迷走

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以前のブログからの続きの迷走中のことです。

沢山の方に支えられたブログでしたが、
ちょっと辛くてお引っ越ししました。
また、宜しくお願い致します。
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灯台もと暗し

カンファレンス室では仰々しくなるということで、病室に院長先生が見えました。

院「何かお話があると言うことでしたが?」

        今までの、軋轢の一部を話しました。


院「抗ガン剤の治療などで、大変辛い思いをしているのに、
  今回、うちのスタッフが心許ない発言をして、Kさんを傷つけてしまい。
  私の監督不行届です。
  本当に申し訳無かったです。
  こらから、すぐに担当グループを変えさせます。」

と、おっしゃって、深く頭を下げられました。

主人や私だけでなく、科長や担当看護師も驚いたと思います。
こんなに著名な院長が頭を下げるなど、思いもしませんでした。

私「今後の治療方法は手だてが無いと言われたのですが、
  院長先生のお考えはどうでしょうか?」

院「私の考えでは、
   1、免疫抑制剤を落とす
   2、リンパ球輸中
   3、ワクチンの投与
   4、マイロターグの使用 が、ありますが、
  これらでは、完治出来ないので、
  臍帯血での移植を考えています。
  今の、Kさんでしたら、移植にも耐えられる状況です。」

夫「臍帯血は出来ますか?」

院「はい、大丈夫です。一緒に頑張りましょう!」

院長先生が病室を去られてから、
私「遠回りしたけど、私達が求めていた人は院長先生だったね」
夫「光を与えられ気分だった。
  また、頑張ろうと思わせてくれた。」
私「気持ちは固まった?」
夫「ここで、また頑張る。」

夫の病状は、変わりませんが
夫を「また闘おう!」と、言う気持ちにさせてくれたこと
心から信頼の出来る医師に巡り会えたことに感謝しました。
   

南無大師遍照金剛

前日には、いつもお世話になっている おーちゃんの家を訪ねて、
車超しにおーちゃんやおじさん、おばさんにもご挨拶をしましたが、
今日は、私の両親のお参りとお祓いをしたいと言うので、
お世話になっている住職に時間を作って頂きました。

今年の護摩法要は、夫の衣類を持って行きお祓いをお願いしましたが、
「やっぱり、本人が行かないとな」と言い、
お祓いをして頂きました。
私も毎日3時間運転するので、
交通安全、病気平癒、先祖代々と書かれている蝋燭を灯してきました。


「退職金の付加金が入っているか確認して」とか、
保険金の話ならまだしも、
「葬儀は、会館でいいよ」とまで言いだし、

「冗談でしょ。喪主なんてしないからねっ!」
「仮定の話はしてもしょうがないって、いつも私に言うのに!」
と、言うと、「そうだけど」と悲しく笑ってました。

規制の多い食事ですが、夫のリクエストに応え
短い一泊二日の外泊は終わりました。

病院に戻ると主任さんに、
「水曜日の回診では、時間が取れないので、
明日の午後に院長先生とお話出来るように
Yさんと科長さんが段取りしてくれましたから」と、言われ、
「担当医の変更をしたいことや
今後の治療の経緯も聞いて納得してから、
転院のことを考えても遅くないですからね。」と、励まして下さいました。

科長さんも「明日は私も立ち会わせて頂きますし、
Yさんから事前に院長にはお話が入ってますので、
気兼ねなくお話して下さい。」と、言って下さいました。

ICレコーダー

前日は、朝5時半に家を出て、帰宅は11時少し前でした。
疲れているはずなのに、眠れないままPCに向かっていました。

夫には空港で概要を電話しましたが、
早くICレコーダーを聞きたいと思い、早い時間に家を出ました。

1時間半ほど録音されているICレコーダーを聞いた後、
主任さんと内容を話していましたが、
かなり落ち込んでいる夫を見て、
「血小板の輸血が終わったら、外泊しましょ!
M先生に確認しますからね!」と、言って下さり、
この日風邪を引いていた次男を夫の実家に隔離させ、
お昼過ぎには自宅へ向かいました。

北海道の5月は素晴らしいです。
私は、抜けるような青空と山々と咲き誇る花々を
じっと見つめる夫に声をかけることも出来ませんでした。

「職場を回って、実家に行ってくれる?」
涙が頬をつたうのを隠しながら、高速を走りました。

車の窓超しに義母と話をした後、
夫の家の近くの神社でお参りし、
犬の散歩をしていた同級生に偶然会い、家に着きました。

その後、三兄夫婦と義父が来て、今後の治療について話ました。

東京

東京へ受診とセカンド・オピニオンへ行きました。
大きな病院の著名な医師との対面にかなりの緊張で、朝食も取れずにいました。

初めて使うICレコーダーに気を遣いながら、診察室に入ると
強面な医師の「遠いところを朝早くから大変でしたね」の一言で、胸が熱くなりました。

要約すると、体良く断わられたのですが、
医師の人柄、説明力、状況判断のいずれもが私も納得出来る内容で、
「K院長に相談されましたか?K院長の意見も伺って下さい。
担当医は存じませんが、K院長とは20年来の親交があり、
H病院へも講演などで何度も行ってますが、素晴らしい病院です。
担当医をバックアップされている医師団も、ウチと引けを取りませんよ。
ドナーさんによるリンパ球輸中は、行うべきですから
そのことはお手紙に書かせて頂きます。」とおっしゃいました。

事前のお話では受け入れて下さると言うお話だったので、
私はかなり落ち込み、昼食も取れず、水分を取るのもやっとでした。

同行して頂いた次兄に「和音ちゃんの方が心配」と言われてしまいました。

続く、セカンド・オピニオンでは、
「僕は、神でも予言者でも無いので、成功率0%とは言いません。
患者さんの状態が良いので、8月に骨髄移植で行きたいです。」
と、おっしゃりながらも、
「後は、患者さんの人生観です。
延命措置か、命がけの移植か、ホスピスへ行くか」・・・ホスピス。
「何故、移植先にありきなのか」
同席して下さったコーディネーターさんに後でお聞きしたら
「移植を希望している上での、セカンド・オピニオンだからです。」
と、言う答えでした。


体は疲れ果てて、心は迷いの中を彷徨っているのに、
躁状態で、電車や機内で次兄に話し続けていました。
現実を逃避するように。

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