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 成功だった上方歌舞伎会
 
8月23、24日に国立文楽劇場で行われた第24回「上方歌舞伎会」(歌舞伎俳優既成者研修発表会)が大きな収穫でした。演目は『信州川中島合戦』「輝虎配膳」と『義経千本桜』「椎の木」「小金吾討死」「鮨屋」でしたが、なかでも片岡松十郎の(大阪式の)いがみの権太が出色の出来で、終演後に師匠の仁左衛門も褒めていました。2年前に松竹座で愛之助が演じた(すっきりとした)権太より、骨太で男性的な人物像になっていたと思います。片岡りき彌のお里も美しく、片岡千壽の弥助実は維盛も落ち着いた出来映えでした。
 片岡千壽といえば、このほど大阪市の「咲くやこの花賞」を受賞し、それを記念する会が25日に大阪倶楽部でありました。この人は、お姫様や傾城より花車方(お茶屋の女房のような役)が好きという女形です。
 「輝虎配膳」で老女の越路を演じた片岡千次郎も着実に力をつけてきていると感じました。
 
 25日の千壽の受賞記念の会で、挨拶に立った片岡秀太郎丈の言葉で印象に残ったのは、歌舞伎のドラマは大阪が産み出してきたという発言でした。これは歌舞伎の演目の中心となる丸本物が大阪製であるのはもちろん、江戸歌舞伎のヒーローである「助六」や「白浪五人男」の原型も大阪の芝居にあるのです。次回はそれを具体的に
 
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