9月5日に緊急集会を開催しました。
 集会では、上野輝将さんが「「戦争法案」反対運動の可能性―個人を主体とした社会運動―」、西尾泰広さんが「教科書問題の動向について」、齊藤紘子さんが「「安保法制」をめぐって―学生と接するなかで考えたこと―」として、それぞれ話題提供して下さいました。その後、フロアからもさまざまに発言があり、「憲法違反の「安保法案」の廃案を求める」という声明を採択しました。
 参加者は29名でした。メッセージを寄せて下さったみなさまもどうもありがとうございました。


憲法違反の「安保法案」の廃案を求める

 私たち関西の歴史研究者は、すでに昨年7月の声明で、安倍晋三内閣による集団的自衛権容認の動きが、憲法はもとより、立憲主義にも反することを明らかにし、こうした暴挙は認めないと声明した。

 現在、国会で「安保法案」の審議が続いているが、審議が進む過程で、その違憲性と手続きの違法性、また内容の危険性は、もはや誰の目にも明らかとなった。ほとんどの憲法学者による違憲認定、迷走する政府の説明、反対運動に対する与党関係者の繰り返しの放言などが、それを示しており、自民党内部からも批判が登場する事態に至っている。

 こうしたなか、若者、学者、女性など、様々な枠組みで結集した広範な市民による「安保法案」反対の声は、現在、日増しに強まり、連日の抗議行動は、1960年の安保闘争以来とも言われる盛り上がりを示している。

 私たちは、植民地支配や侵略戦争の歴史と日本国憲法の世界史的意義を深く胸に刻む歴史研究者として、また平和を求める市民の一翼として、こうした動きに共鳴、連帯したい。

 政府・与党には、市民の自発的で広範な戦争反対の声をふまえて、憲法違反の本法案を即時撤回することを、国会には、本法案の廃案を強く求める。

 安倍内閣は、憲法違反の集団的自衛権行使を既成事実として積み重ね、明文改憲につなげることを目論んでいると思われる。しかし、そうした過程で危惧される戦争の誘発や、それに自衛隊員が巻き込まれ、殺し・殺される、という事態は絶対に避けなければならない。私たちは、今後予想される、そうした既成事実の積み重ねや明文改憲の試みも、一切認めない。
 
 こうした平和を脅かし、市民の命を危うくする一切の動きを阻止するために、歴史の研究や教育にたずさわる人々に、引き続き、広範な連携と行動を呼びかけるものである。

 2015年9月5日

「九条の会」に賛同する関西歴史研究者の会

※声明は関係方面に送付する予定です。

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関西歴史研究者9条の会では、8月の上旬に世話人で相談し、現在安保法案(戦争法案)に対して関西の歴史研究者も何か声を上げることはできないか、ということで協議を行い、下記のような内容で臨時集会を開き、議論をし、声を上げることとしました。

 今回の臨時集会では、異なる世代の3人の歴史研究者に、現在の安法制や歴史教科書、戦後70年談話などをめぐる問題に接して、それぞれ何を考えたか、歴史研究者にできることは何か、などを意見発表しいただき、参加者の自由な意見表明も加えつつ、議論し、安保法制反対する意志を表明したいと思います。

 直前のご案内となり、たいへん恐縮ですが、ふるってのご参加と各方面への宣伝・拡散をお願いします。

 なお、出席できないが、言いたいことがある、という方は、下記フォームでメッセージをお送りいただければ、集会で紹介あるいは配布します。

    9条の会に賛同する関西歴史研究者の会 臨時集会

日時 2015年9月5日(土)18:30〜21:00ごろ
場所 神戸大学 梅田インテルジェント・ラボラトリ
   (梅田ゲートタワー8F、大阪市北区鶴野町Tel:06-6549-7049
    阪急「梅田」駅徒歩3分、JR「大阪」駅徒歩7分ほか)

内容(内容は仮)
  話題提供1 上野輝将氏(戦争法案反対の動きについて)
  話題提供2 西尾泰広氏(教科書問題の動向について)
  話題提供3 齊藤紘子氏(若者の現状と安保問題)
  自由討議
  *集会の最後に安保法案に反対する臨時声明を採択の予定

