不動産うんちく話

不動産に関する話題を幅広く集めます。
東日本大震災は死者、行方不明者合わせて2万人を超える大災害でした。
死因は水死、損傷死など津波被害が96.9%とほとんどを占めています。
これは、阪神淡路大震災の死亡者(6,434人)の99.5%が建物倒壊による圧死であったことと比較して際立った相違があります。
巨大地震を経験として、今後に備える方法を学ぶ必要を感じます。
地震リスクには、①建物倒壊、②津波被害、③火災発生、④液状化、⑤長周期地振動による超高層建築物問題、⑥帰宅、安否確認、備品備蓄、などが挙げられます。
ハートストック研究会では、上村要司(株式会社Geo Laboratory)さんに講演をお願いしましたが、その中で心得ておきたいと思うポイントを整理しました。
 
1、首都圏で今後最も切迫性の高いのは「東京湾北部地震」である。
  「首都圏における大規模地震の蓋然性」参照
 
2、「東京湾北部地震」による被害は荒川沿いの建物倒壊と環6環7沿いの木造住宅火災が中心となるだろう。
  「東京湾北部地震(M7.3)での全壊棟数と焼失棟数」参照
 
3、建築基準法(新耐震基準)を遵守した建物では、阪神淡路大震災でも建物の倒壊は少なかった。超高層建築物を含め、家具什器類の転倒・移動対策を優先的に実施すべき。
  「日本建築学会の長周期地震動に関する知見・提案」参照
 
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 「ブラタモリ」で人気の岡本哲史さんの案内で神奈川県真鶴町を歩きました。
真鶴町は港町で、7月の貴船祭が良く知られています。
中世には、源頼朝が挙兵し初戦の相模石橋山の戦いで敗れましたが、真鶴町の窟に匿われ、真鶴崎から小舟で安房国へ脱出した歴史もある土地です。
 
岡本哲史さんの説明で学んだこと
 
1、良い港町が形成されるために必要な条件は、①水、②石、③入江の形で、真鶴には井戸があり、小松石が産出され、静かな入江があります。
 
2、海からよく見える高台に神社があり、海から神社への参道(急な登坂)と、参道から横に入る平らな道が形成され、平らな道沿いに民(漁師)家が建ち並ぶ、都市構造の原風景が残っています。
 
3、人口が減少し縮小してゆく日本で、新たな都市計画を考える場合には、都市構造の原風景を把握しておく必要があると思われます。
 
真鶴町には幾つかの歌碑がありました。
 
“わが立てる真鶴崎が二つにす相模の海と伊豆の白波” (与謝野 晶子)
“真鶴の林しづかに海の色さやけき見つつわが心清し” (佐々木 信綱)
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歴史人口学の視点とは

 仕事柄、空き家が増えていることを感じていますので、「日本の人口が減少傾向に入った」との報道が納得できます。
歴史人口学という分野があることを知り、鬼頭宏教授の「人口から読む日本の歴史」という本を読んでみました。
私の理解した要旨は次のようなものです。
 
●世界人口は長期的な波動を描いて増加してきた。
●人口の長期波動は気候などの環境変化と文明システムの転換によってもたらされる。
●日本人口にも長期波動が認められる。
●鬼頭宏教授によると、日本人口の長期波動は4回の文明システムの転換があり、都度成長期の人口増加と成熟期の人口減少が認められる。
●日本人口の文明システムの転換は、
①縄文システム:紀元前9世紀頃人口減少、狩猟漁労採取・自然社会、伝統経済
②水稲農耕システム:平安末期に人口減少、直接農産消費・農業社会、伝統+指令経済
③経済社会化システム:江戸末期に人口減少、間接農産消費、伝統+指令+市場経済
④工業化システム:平成20年頃から人口減少、工業化社会、市場経済
 現代の工業文明システムは成熟化しつつある。
●現代の日本の人口学的地殻変動は、①少子化、②長寿化、③晩婚・非婚化、④核家族化・高齢者単独世帯の増加、⑤人口の都市集中、である。
●鬼頭宏教授が考える日本の課題
①「簡素な豊かさ」の実現。エネルギーと資源を環境循環型なものに転換すること。
②少子化の受け入れと静止人口の実現。人口減少社会、超高齢化社会に適合するために、(a)社会の再編成、地域の再統合を進める、(b)性、年齢、障害、国籍、民族の差別をなくし、それぞれに社会貢献を期待、(c)長寿化に対応した夫婦・家族のありかたを構築する。
③新しいシステムを生み出す多様な挑戦が増えるよう、公私・官民で役割を分担する必要がある。
 
大きなテーマなために個人で出来ることは限られますが、現在起こっていることへの視点として納得できます。
 
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23年春季号です。
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 埼玉県の毛呂山町葛貫423番に「新しき村」があることに気付き、訪問してみました。
美術館と村で生産した農産物の売店が開設されています。
売店で卵を購入しましたが、新鮮で美味しいものでした。
生活の基盤を農業で賄い、芸術活動を楽しむ、幸福な人生があるようです。
 
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