいけないよ」
母にそう言われたが、少年は森に行き「狐の嫁入り」を見てしまう。
家に帰ると母は、
「お前が見たから狐が怒っている。狐が許してくれるまで家にはいれない」
死ぬ気で謝ってこい、と短刀を渡す。
「狐がどこにいるか分らない」
「こんな日は虹が出る。狐はその虹の下にいるよ」
かくして少年は狐を探しに、色とりどりの花の咲き乱れる中、虹に向かって進んでいく…。

靄の中から、狐の面をかぶった花嫁一行が現れる。
笛や鼓の音が厳かに響く中、一行は1歩進むごとに歩みを止め、横を向き、後ろを向きといった動作を繰り返す。
実に幻想的な情景である。


       こんな夢を見た・・・

           第二話:「桃の節句」

姉達が雛壇を前に桃の節句のお祝いをしている。
姉の友達以外の少女を少年は見つけるが、彼女は桃の精だった。
少女を追って裏の桃の段段畑に行くと、そこには人間の「雛人形」が集まっていた。
彼らは桃の木を切った少年のうちには行かないという。
「僕は切るのに反対したんだ」
「お前は桃が食べられなくなるから反対したんだろう」
「違う。桃は買えばすむ。桃の木は切ったら可哀想じゃないか」
少年のやさしい心根に打たれた「雛人形」達は歌や踊りを披露する。
気付いた時には桃の切り株が残っているだけだった…。

段段畑を雛壇に見立て人間の「雛人形」達をロングで捉えているところは、彼らが如何にも人形のような滑稽さがある。
緑の中に彼らの原色の衣装が舞う様はまさに夢を見ているようだ。


       こんな夢を見た・・・

           第八話:「水車村」

新緑に包まれた自然豊かな村。
旅人は水車の手入れをしている老人の話を聞く。
「この村は電気が来てないようですが、夜暗くはないですか」
「ロウソクも油もある。星が見えないような明かりは入らない」
「賑やかな声が聞こえますが、お祭りですか」
「いや葬式だよ。葬式はめでたい。よく生き、よく働き、ご苦労さん、と死んでいく」
「死んだのはワシの初恋のばあさんで99歳じゃった。わしを振って他の奴に嫁ぎおった」
「おじいさんはお幾つなんですか」
「わしか、百と三つじゃ。さて、わしも葬儀に出なければ」
老人は通りかかった華やかな葬列に鈴を持って加わる…。

棺を担いだ男達の前に陣取る花笠を被った女性たち。

低く、ゆっくりと、

「ヤーッセ・・、ヤーッセ・・、ヤーッセ・・、ソイヤサー・・」

次には弾けるように

「ヤッセ!ヤッセ!ヤッセ!ソイヤサー!」

歌い躍る。

単純な繰り返しなのだが、このリズムが心に染み入って離れない。




他には「雪女」「トンネルの中」「ゴッホ」「原発」「鬼」といったエピソードが収められている。
エピソードのタイトルは便宜上つけたもので映画の中で明示されてるわけではない。

後半になるほどメッセージ性の強いものになっていくようだ。

私はやはり美しい日本の風土・伝承を描いたものが好みである。


映像の美しさ・素晴らしさを映画館のスクリーンで味わえなかったことが残念だ。

角川映画ベストテン

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   あなたが選ぶ!“角川映画”ハイビジョン・ザ・ベストテン


「犬神家の一族」「野性の証明」「戦国自衛隊」「セーラー服と機関銃」「時をかける少女」「失楽園」「青の炎」…。日本映画の一時代を築いた“角川映画”を、日本映画専門チャンネルではレギュラー企画“角川映画クロニクル”として本年の7月まで放送、大好評を受けた。
チャンネルではその “角川映画クロニクル”で放送された「犬神家の一族」(76)から「青の炎」(03)まで全68作品の中から、視聴者がもう一度観たい作品を大募集。その中からリクエスト希望の高かった10作品をいよいよ発表します。放送は07年2/17(土)に24時間まるごとハイビジョンでお届け!
http://www.nihon-eiga.com/0701/0702_3.html

      リクエストの順位は下記のとおり
     第1位: 戦国自衛隊 (1979)
     第2位: 時をかける少女 (1983)
     第3位: 人間の証明 (1977)
     第4位: 犬神家の一族 (1976)
     第5位: 野獣死すべし (1980)
     第6位: 野生の証明 (1978)
     第7位: 悪霊島 (1981)
     第8位: 復活の日 (1980)
     第9位: 蘇える金狼 (1978)
     第10位:麻雀放浪記 (1984)

個人的には「戦国自衛隊」の第1位は意外な気もするが、全体的に妥当なところかと思う。
原作でみると、横溝正史、森村誠一、大藪春彦が2作品ずつ入ってる。
当時書店の店頭を賑わせていた作家達である。
出演者をみると、松田優作の出演作が3作と、彼の人気の高さが窺がえる結果となっている。

「全68作品」の詳細は不明だがWikipediaに56作品が載っていた。
(石坂金田一の他の4作品が抜けているのは判ったが、あとは不明のままだ)
初期の作品を中心に6割がたは観てるのでその中から私的ベストテンを選んでみた。
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     私の選んだ角川映画ベストテン!

     第1位: 犬神家の一族 (1976)
     第2位: 人間の証明 (1977)
     第3位: 野生の証明 (1978)
     第4位: 復活の日 (1980)
     第5位: 野獣死すべし (1980)
     第6位: セーラー服と機関銃 (1981)
     第7位: 時をかける少女 (1983)
     第8位: 蒲田行進曲 (1982)
     第9位: 魔界転生 (1981)
     第10位:麻雀放浪記 (1984)

第1位はやはり角川映画の第1作である「犬神家の一族」が順当だろう。
第2位、3位は「証明シリーズ」を持ってきたい。
第4位の「復活の日」は巨額の制作費をかけ海外の大物スターも出演したということで。
第5位「野獣死すべし」この時の松田優作の演技は鬼気迫るものがあった。
第6位と第7位、角川映画を盛り上げた二人の代表作といえばこれだろう。
第8位、9位、2作共とても好きなんだが特に「蒲田行進曲」は角川映画らしくないかなと思いこの辺の順位で。
「麻雀放浪記」のファンとしてはこれも外せないのでランクイン。

あまり変わりばえがしないが、これでどうだろうか?

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