メッセージ投稿フォーム https://goo.gl/87a79f

 連絡先:9条の会に賛同する関西歴史研究者の会 事務局
 (E-mail:kansai_rekisi_9jp@yahoo.co.jpイメージ 1

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「はごろも九条の会」ではこのたび、下記の要領で佐々木隆爾さんをお招きした催しを開催されるとのことです。ぜひ、お運び下さい。

    「はごろも九条の会」10周年のつどい

  • とき 2015年6月27日(土) 午後2時〜4時30分
  • ところ 羽衣公民館パンセ羽衣 3F(072-265-3227 googleマップ) JR東羽衣駅、南海羽衣駅から西へ徒歩5分
  • 講演 「平和憲法 70年、戦争をする国に「NO!」を」
  • 講師 佐々木隆爾さん(東京都立大学名誉教授)
  • 入場無料

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「9条の会」に賛同する関西歴史研究者の会第24回懇談会のご案内

 関西歴史9条の会では、今年7月の安倍政権による集団的自衛権行使容認の閣議決定にあたり、緊急集会を開催するなど、明文・解釈にわたる改憲の動きに対して反対する活動を続けています。

 今回の懇談会では、日本現代史の高岡裕之さん(関西学院大学)に話題提供をお願いし、安倍政権の性格と位置、そのねらいと矛盾などについて議論し、現状を歴史学の視点から分析するとともに、今後の運動の課題と可能性を探りたいと思います。

 ふるってのご参加をお待ちしています。

 話題提供者 高岡裕之氏(日本現代史、関西学院大学)
 日時 2014年10月3日(金)18:00〜20:30ごろ
 場所 関西学院大学 梅田キャンパス 1001教室
   (阪急「梅田駅」 茶屋町口改札口より 北へ徒歩5分。
    大阪市北区茶屋町19-19アプローズタワー10階、受付TEL06-6485-5611)
    http://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/

   *会場の掲示は「地域社会研究会」になっていますので、ご注意ください。

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19日に大阪市内で開催した緊急集会では、わたくしたちの急な呼びかけにもかかわらず、12名の方がお集まりくださり、6名の方がメッセージをおよせくださいました。それぞれの意見を述べ、下記のようなアピールを作成、発表いたしました。


安倍内閣の集団的自衛権容認のファッショ的暴挙を許してはならない

 安倍内閣は、現在、集団的自衛権行使容認の閣議決定をめざし、公明党と密室的協議を進めています。集団的自衛権の容認は、「交戦権は、これを認めない」とする憲法9条を無効化し、戦後日本の政治体制を根本から転換するものであり、しかもこれを時の内閣の解釈変更で強行するというのは、立憲政治を否定するクーデター的暴挙と言わなければなりません。日本の民主主義は、現在、戦後最大の危機的事態に直面しています。

 安倍内閣は、憲法9条改悪反対の根強い国民世論を敵視し、極力国会審議を避け、国民に考える時間を与えず、早期に閣議決定に持ち込んで国民に挫折感、無力感を与えることも狙っていると見なければなりません。そのような策略に対し、私たちは、国民的議論と徹底的国会審議を強く要求し、もし閣議決定の暴挙をあえてするならば、それに屈せず、しかるべき対応をする意志があることを表明します。

 私たちは、本日、緊迫する情勢のもとで急遽集まって、それぞれの思いを述べあい、何をなすべきかを話し合いました。その結果、歴史の研究・教育にたずさわり、悲惨な侵略戦争の歴史と日本国憲法の世界史的意義を知るものとして、また国際緊張が高まっている世界と日本の平和を心から願うものとして、安倍内閣のファッショ的暴挙をくいとめ、民主主義を守るために決意を確かめあうとともに、歴史の研究・教育にたずさわる方がたに、広く可能な努力と協力を呼びかけるものです。

2014年6月19日
「九条の会」に賛同する関西歴史研究者の会

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