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信太の森と小栗街道
昨日は『芦屋道満大内鑑』の舞台である信太森葛稲荷神社と、「小栗街道」へ行ってきました。
歌舞伎の『芦屋道満大内鑑』では、有名な「葛の葉子別れ」の舞台である、安倍保名の家の場面(現・安倍晴明神社)がよく上演されますが、その前に、信太の森で保名に助けられた白狐が許嫁の葛の葉姫の姿に化けて契りを交わして一子を儲けるという件りがあり(その子が成人して陰陽師の安倍晴明となるという筋書です)、正体を知られた狐は故郷の森へと帰って行くのです。文楽ではしばしば、こちらも上演されています。
その森が、大阪府和泉市に今も姿をとどめていると聞いて出かけたのですが、はたして原作をしのばせる景色が広がっていました。白狐と保名が出会ったとされる場所は鏡池史跡公園になっていて、芝居絵などの資料も展示されています。
そのすぐ近くを、小栗判官と照手姫が通ったという、小栗街道が南北に通っていたのです。小栗判官物は近頃は上演されませんが、昭和49年に道頓堀の朝日座で武智鉄二が演出した『小栗判官車街道』は、ほとんど1日がかりの通し狂言で、とても面白いものでした。その後は、市川猿翁が大幅に改訂した『当世流小栗判官』や、スーパー歌舞伎の『オグリ』が知られています。
醜い顔となって足も立たなくなってしまった小栗判官を、照手姫が車に乗せて熊野へ向かう、その道が信太の森の傍を通っているのです。
小栗地蔵
信太の森 |

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